Track 7

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■7エピローグ

美由紀】お祭り...終わっちゃいましたね結局買えたのは、綿菓子一つだけ...でも、私...めっっちゃ幸せなんです...えへへ、ほんま、ですよ夜の縁日に、先輩と手繋いで歩けて...付き合ったその日に、デート...出来ちゃいました周りの人も...ほら、いつの間にか...少なくなって夏祭りを一人占め...いや、先輩と、二人占め...してるみたいです確かに...お祭りの、賑やかな空気は残ってませんけど、こういう雰囲気って...私たちに、合ってると思いませんか?雨上がりの匂いに...花火が咲いた後の、静かな夜空...私...めっちゃ、好きです...それに、お祭りやったら、また行けますよ今度は、最初から手、繋ぎながら...色んな屋台を回るんですだから今日は、この綿菓子だけで、縁日のデート...楽しみましょね?はい、先輩...あーん甘い味...しますか?当たり前...?さぁ、それは先輩にしか、分かりませんよまだ私、食べてないので...確かめさせて、くださいね...ん......ちゅっ...ほんまや。甘い味、しますねふふ、先輩。お顔、真っ赤ですよ...はい、あーん...綿菓子、美味しいですよね優しい甘さが、お口の中に...広がって...私とのキス...思い出しちゃいますか?ふふ、照れてる先輩、可愛いです......これから、もっと先輩が恥ずかしがったり、微笑んだり...ちょっとしたこと、ですけど...色んな、忘れられへん思い出、作りましょうね私と先輩の、二人で..

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