Track 3

3.正体(乳首責め、肛門尻尾挿入、媚薬中出し)

夜が更(ふ)けていく中ぽつりぽつりと雨が降り始め、次第に雨脚が強くなった 女は僅かに手に付着した精液を指で弄び、糸を引かせながら話し始めた 「知っていますか? 最近隣町では悪い魔物が跋扈しているんですって その魔物は普段は美しい人間の女に化けて男どもの欲情を煽るんです そして夜に男たちを部屋に招いてパクって食べちゃうんですって 中々本性を現そうとしない草食な男には、その魔物の女のフェロモンを嗅がせて無理やりその気にさせちゃうらしいですよ」 「でもその女は罠にかかってしまったんですって。たまたま通りかかった人間に助けられたみたいですけど 女は大層怒って、人間へ復讐を計画しているみたいですよ」 薄闇の中、女の目がぼんやりと赤い光を放ち始める 魔物――。それは明らかに人間ではない、魔物の目 「うふふふふ。その女はね、真っ赤な目に黒い羽と尻尾が生えているの。こんな風にね」 その瞬間、女の背中から蝙蝠のような羽がバサリと広がった 同時に臀部の辺りから尻尾がにゅるりと生える ターコイズブルーの目は、真っ赤な緋色の目へと変わり暗闇の中で煌々と輝き始めた 「ごめんなさいね。私本当は悪い魔物なの。男の体がなによりも好物の淫魔なのよ 昼に君が助けてくれなかったら私、死んでしまっていたわ だからね、心からのお礼としてたっぷりと時間をかけて…… 搾り取ってあげるね」 女の長い足が蛇のようなしなやかな動きで、腰に絡みついた どろりとした目、粘度すら感じる視線がこちらをじっと見つめる 暗闇の中真っ赤な光を放つそれは正しく、魔物の目 「もう少し隠していようと思ったんだけどね。君の精液があまりにも美味しいから股が愛液でヌルヌルに濡れちゃって 人間のフリなんかしていられなくなってしまったんだから」 そう言うと女は突然首筋を目掛けて唇を押し当てた。それは獲物の首に噛み付く捕食者の動き――ではない 女はそのまま激しく首筋に吸い付き、真っ赤なキスマークを一つ、つけた 赤く腫れた首筋を見て満足すると、そのまま次々と首筋に吸いついていく これはマーキングなのだろう。この男は自分だけの物なのだと周知する行為 人間が所有物に名前を書くような気軽さで、女は首筋に何度も何度も吸い付き、マーキングした 「君の首元もう真っ赤だよ。こんなんじゃもう人前に出ることも出来ないね」 女はくつくつと笑う 今すぐ助けを呼ばなければならない。自分の命は女の手の平の上にある このままでは気分次第でいつ殺されてもおかしくないのだ しかし体は石のように動かない。女の足こそ巻き付いているが、あくまでそれは女が体を密着させるためだ。体は自由に動くはずだった 「体、動かないでしょう? 私達淫魔の体は男を誘惑するために設計されてるの だから こんなふうに唾液は甘いし、流れる汗は男を誘惑する蠱惑の香り 腰の細さも豊満な胸も男が大好きなラインと柔らかさなのよ 男を落とすためだけに生まれたこの体に君が逆らうことなんて絶対にできないんだよ 君の意志は拒絶しているつもりでも、雄の本能がそれを許さないの 精神の強さとか、努力して鍛えればとか、そんな生易しい話じゃないんだよ。男に生まれた時点で君は私を拒絶することなんてできないんだよ」 女の言葉が汚泥のような粘度と重さで以(もっ)て体へと浸透していく これだけ挑発されても体は縫い付けられたかのように動かない 「うふふ」 女は満足そうに笑うと尻尾の先端を見せつけるように顔の前に上げた すると先端から白濁した液体がぴゅっと放出された。それは蜂が毒液を噴出するかのように、酷く忌々しく見えた 「この体液、獲物の感度を上げるいけない媚薬なんだけど、ん~ちゅぱっ、今からこれを君の直腸に塗り込んであげる 魔界の媚薬を人間が粘膜で直接吸収しちゃったらどうなってしまうんだろうね」 尻尾の先端から出た白濁液をローション代わりに塗りたくると、女はゆっくりとそれを肛門へと挿入した 媚薬成分を大量に含んだ液体を纏った尻尾が、肛門の奥へ奥へと挿入されていく 粘膜が直接白濁液を吸収する。一滴も吸収してはいけない液体が次々と直腸内へと送り込まれていく ヌルヌルの白濁液を纏った尻尾が直腸内に刷り込むようにピストンする。粘膜が次々と白濁液を吸収し、下半身がたまらなく熱い 尻尾が動くたび、背筋から快感が走り、全身に鳥肌が立った 「ねぇ、大丈夫? 濃度を濃くしたらショック死する人間もいるんだけど、今からその調子じゃこの先もつのかしらね」 言葉とは裏腹に女はあくまで楽しそうにしている なるべく腸壁に擦れるように尻尾を蠢(うごめ)かせる様はまるで何かを探すようだ 「このままペニスを撫で回したら君、気絶しちゃうだろうから乳首を弄りまわしてあげるね」 女の指先が乳首の周りを円を描いてゆっくりと撫でる 決して乳首には触れずに、本来なら焦らすだけのその行為がたまらなく気持ちいい 僅かに伸びた爪はまるで調整されたかのように絶妙な刺激を与えた 指先の周回が10を超える頃、女はその動きを舌先でも始めた。乳首の周りの肌に舌先が這う 決して乳首には触れずに舌先が肌を舐める。塗りつけられた唾液が重力に従って落ちて、乳首を濡らした 「じゃあそろそろ頂くね」 女が乳首へと吸い付いた まるで電流を流し込まれているような刺激と同時に快感が脳を支配する 舌が這い回る度に体が勝手に反応しビクビクと震える 女はあくまでも上目遣いで反応を観察しながら指の動きと舌の動きに変化をつける レロレロと固くなった乳首を舌で転がしたり、軽く爪先でつまむ 舌先で乳首をつんつんとつついたり、指の腹で扱く 歯で軽く甘噛しながら突き出た乳首を舌で何度も弾き、指でつねる 女は刺激に変化をつけて反応が大きくなる箇所を探している もはや間違いない。女は出会った時から一貫してこちらの弱点を観察していたのだ 「乳首コリコリして完全に勃起してるわよ。次はこちらを舐めてあげるね」 女が反対の乳首へと吸い付いた。先程と違い、強い電撃を流し込まれているような刺激と快楽 乳首を吸いつつうっ血するほど噛みつき、指で強くねじる これだけ強い刺激を受ければ激痛が走るはずなのに、涙が溢れるほど気持ちいい 強い刺激を与えた後は褒めるように優しく舐めて、労るように撫でる 激しさの後の優しい刺激は、くすぐったさと共に安心感を覚えてしまう その時、女がふと眉を上げた後、笑った。それはまるで欲しがっていた物を見つけた子供の笑み 「見つけたわ前立腺。ここを媚薬まみれの尻尾で撫で回してあげると君はどんな反応してくれるのかな」 尻尾が僅かに動いた瞬間、体に稲妻が落ちたような衝撃が走った 意志に反して、体が壊れたからくりのようにジタバタと動く 尻尾が前立腺を擦り上げる度に、今まで生きてきた中で感じた事のない程の刺激が体中を駆け巡る それを見て女が笑っている。もがく自分を見てまるで愉快なショーを見るように 否、女は興奮していた。頬は紅潮し乳首は上向きにツンと立ち、股からは粘度のある愛液が何滴か、糸を引いて滴り落ちている 目は爛々(らんらん)と輝き、唇を舌で舐めて湿らせている 女にとって獲物がもがき苦しむ様を見る事が何よりの悦楽なのだ 「ねぇ気持ちいい? 私のあま~い体液を吸収しながら最も敏感な粘膜を撫で回されるんだもの。気持ちよくない訳ないよね 意志の力で歯向かってみたら? 聞く所によると世の中には勇者や聖者と呼ばれる者たちが存在するみたい その人達は意志や信仰、勇気の力で魔を祓うことができるんですって。私の誘惑にも堕ちないで耐えられるのかもね。 うふふ、そんな人間が本当に存在するかはわからないけど。でも君は出来ないみたいね。だって君は何の力もないただの村人だもの 無力な君は私に精を捧げて、金玉空っぽになるまで吐き出し続けて、搾り殺されるのがお似合いよ」 そう言いながらも女は優しく頭を胸に抱き、甘やかすように優しく髪を撫でる 飴と鞭。飼い主がペットを調教するような手法だとわかっていても、甘い匂いに、体の柔らかさに安心感を覚えてしまう ふっくらとした重みのある胸に挟んで安らぎを与えつつ、肛門に入った尻尾は別の生き物のようにビチビチと蠢いて肛門をえぐり続けた 「良い子良い子。このまま濃厚な体液をたっぷりと中に出してあげるね」 その瞬間、尻尾の動きが変わった ピストンの速度は加速度的に速くなり、それはまさしく男が射精しようと動きを早くするものと同じだ 先程のこちらを感じさせるような尻尾の動きはぱったりと消え、代わりに暴力的な動きで尻尾が尻穴をほじくり回す それは相手を気遣うことをやめ、自分だけが気持ちよくなることを目的にした動き 尻尾が上下左右に動き回り、腸内を擦る、擦り回す。自分一人が快楽を得るために尻穴をオナホールのように使う 頬を紅潮させた女が思い切り抱きつき、その柔らかい体を目一杯全身に押し付けてくる 尻穴の圧倒的な快楽に紛れて、女のツンと立った乳首が二つ、肌に擦れて自己主張をした 「あっあっあっ、そ、そろそろ出るわ。はぁはぁ、あ、あ、あぁんっ」 ついに尻尾から一番の濃厚な白濁液が噴出された 強烈な媚薬粘液をゴボゴボと吐き出しながら尻尾が腸内でのたうち回る 媚薬成分を濃厚に含みすぎたそれは、もはや人間にとって毒薬といっていいだろう 女は恍惚の表情で、少しでも奥に出そうと尻尾をピンと張っている 「はぁはぁはぁっ、あっ、あぁん、あっあっ」 恐ろしく粘性のある白濁液が次々と流し込まれていく 意志とは無関係に直腸の粘膜はその白濁液をどんどんと吸収する 視界が暗転と明転を繰り返し全身の毛穴から汗が噴出する 乳首は完全に勃起し、女の柔肌が擦れるだけでもとてつもなく気持ちいい 下半身にマグマを入れられたような熱さを感じ、限界まで勃起していたはずのペニスが、さらにムクムクと二回り以上も大きくなった 「君のペニスものすごい太さと硬さよ。こんなに飲んじゃったんだから当然よね 先走りも睾丸から垂れるぐらい溢れさせて……素晴らしいわ 反り返ったペニスが私のお尻にコンコンと当たっているわよ。オマンコをほじくって擦り回して、精液を中に出したいって涎垂らしてる 私ね、男がそうやって雄の本能をむき出しにして欲情しているのを見るのが大好きなの」 先走りの垂れた跡を指でなぞり上げながら女は言う。ただ指先で撫でるだけの動きが絶頂しかねない程の刺激だ 「ねぇ、入れたい? この熱くたぎって女を妊娠させたくてたまらない極悪なペニスを私の中に入れてみたい? ……いいわよ、私のトロットロの膣穴で扱き上げてあげるね」