05_本当にアンタは……あははっ♪
「さーて、片付けも終わったしそろそろ……って、もうこんな時間かー」
「あたしもちょっとは時間忘れちゃってたけど……アンタはもっと時間忘れて楽しんじゃってたもんねー?」
「あははっ、思い出して恥ずかしくなった? そ・れ・と・も、やっぱりまた、興奮してきちゃったー?」
「あっ、そうそう、最初にした約束だけど……ちゃーんと、アンタが百合でレズだってことはクラスメイトには黙っててあげるから」
「だ・か・ら、こ・れ・は、あたしとアンタだけの秘密ってことー」
「あはっ、も・し・か・し・て、『ふたりだけの秘密』とか言われて、ちょっと嬉しくなっちゃったー?」
「良かったねー、ふたりだけの秘密が出来てー」
「ねね? アンタの恥ずかしいところ、いっぱい見せて貰ったし……今度はあたしの恥ずかしいところ、見せてあげよっか?」
「なーんて、冗談……なのに、なーにそんなに嬉しそうな顔してるんだかー」
「そういうのはー、もーっと仲良くなったら見られるかもよー?」
「だ・か・ら、こそこそあたしのこと見てないで、もっと話しかけたりしたらー?」
「そ・し・た・ら、あたしと仲良くなれるかもしれないしー」
「仲良くなって、今度は妄想じゃなくて、本当にセックス、出来るかもしれないよー?」
「あははっ、真に受けたー? アンタ、本当に真面目っていうか……単純なんだからー」
「っとと、それじゃあ、とりあえず帰ろうかー」
「ぼけーっとしてないで途中まで一緒に帰るわよー。帰り道、途中まで一緒だったはずだし」
「ほらほらー? いつまであたしに手、出させてるつもりー?」
「あはっ、もしかして意味、分からなかったー?」
「本当にアンタは……真面目で鈍感なんだからー♪」
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