Track 2

Track 2

休日まで出勤だなんて、社会人は大変よね……あぁ、私も春から社会人か。 兄さんの会社ほどじゃないかもしれないけど、うちも大変なのかなぁ。 ま、先のことを考えても仕方ないわね。 あーぁ、兄さんが結婚してなかったら、この部屋に転がり込んで……一人暮らしは怖いから兄さんと住む! とか言えたのになぁ。 せっかく社会人になるなら、家は出たかったんだけど。 でも、この家にはもうすぐお嫁さんと赤ちゃんが戻ってくるんだから、私の居場所なんてあるわけないわよね……あれ? 靴がある……兄さん、もう帰って来たのかしら。 早すぎる? まさか、泥棒なんてコトは……そ~っと、そ~っと……ん? こっちの部屋から、何か聞こえて……んん? こ、これってもしかして……あ、喘ぎ声!? な、なんで? 今、お嫁さんは。 あ……違う。 これってもしかして、テレビ? というか、アダルトビデオ? に、兄さんったら、エッチなビデオ見てるの? んもーっ、人がせっかく掃除しに来てあげたっていうのに。 会社、休みになったのかしら……私が来るってコト、覚えてなかったの? まったくもう、兄さんってば変なこと……え? うわぁ、な、何言ってるのよ。 誰も聞いてないからと思って。 ごくんっ……そ、そうよね。 お嫁さんは実家に帰ってるんだから……それに、いたとしても妊婦さん相手じゃセックスなんてできない……できなくない? うぅ、とにかくできなくて。 兄さん、セックスしたいんだ……だからエッチなビデオ見て、自分で……ごくん、兄さんもオナニーするのね♪ あぁ、そんな大声でセックスしたいだなんて、何言ってるのよもうっ。 はぁ、はぁはぁ、あぁ、私が……私がさせてあげたい……兄さんの性欲、私が満たしてあげたい……あぁ、はぁはぁ、わ、私じゃ駄目? 妹は、兄さんの性欲満たしてあげられないの? 今なら……お嫁さんのいない今なら、私だって……うぅ、でもできない。 兄さんはきっと、私に欲情してくれない……妹だから。 私の好きと、兄さんの好きはきっと違うから……あぁあ。 兄さん、あぁ兄さん……オナニーなんかより私を見て? 私なら、いつでもさせてあげる。 兄妹だけど、セックスさせてあげるから……オナニーよりも気持ちいいはずだから、だからぁ。 はぁはぁ、い、今、このドアを開けて、兄さんのオナニー現場を押さえれば? だ、駄目かしら……そんなことしたら怒られちゃう? でも、兄さんだってセックスしたがってるんだし。 今なら、私とでもしてくれるかも? そ、そうよ。 お嫁さんが妊娠中って、夫の浮気率が高いって聞いたことある。 でも私なら、浮気にはならない? だ、だって家族だし、妹だし? 近親相姦は浮気に入らない、かも? あぁでも、兄さんがその気になってくれないと話にならない。 兄さん、私に欲情してくれる? 私とセックスしたいって思ってくれる、かな、あぁ。 に、兄さん、私、私っ……ごくんっ。 あ……っ! し、しまったぁ……に、兄さん、いるの? きょ、今日って会社だったんじゃ……え? あ、あぁ、そうなのね。 何言ってるのよ。 どうせ今日も掃除洗濯してないだろうと思って来てあげたんだから……や、優しい妹に感謝してよね? え……入るなって何? 何か悪さしてるんじゃないでしょうね? は、はいはい。 分かりましたっ……じゃあ、後でね。 この部屋は掃除しなくていいの? わ、分かったわよ。 じゃあ、ちゃんと自分でやってよね? 私は、他の部屋を掃除しておくから。 はーい。 それじゃ、いつも通り掃除と洗濯して、料理も……そうそう、感謝してよね、もう。 ……っぷは~、はぁはぁ、あぁ、危なかったぁ……ごくん……聞いてたの。 バレてないよね? だ、大丈夫大丈夫……はふぅ~~。 あぁでも、兄さん、オナニー途中になっちゃったかな? それとももう射精してた? どっちだろ……やっぱり、見れば良かった。 オナニーしてるとこ無理矢理にでも見て、そこから攻め込んじゃえば良かった……そうよね。 兄さんはエッチがしたい、私も兄さんとしたい……だから、いいのよ。 攻め込んじゃっていい。