○エピローグ・勝利
//SE 小鳥のさえずり
※雰囲気作りで使用
アメジスト、庭園でティータイム中。
私、アメジスト・レインはあの後、闘技場から脱出することに成功しましたの。
脱出したのですから、もちろんミノタウロスを倒したってことですわ。性行為中はもっとしたいと思ってましたけど、よく思えば彼はモンスター。私と性行為をするには身分が違いすぎましたわ。
近付いてきた相手の顔に火力系の魔法を見舞ってやりましたの。
脱出した翌週には、私たち一族は再び集結して見事にレイン家は復活しましたわ。
あの頃の権力と名誉、それを手にした私たちは再び高貴な存在に戻った。
そんなところで、私の苦労はもう終わり。
だから今はこうして大きな庭でくつろいでいるんですの。
はぁぁ……優雅な生活ですわ。
やはり私にあのような薄汚い生き様は合いませんわね。ああ、でも……あれほど立派なおちんちんを持った奴隷を買うのも悪くありません。
お父様にはボディガードと偽って、いくつか用意しますわ。
//SE 足音
庭園に闘技場からの使いが現れる。
……あら、あなたは誰ですの?
庭から侵入するなんてどこの無礼者かしら。
闘技場の使い、ですって?
もう勝利したんですから来ないでくださいまし。
いつまでもそこにいらっしゃるのですか、早々に処罰をしますわよ?
え……お姉さまからの、要望?
どういうことですの?
お姉さまと闘技場になんの関係が……お、お姉さまが私を、売った? は? あなたはなにをおっしゃってるんですの? 我々一族は復興したんですから──お姉さまが、逃げた? 次から次へと、なにをおっしゃるんですか……。
た、たしかに、お姉さまは最近家に帰ってませんが……。
お姉さまが、お金に目が眩んで……私名義で、借金を作った? ど、どうして私名義なんですの! だって、レイン家は立て直せて、お金だって山ほど……あっ、あはは、なるほど……そっか、そんなに、お金が欲しかったってこと、ですのね……。
私は借金の返済の代わりに、身を売られたと……。
お父様に売られた次は、お姉さまに、ですか……。
ふふふ……アハハハハハハハ!
いいですわっ、闘技場に連れていってくださいまし!
あの時の私と違うのですから、あの場所に戻ろうとも私には苦痛なんてありません!
私は絶対に、今度はアメジスト・レインの一族を作って見せますわ!
私が認めたメイド、執事、セックスのパートナー、友人から職人まで、すべて私を愛する私のためだけの人材で固めたアメジスト・レインの一族を作りますの!
そして、今度はお姉さまを売って差し上げますわ!
ああ、楽しみですわ……お姉さまに、大きなおちんちんなんてあげません。短小包茎に責められて、ただ痛みだけを感じる、苦痛だけのセックスを味わわせてやるんですの。
そして、中出しされ続けるお姉さまを見て……お父様、お母様の身体を切り刻んで作った刺身でも食べて、優雅な時間を過ごすことを、ここに誓いますわ。