プロローグ
3人「ふふふ、くすくす……」
マリー「お姉さま、この森に人間の男が迷いこんでおります」
ローザ「んー……見たところ、勇者ってわけじゃあなさそうねぇ」
リリス「くくく、なぁに。勇者じゃなかろうが、わらわたちの餌には変わらん。連れていくぞ」
マリー「かしこまりました」
ローザ「まっかせてぇ~♪」
ローザ「あら、お目覚め?残念だったわねぇ、どこにいく予定だったのか知らないけど
君は私たちに囚われてしまいましたぁ♪」
マリー「あなたの身に付けている物は全て、こちらで処分しました。
あのような物を着ていても、これから行うことを考えると邪魔ですので」
リリス「そんなことより……お主、なぜあの森にいた?
勇者以外は近づきもしない魔の森だというのは、知っておろうに?」
マリー「死にに来た……と捉えてもよろしいでしょうか?」
ローザ「まぁ君が死のうが死ななかろうが私たちには関係はないけどぉ。
でもよかったよねぇ?見つけたのが私たちで♪」
リリス「そうじゃぞ?他のものに見つかっていたら肉を切り裂かれ骨も砕かれ
直前で命乞いをしても助からんからのぉ♪」
マリー「かといって、勘違いしないでください。私たちはサキュバス。
あなたのことは食事としか思っていません。
痛みによる死が、快楽による死に変わるだけです」
ローザ「マリー……あんた本当ド直球ねぇ……。
んふふ、でも見た目的にも私は合格点よぉ♪すごぉく楽しみ♪」
マリー「そうでしょうか……先ほどから、お姉さまたちの体を
いやらしい目で見ていて……とても不愉快です」
リリス「好き嫌いはよくないぞ、マリー。
あ、そうそう。この部屋から逃げ出そうとしても逃げ出せぬ……
バカなことは考えぬようにの……くふふ♪」
マリー「これから貴方は、私たち3姉妹に……」
ローザ「身も心もトロットロに溶かされて……」
リリス「死へと近づいていくのじゃ……楽しみじゃのぉ……♪」