■01
んん~……あぁ、そう。
それそれ♪
その公式をさ、当てはめちゃえばいいワケよ。
意味とか考えなくていいんだって。
そういうモノだって割り切って、答えだけ出せばいいの。
こんなのパズルと一緒だよ。
パターンわかっちゃえば、それでオッケー。
小難しく悩む必要なんてなくて、法則だけ覚えておけばいいの。
わかった?
は~い。
んじゃね~……。
んん?
あぁ、うん……何?
いや、忙しいわけでもないけど、さ……え?
何って?
弟?
うちの?
あ~……うん。
そうそう。
この前見たやつ。
あー、うん。
年子だし。
えっ……えぇ~?
ちょっと趣味悪くない?
悪いよ~。
別に普通……ううん?
どってコトなくない?
あー……そう?
へ~……そ、そう。
ふ~ん。
いや、知らんし……。
仲は……別に、悪くないけどさ?
あぁいやっ、良くもないし!
いい年こいて姉弟で仲いいとか、ないでしょ。
ないって……だから知らないってばっ。
あぁもう、切るよ?
はふぅ~……ったく~。
答え教えてくれ~の次に何言い出すかと思えば……っふ、んふふ。
弟君、格好いいね~、だってさ~?
そうそう。
この前、昇降口で一緒にいた子。
はぁ~?
まー、そうね。
可愛いっちゃ可愛い?
そりゃ、あたしの友だちだしさ。
何よ~。
あんた、ああいうのが好み?
だったら紹介する?
ご挨拶、しちゃう~?
向こうもあんたのコト気になって、話振ってきたんだろうしさ~……っくふ、んっはは。
弟君だって、オトートクン♪
いいね~、あたしもそう呼ぼうか。
ね~ぇ?
弟く~ん?
姉の部屋で、勃起チンポ擦ってる、変態の弟君♪
姉ちゃんのオッパイ見ながらオナニーする、ド変態の弟く~ん、んふ、ふふふ……っふはぁ、はぁ、はぁはぁ、んん、んっはぁ。
やれやれ……電話してる最中に発射したら、どうしようかと思ったわよ。
あんたね?
前にも言ったけど、ぶっかけるのはNGだかんね?
床やベッドにこぼすのも駄~目!
ちゃんと手の中か、ティッシュに出しなさい?
ぶっ放したいなら、自分の部屋でね~?
って言うか……まだなの?
いつまで擦ってるのよ。
どんだけシコれば気が済むワケ?
ふぅ~……まったく。
そういうの、遅漏、って言うんじゃないの?
早漏は駄目だけど、遅漏も同じくらい駄目だって聞いたことあるわ。
さぁ~?
誰に聞いたんだと思う?
あら~、失礼ねぇ?
どうして、いつまでもあたしに彼氏がいない、なんてわかるの?
もしかしたら、昨日、告られたかもしれないじゃない。
それとも、先週?
先月~?
もしかしたら、あんたの知らないうちに、とっくに済ませちゃってたりして?
だから、ハ、ツ、タ、イ、ケ、ン、をさ~?
んふ、ふふふ……あたし、もう処女じゃないのかも。
だってそうでしょ?
弟のオナニーを手伝ってあげるくらいだもん。
弟にオッパイ見せる方が、彼氏に見せるよりハードル高い……かも?
しれないじゃない?
ね~え~?
ちょっと……なに興奮してるワケ?
あんた、あたしに彼氏がいる方が興奮するの?
なんだっけ……寝取り?
寝取られ?
どっちにしても、相当業が深い性癖よねぇ~。
つまり、どのみち……あんたは、変態ってコト♪
実の姉のオッパイ見ながらじゃないとオナニーできない変態……お姉ちゃんに色々と言ってもらわないと興奮できないド変態。
あ~ぁ、まったくもう……こんなコトになるなら、あんたのオナニー、見付けなければ良かったわ。
たまたま見掛けちゃったからって、毎回見て楽しいもんじゃないんだけど。
だいたい、恥ずかしくないワケ?
確かに、ちょっと見せてよって先に頼んだのはあたしだけどさ……だからって、オナニーの度に見せに来られても、ねぇ?
し、か、も~?
あたしのオッパイ見せろとか、図々しいって思わないの?
姉のオッパイ見て、オナニーしようなんて~、贅沢すぎると思わないのかな~?
思わないから、ヤってんのか。
あはは♪
んん?
出る?
出ちゃう~?
あ~ぁ、もうカウパーでグッチョグチョじゃないの……それ、結構匂うのよ?
勿論、精液も匂う……超匂う♪
セックスの匂い、させちゃ~う。
まるで、あたしの部屋で、あんたとセックスしたみたいになっちゃう……姉と、弟で、禁断のセックスしちゃったみたいな、エッロ~い匂いが、充満しちゃ~う、あぁん、もう。
やだやだ、最低。
近親相姦とか、ケダモノのするコトでしょ?
あり得ない……絶対、あっちゃイケナ~イ♪
だから、あんたは……。
自分で扱いて、ぶっ放しちゃいなさーい♪
んあっ……あん、んん!
んふぅ~……っす~、は~、ふぅ~、んん、んはぁ~……。
あ~……ホント匂う。
すっごいザーメン臭。
あんた、またすっごい出したでしょ。
おっと……み、見せなくていいわよっ。
さっさと拭いて捨てちゃいなさい……って、自分の部屋のゴミ箱に捨てなさいよね!?
ったくも~、出したらアッサリ終わりすぎなのよ。
なんて言うか、余韻がないわよね。
情緒がないって言うかさぁ……ま、まぁ、オナニーにそんなモノいらないでしょうけどっ。
でもホント、男は射精したらそれまでよね~……態度変わりすぎ。
別に~、なんでもな~い。
ほら、終わったんならさっさと出てって。
換気しなくちゃ、臭くて……はぁ?
何よ。
恋人って……誰に?
は?
あたし?
あっ、あーあー。
違う違う、冗談だって。
彼氏なんていないわよ。
近くにそんな相手もいないし、出会いもないしね~。
もうちょっと出会いのありそうなバイト先探そっかな……う、う~ん。
いや。
まぁ、今はいいや……それより、あんたこそ彼女でも作りなさいよ。
そんで、オッパイは彼女に見せてもらいなさい、って。
彼女の前でオナニーするのはおかしいか。
あははっ……セックスね~、セックス。
ふぅ~……あんた、セックスの時は、射精したからってすぐに冷めるのやめなさいよね?
はぁ?
そんなコトあるっての。
あーるー。
まっ、あたしには関係ないけどさ。
ほら、もういいから出てけ。
いつまでも姉ちゃんに頼るな。
あたしはもう、あんたのオナニーは見飽きたから、見せに来なくてもいいから~。