04【右耳かき・左耳どスケベご奉仕
うえ…う…っ、うう…うううぅぅ…
ひっ
いやぁ…耳垢、気持ち悪い。蚕のフンみたい…
はぁ、ひ、ぅぐ、ひぐ…
もう…したくない、けど…
奥に…なにか見えてる…
い…いきますね…痛く、ないですか…? 痛かったら、すぐ、やめますから…ていうかもう、やめませんか?
ぅう、気持ち良い、ですか…
じゃあ、この…本当に耳垢なのかどうかも妖しい、奇っ怪な、固まりを…お、ぉお、おぷっ、うぇ…
ひ、ぅあ、ぅああ…
なに、これぇ…怖い…も、もう、おしまいに…させてくださいっ
耳掻き終わりですっ
梵天…?
は、はい…やらせて、いただき…ます…
うう…っ、この梵天、もう他のお客様には使えない…
ふーー…
うぷっ、じゃあ…反対側のお耳にも、ご奉仕…ぉえっ、いたします…
一度、立ち上がって…
左耳を上にして…ユズの、膝の上に…う、ううぅ…っ、ひっくっ
やっぱり…無理…死にたい…
あの…いっそお客様が…ご自身で耳かきをされるというのは…どうですか?
ユズ、それを…見ておきますから…お客様の、耳かきを…ぅぷっ
…それも、無理ぃ
考えただけで、目が、かゆくなる…
虫唾が走る
ごめんなさい
いくらお客様のお耳がスギ花粉より疎ましいからって、アレルギーの原因物質と決めつけるのは、失礼が過ぎますよね…
かゆいのは…ハウスダストとか、化学繊維のせいかも…
そうだ。服を脱いだら、何のせいか、わかるかもしれませんね…
まだかゆい…じゃあ、パンツも…
全部、脱いじゃいました…
ぅわっ、でもまだ、げほっ、かゆい…
やっぱり…アレルゲンはお客様だったんですね…
早く終わらせて…シャワー浴びないと…ユズ、本当に病気になっちゃう
じゃあ…来て下さい…
もう、服とかいいです。どうせ…後で全部洗わなきゃなんだし…
裸の…ユズの足の上に…お客様のお顔…
いらして…ください
ひ…っ
ぅあ…お客様の、お顔がユズの、お腹の方、向いてる…
気持ち、悪い…
鼻息…ユズの、おヘソにかかって…
ぅぅ、ぅあ、ぁ…っ、ぅ、ぅあ、ぅああああ…っ
…マッサージ…していき、ますね…
ぅ、ぅぷっ、ぅえ…っ、ぅぁ、ぅ…っ、うぷ、うくぅ…っ
ユズは今…小学生の頃に行った、社会科見学のことを、思い出しています…
行き先は、養鶏場でした…
そこは…鶏たちの、エサや、糞の匂いで…すごく、臭くて…
ぅぷっ、お客様のお耳、その小屋についてた…換気扇みたい…
中から…臭い空気が…溢れて…うぷっ、おぇぇ…ッ
ふあ、はぁ、はぁ…っ
次、耳毛剃り、ですね…
ひ…っ、また、毛が飛んで足に…ぅぅ…っ、ぅ…っ
でも…だめだよ、ユズ…いくら臭いからって、嫌な顔を、したら…
社会科見学の時だって、担任の先生に…叱られたじゃない…
「あなたたちが大好きなケーキやオムレツにも使われている卵は、養鶏場で作られているんですよ」…って
「臭いだなんていって嫌悪するのは、最低のことです」って…
そういうところから、差別は生まれるって、先生言ってた
ユズも、そう、思う
だから…このお客さんお耳が…どれだけ、臭くても、毒々…しく、ても…ぉえ、ぉぉぉおっ、ぉぷ、う…くぅ…っ
ぷはぁ、はぁ…っ、はあ、は、はぁ…ひぃ、ひぅぅ…っ
シェービングクリームを…タオルで拭いて…
タオル…タオル…見当たらない
ああもう、ユズのパンツでいいですね
さっきまでユズが履いていた、脱ぎたてほかほかのパンツで…
ううっ、シェービングクリームって、白いのに…なんで、パンツが茶色く汚れるの…?
白いパンツに…ウンチの筋みたいなのがついて…うぇっ
ユズが…ウンチお漏らししたみたいになっちゃう…
死にたい…
ふーーっ!
うぷっ、はぁ、はぁ、はぁ…
がんばれ…ユズ。最後…耳かきをしたら、それで終わりだから…
う、うう…っ、ぅあ、あ…ひ、ぐぅ…っ
え…? ユズの、名前? えっと…どういう、意味ですか? はい? 携帯…番号…? 連絡先の…交換ですか…?
あの、それは…困ります
お店からも禁止されていますし…それに…お客様と連絡先を交換だなんて…ぉえっ、想像しただけでも…虫唾が走る…
本当に…ご容赦下さい
ごめんなさい…無理です
死にたい…
090ー9695ー1520
覚えられませんか?
お客様…見た目が気持ち悪いだけでなくて、中身までポンコツなんですね…
わかりました。じゃあ、手の平に書いておいてあげます
090ー9695ー1520
これなら…お客様ぐらいの鳥頭でも、覚えていられますよね
名前はユズですよ。本名です。美波ユズ。
住所は…都内です。
品川区…とのさき町…2丁目…24番…
戸建てです。表札に…美波って出てます
彼氏――?
いないです。
好きな人…そんな人は、いま、せん…
パパが…好き
違います…パパ活のパパじゃなくて…
本物の…パパ…
ユズ…オナニーするときの、おかずは、パパ…なんです…
パパに…襲われることを…想像しながら…寝る前に、いつも…アソコを触って…グチョグチョにして…
でも…そんなの、おかしいから…
自分の、パパとエッチしたいなんて思うの…ダメだから…
それで…家を、出ようと思って…
家を出て…ちゃんと、普通に彼氏を作って…普通に恋愛して…エッチしようって…
そのための…貯金と、お勉強を兼ねて、このお店で…働いているんです…
でも…色々な男の人を見てるうちに、やっぱりパパが格好いいって思うようになっちゃって…
特に…パパのお耳が…
パパのお耳…ペロペロしながら、オナニーしたい…
こんな風に…
本当に臭い…
生ゴミ専用のゴミ箱の底に溜まった、汚水みたいな味…
ユズがせっかく…マッサージも、耳毛剃りも、耳かきもしてあげたのに…
なんでもう…こんなに汚いの…?
パパのお耳を舐めたいよぉ…
こんな、安いプラモデルのバリみたいに、歪なお耳じゃなくて…
格好いい…パパのお耳…ペロペロしたい…
パパ…パパっ、ユズ、イク…
お耳ペロペロしながら、おマンコくちゅくちゅして…ユズ…
イクっ、イク――
ぅ…あ、あ…っ、ぁあ、ぁ…ぁあぁあ…
なんで…こんな、ことになってるの…?
ひ――ッ
さ、触らないで下さい…
ユズ…今身体が、敏感になってるから…敏感に…
どうして…敏感に…なってるの?
ち、違いますっ、オナニーなんて、してません…っ
ひゃんっ、触らないで…っ
やめ…
ユズ、裸? なんで?
み、見ないで下さい…
ひ――っ
だからっ、触らないで…っ
…どうして…お客様も…服を、脱ぐんですかぁ…ひっ
ひぐ、ひ…うぅ、う、ひ…ひく…
セックス…? す、するわけないじゃないですか…っ
ユズ…初めてなんですよ…?
ユズの初めては…パパに捧げるって決めて…
ち、違いますっ
パパより格好いい人に…ううんっ、そんな贅沢、言わない…っ
男の人なら…誰でもいい…っ、ユズの、パパへの想いを、断ち切ってくれるなら…
でも…お客様とは絶対嫌っ
虫唾が走る
近づかないで下さい
こっちこないで
お客様とは絶対にしません
死にたい…
ううんっ、死にますっ
本当に…これ以上近づいたら、ユズ、死ぬから…
お客様とは、絶対に、セックスしません――