安眠ボイス②
どうしたの、こんな時間に。…眠れないの?
仕方ないなぁ、じゃあ俺の隣においで。…あれ、もしかして警戒してる?
ふふ、なにもしないよ。ただ、君のそばに居たいだけ。君が疲れている時は、俺が癒してあげたいんだよ。…すきだからそう思うのは当然でしょ?
あ、今ちょっと照れたでしょ。すぐに分かるよ。そういうところもすごく好きだから。
ほら、布団の中においでよ。腕枕してあげる。…ほんとはこのまま抱きしめてしまいたいけれど、今日は我慢するね。えっ、どうしてってそんなの、抱きしめたら、もっと悪戯しちゃうかも。…なんてね、耳まで真っ赤にされちゃうと、俺まで照れちゃうよ。
…、なにか、不安なことでもあるの?
疲れてるだけなのかな、いつもより元気がないみたい。よし、よし。君はがんばり屋さんだから、体は疲れているのに色々考えちゃって眠れないのかもね。
あのね、俺といる時は苦しいことも辛いことも悲しいことも、なんにも考えなくていいんだよ。
それでも不安なら、明日一緒に考えようね。ほら、もう目を閉じて、君が眠るまでそばにいるから。大丈夫、体の力を抜いてごらん。よしよし、よしよし。気疲れしたときはね、俺が魔法をかけてあげるね。
大丈夫、大丈夫。
君の弱いところも、強いところも、全てひっくるめて大切だと思ってるよ。この世で一番、愛しい。
君はこんなにも愛されてるんだよ。なにも怖がらないでいい、リラックス、リラックス。
ねぇ…。明日の朝、一番に俺におはようって言ってくれる?
って、…ふふふ。寝ちゃったのかな。可愛い寝顔。
おやすみ。明日も大好きだよ。