Track 2

02_ほら、どんな風にキスするのか……み・せ・て?

「それじゃあ……アンタはどんなことを想像してオナニーしちゃってるのー?」 「あたしにされちゃうのを想像してるの? あたしにしちゃうのを想像しながらしてるの?」 「いきなり押し倒してあたしを犯しちゃう? そ・れ・と・も、あたしに押し倒されて無理やりされちゃう?」 「ね・え? ど・ん・な・ふ・う・に、し・ちゃ・う・の? さ・れ・ちゃ・う・の?」 「……ふうん。先ずキスなんて……あたしのことをオカズにしてるくせに、随分乙女チックー」 「じゃ・あ、キス、あたしが手伝ってあげるから……どんな風にするか見せてみなさいよ」 「あははっ、嬉しそうな顔をして……期待しちゃったー? あたしにキス、して貰えるーとか思っちゃった?」 「残念だけど……あたしがアンタとキスするのは、アンタの妄想の中だけだからー」 「そ・の・か・わ・り、ほら……あたしの指、貸してあ・げ・る」 「あたしの指でどんな風にキスするのか、見・せ・て」 「あたしの指を口唇だと思って、いつも想像でしてるみたいに……シテ見・せ・て」 「ほら、あたしの指にキス、してみ・せ・てー?」 「あははっ、目まで瞑っちゃってかわいー」 「アンタはいつもそんな子供がするみたいなキスで満足しちゃってるのー?」 「ほら、遠慮せずにいつもしてるみたいに、シテ見・せ・てー?」 「あはっ、アンタ、キスするときちゃんと目を閉じちゃうんだー」 「も・し・か・し・て、目を閉じて、あたしとキスしてるの……想像しちゃってたりー?」 「あららー、恥ずかしそうにするってことは、当たってたりしたりするー?」 「それじゃあ……あたしも特別、もうちょっとだけ手伝ってあ・げ・る」 「ほら、ぼけーっとしてないで……折角手伝ってあげるって言ってるんだから、目、閉じたらー?」 「あははっ、その顔、やっぱり何か期待しちゃってるのー? 本当に分かりやすいんだからー」 「ほらほらー、目、閉じないと手伝ってあげないんだけど? っていうか、むしろ手伝いなんて要らない?」 「あはっ、そうやってすぐ目を閉じちゃって。何を期待してるんだか」 「それじゃあ……あたしがちょっとだけ……」 「アンタ……近くで見るとまつげ、長いのね」 「そして――口唇もとっても柔らかい」 「目を瞑って良い顔をして、あたしからキスでもされちゃうと思った? 期待しちゃったー?」 「残念でしたー。あたしが貸してあげるのは指だけって、最初言ったよね? 忘れちゃったー?」 「今、アンタの口唇に触れてるのは、あたしの指」 「アンタにはあたしの指で十分。あたしはアンタとキスする理由なんて無いわけだし」 「って、指で口唇を触れられてるだけなのに……本当に良い顔をしちゃうのねー?」 「やっぱりアンタ……真面目な顔をして随分とえっちなんだから♪」 「もしかして……目を閉じてあたしとキスしてるところとか、考えちゃったりしてる?」 「あたしとのキスを想像して……興奮しちゃったりしてる?」 「あははっ、恥ずかしそうにして、やっぱり当たってた?」 「指……口唇に触れられてるだけで良いの?」 「もっともっとあたしの指、好きにして良いんだよー?」 「アンタがしたいようにあたしの指、好きにして良いんだよー?」 「あはっ、こんな風に言われて、もしかして……喜んじゃったりしてる?」 「ほら、指、口唇に触れてるだけじゃなく、いつもアンタが想像してるみたいに」 「し・て・み・せ・て?」 「んっ」 「……全く……急に指を咥えられるから変な声、出ちゃったじゃない」 「どう? あたしの指を咥えるの……どんな気持ち? 興奮しちゃうー?」 「あはっ、目を閉じてるアンタにとってはあたしと舌を絡ませたキスの最中なのかもねー」 「ほーら、あたしとのキス、どんな気分? 気持ち良い? 興奮、しちゃってる?」 「そんなにあたしの指に舌を絡みつかせて、勝手に興奮して……お・ま・ん・こ、濡らしちゃってるんじゃないー?」 「あはっ、舌の動き、ちょっと早くなったんだけどー?」 「表情まで艶っぽくしちゃって……本当にキス、想像しちゃって気持ち良くなっちゃってるー?」 「そんなに指がふやけちゃうくらいに舌を絡みつかせちゃって……」 「……ねね、あたし、良いこと思い付いちゃったんだけどー」 「アンタがもっとその気になるように……あたしも指、動かしてあげちゃおっか?」 「あははっ、またちょっと舌をくちゅくちゅ動かしてー」 「あたしに指、動かしてもらえて嬉しくなっちゃった? 興奮しちゃった?」 「ほら、指、動かしてあげるから……好きなように舌、絡ませちゃえばー?」 「……あははっ、本当に……何て顔しながらあたしの指を舐めるんだか」 「ねね、あたしの指……おいしい?」 「あたしと舌を絡ませてるの、ちゃんと想像しちゃってる?」 「ほら、あたしもちゃんと指、動かしてあげるから。アンタの舌に指、絡ませてあげるからー」 「たーっぷり、アンタがいつも想像してるように、してみせて?」 「どう? 舌と舌を絡みつかせるキスの味は」 「アンタが動かす舌に合わせて、絡みつかせるように動かすあたしの指の感触はー」 「あははっ、指じゃなくて、舌って言ってあげたほうがアンタは興奮しちゃう?」 「それじゃあ……ほら、あたしとアンタの舌、すっごい絡みあってるよ?」 「くちゅくちゅくちゅくちゅって、えっちな音をさせながら、いっぱい絡みあってるよー?」 「あたしの舌、おいしい? 口の中、あたしの味でいっぱいになっちゃってるー?」 「ほら、絡みつかせるだけじゃなくて……今度はアンタの舌の表面を……舌先で撫で回してあ・げ・る」 「アンタの柔らかい舌の表面を、弄ぶようにあたしの舌先で……」 「ほーら、あんたの舌、あたしの舌で蹂躙されちゃってるよ?」 「あははっ、撫で回すたびにどんどん良い表情をしてくれちゃって……そんなに気持ち良い?」 「あたしにサレちゃってるの、そんなに興奮しちゃうー?」 「いつもは真面目そうな顔してるくせに、本当にアンタはとんだ変態なんだから」 「ねね、アンタは舌を絡ませあうのと、あたしに舌で弄ばれるの、どっちが好き? 感じちゃう?」 「やっぱり絡ませあってたほうがラブラブしてるみたいで興奮しちゃう?」 「そ・れ・と・も、あたしに動かされて、口の中を弄ばれた方が興奮しちゃうー?」 「ほーら、ア・ン・タ・は、どっちが好きなのー? どうされると勝手に気持ち良くなって、濡れちゃうのー?」 「あははっ、舌で返事しちゃって、そんなに口から離したくなかった?」 「あたしのこと、咥え込んで離したくなくなっちゃった?」 「アンタって……ほーんとに真面目な顔してえっちなんだから」 「でもー……ちゃーんと返事してくれたから……アンタが好きなように……舌、弄んであ・げ・る」 「どう? アンタの好きなようにする、あたしとのキスは」 「一人で想像しながらするのよりずっとずっと気持ち、良い?」 「って、そんなこと、聞かなくても気持ち良いの、ちゃーんと分かっちゃうんだからー」 「ねね、アンタ今、自分がどんな表情してるから分かるー?」 「今までに見たことないくらいにイイ表情になってるんだよー?」 「こんな表情、他の人に見られたら大変なことになっちゃうねー? 写真でも撮ってクラス中にバラ撒いてあげちゃおっかー?」 「そしたら……どうなっちゃうのかなー? 本当に大変なことになっちゃうよねー?」 「あははっ、なーんか舌の動き、激しくなってないー?」 「も・し・か・し・て、勝手に想像して……興奮しちゃった?」 「なーんて、ちゃーんとアンタが言うこと聞いてくれたら、あたしはバラさないし写真を撮ってバラ撒いたりなんてしないんだけどー」 「でもー、本当はー」 「百合だって、レズだってバラされたい? イイ表情になってるところ、写真に撮ってバラ撒かれたい? そ・の・ほ・う・が、こ・う・ふ・ん・しちゃう?」」 「あははっ、またあたしに舌、めっちゃ絡みつかせちゃってー」 「もっともっといっぱい舌、絡み合わせたい? ずっとこうしていたい?」 「何も考えられなくなるまでずっと、こうして舌を絡ませたキス、していたいー?」 「でもー」 「キスは、ここまで」 「あははっ、その『もっともっと』みたいな顔も、すっごい良いよー?」 「ねね、あたしとのキス、どうだった? ちゃーんと、頭の中であたしと舌を絡ませあったキス、してた?」 「あたしとたっぷり舌を絡ませるキスが出来て、興奮しちゃった? 感じちゃった? 濡れちゃったー?」 「へー、そんな顔をするってことは……興奮しちゃったし、感じちゃったし、濡れちゃったんだー?」 「あはっ、あたしの指にしゃぶりついてそんなになっちゃうなんて……アンタ、本当にえっち――っていうか変態だよねー?」 「何々ー? こんな風に言われてちょっと嬉しそうな顔、しちゃうんだー? へー」 「だったら……キスの続きも悦んであたしに見せちゃってくれるわけなんだよねー?」 「でもー、そうやって嬉しそうな顔をしてられるのも、今のうちだけかもしれないからねー? あははっ」 「そ・れ・じゃ・あ、つ・ぎ・は……」 「あはっ、その不安と期待の入り混じった顔、本当に最高なんだけどー」