Track 1

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■01_導入

お帰りなさいませ、神様♪ 本日もお勤め、ありがとうございました。 神様のおかげで、村の者たちは平和に、そして幸せに暮らしていけています……本当に本当に、ありがとうございます。 勿論、私も幸せですよ♪ 神様の元に嫁ぐことを許されて以来、毎日が満たされています。 このように未熟な私を神様の妻にしていただけたこと、この上もない幸せです今でもまだ、夢なのではないかと思って……ふふふ。 自分の頬を摘まんでみたりもします。 あまり痛くないので、やはり夢幻なのではないかと……あぁ、そうですね♪ では、神様に抓っていただきましょうか。 はい……お願いいたします。 んん~? あ、あぁん、くすぐったいですよ~っ……あ。 やっぱり痛くないですね。 ですけど、夢じゃないんですよね? 私、ちゃんと神様のお嫁さん、できてますよね? わぁ、良かった。 ありがとうございます♪ それでは……今宵も、妻としてたくさん、ご主人様にご奉仕いたしますね♪ 改めまして……本日も、土地神様としてのお勤め、お疲れ様でした。 神様にご苦労をおかけいたしていること、人として、妻として、大変申し訳なく思います。 そして、厚く感謝申し上げます。 ありがとうございます。 本当に、ありがとうございます。 神様の深い情けのおかげで、私たちは日々幸せに暮らしていけています。 神様の強い慈悲の心によって、人々は毎日を平穏に過ごせております。 私たちの日常をお守りいただけていること、本当に本当に、ありがとうございます。 その、ささやかなお礼をさせていただくため、私は嫁いで参りました。 神様の日々のお疲れを、ほんの少しでも癒し、慰めるために、ふつつか者ではありますがお側にいさせていただければと思います。 それでは今宵も、お疲れを癒して差し上げましょう。 お体の疲れを、お心の疲れを、癒し、慰めて差し上げますね。 どうぞ、私に御身をお預けくださいませ♪ は~い♪ 仰向けになって、ゆったりとして下さいね? 目を閉じて、まずは深呼吸。 鼻から大きく~、吸って~……鼻からゆっくりと、吐いて~……。 鼻から深~く、吸って~……鼻からそ~っと、吐いて~……。 お鼻が苦しければ、お口からでも大丈夫ですよ~? 吸って~……吐いて~……。 神様のお住まいに漂う、神聖で、清涼な空気を、お体に取り込みましょう。 そして、下界で取り入れてきた、お疲れの元になっている空気を、吐き出しますよ? 大きく、大きく吸って~……はい。 いったん、止めて~? 体にぐぐっと力を入れたら~……時間をかけて、ゆっくりと吐く~……。 深く、深く吸い込んで~……。 一度止めて~、体中の疲れを、息に押し込んで~。 その疲れを吐き出すつもりで~、悪いものをぜ~んぶ、息に載せて、吐いちゃいます~。 綺麗な空気を吸い込めば、体が綺麗になりますからね? 疲れを吐き出してしまえば、体も、心も、楽~になっていきますからね? 息を吐く時、力が抜けて気持ちいい、と思って下さい……。 疲れが抜けて気持ちいい、と思って下さい。 今日一日の緊張が、今日一日の気疲れが、息と一緒に抜けていきますよ。 疲れが抜けるほど……抜ければ抜けるほど……ゆったりとした呼吸になっていきます。 ゆっくりと吸って……ゆっくりと吐いて……。 そっと吸って……そっと吐いて……。 ほら、もう力まなくても大丈夫ですよ? 疲れは抜けていっています……悪いものは、体の中から出て行っています……心の中からも、消えていってしまっています。 体から、力が抜けていきます……。 心が穏やかになって、緊張がほぐれていきます……。 とても穏やかで、とても心地良い時間の始まりですよ? た~っぷりと、じ~っくりと、堪能して下さいね♪ そのまま、ゆっくりと呼吸を続けていて下さいね? 気持ちが楽になるように……心が軽くなるように……。 重たいものを、全部吐き出してしまいましょう。 神様を敬愛する私の声だけ聴いて……神様に熱い思いを寄せる私の声だけ聴いて……。 もし、眠たくなってしまったら、そのままお休みして下さってもいいんですよ? 私が、ずっとお側におりますので……神様がお休みなられても、お側を離れませんので。 安らかに、安らかに……穏やかに、穏やかに……。 さぁ、更に、体の力を抜いていきましょうか。 肩の力を、抜いていきますよ? 肩と、首と、そしてお顔の強ばりを、ほぐしていきます。 フワフワ、フワフワ……撫で撫で、撫で撫で……。 私がさすっている、肩の力を抜きましょう。 フワフワ、フワフワ……撫で撫で、撫で撫で……。 私がこすっている、首の力を抜きましょう。 頭のてっぺんから、ササ~ッと力が抜けていきますよ? ササ~、ササ~っと。 お顔を緩めて、フンワリとして下さい……肩の強ばりを緩めて、ユッタリとして下さい。 そうすると自然に、腕の力も抜けていきますからね? お手々の力も抜きましょうか。 手は握らずに、フンワリとして下さい……指先まで、意識して力を抜きましょうね? ユルユル、ユルユル……フワフワ、フワフワ……。 ゆったりと……ふんわりと……。 そうしたら次は、下半身ですよ? まずは、お腹を意識して……お腹を、フンワリとさせましょう。 お腹の力を抜いて、腰が、フンワリと浮かび上がるような気持ちになります。 腰が軽く、軽~くなっていきます……フンワリ、フンワリ。 フワフワ、フワフワ……。 そのまま、脚も軽くなっていきますよ? 太ももが、軽く……お膝が、軽~く……。 浮かび上がっていく腰につられて、脚もフンワリとしていきます。 右脚の緊張がとけていきます……左足の強ばりがほぐれていきます……。 フワフワと……ユラユラと……。 そして、足先まで軽くなっていきます。 右脚の先も……左脚の先も……。 足の指の力を抜いて……足先が、まるで浮かび上がっているかのように、軽く、軽~くなっていきます。 フワリ、フワリ……フンワリ、フンワリ……。 体中の緊張がほぐれて、軽くなりました。 ユラリ、ユラリ……ユラユラ、ユラユラ……。 心も軽くなって、穏やかになりました。 神様は、今、とても穏やかな所にいますよ……神様は、今、甘く、優しい所にいますよ。 素敵な素敵な、私の神様……。 愛しい愛しい、私の神様……。 愛しています……。 愛していますよ……とてもとても、愛しています。 深く深く、愛が満ちていきます……。 厚く厚く、愛が重なっていきます……。 強く強く、愛を感じていきます……。 神様は、今、私の愛に、満ちた所にいますよ……。 神様は、今、この土地すべての者の、厚い敬愛に満ちた所にいます……。 とてもとても、幸せな場所にいます……いますよ♪

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