トラック2:亜夜芽の作るカクテル
//以下ボイス位置:9:後ろ向き
【亜夜芽】
「さーて、と……」
//SE:瓶同士がこすれる音:ちんっ……:ボイス位置9番辺りから
//SE:瓶をカウンターに置く音:ことっ:ボイス位置9番辺りから
//以下ボイス音:9→10:後ろ向き
【亜夜芽】
「それから、ウィスキー……こっちは結構余ってるかな」
//SE:瓶同士がこすれる音:ちんっ……:ボイス位置10番辺りから
//以下ボイス位置:10→9:後ろ向き
【亜夜芽】
「よし、っと……」
//SE:瓶をカウンターに置く音:ことっ:ボイス位置9番辺りから
//SE:瓶をカウンターに置く音:ことっ:ボイス位置9番辺りから
//以下ボイス位置:9:カウンターゴス正面
【亜夜芽】
「今から作るのは――オールドパルっていうカクテル」
【亜夜芽】
「この名前、どういう意味か分かる? ……って言っても、たぶん分かんないと思うけど」
【亜夜芽】
「意味は……『古い仲間』とか『懐かしい友人』」
【亜夜芽】
「まあ……古いとか懐かしいとか、そこまで長い付き合いではない気がするけど……この店の中だったら、充分古い付き合いって言ってもいいかなって」
//演技依頼:見つめられて少し恥じらうニュアンスをお願いします
【亜夜芽】
「……………………」
【亜夜芽】
「そ、そんなにやにやしながら見てこなくていいでしょ? カンパリが少なくなってたし、それ使うのを考えたら思いついただけなんだし……」
【亜夜芽】
「と、とにかく……今から作っちゃうから」
【亜夜芽】
「その前に……グラスに氷入れて冷やさないと」
//※バーテンダーなら基本的に動作は迅速なものだとは思いますが、今回は音を心地よく聞かせる作品ということですので、全体的にゆったりした動作をイメージさせる配置間隔をお願いしたく思います(中島大)
//SE:氷を入れる音:9辺り:カウンター下
//SE:カクテルグラスに氷を入れる音:からん:3~4回程度
//SE:グラスをカウンターに置く音:極小
//SE:バースプーン取り出し:かちゃっ:アイスバケツと擦れる金属音
//SE:グラス内で氷を混ぜる音:からから……:小さめ:10秒程度
//SE:バースプーン置く音:からん
【亜夜芽】
「はい……これでグラスは準備OK」
//SE:ミキシンググラス取り出し音:かちゃっ
【亜夜芽】
「そもそもどういうカクテルかって話なんだけど……ウィスキーベースのカクテル」
【亜夜芽】
「……ウィスキーならなんでもいいってわけじゃなくて、ライウィスキーっていうのを使うんだけど。名前の通りライ麦が原料のウィスキー」
【亜夜芽】
「材料入れて、シェークしないで混ぜるだけ……ミキシングだけで作るカクテルなの。材料さえあれば、家でやってみてもいいと思う」
//※混ぜる混ぜたりの二重は意図的
【亜夜芽】
「まあ、ただグラスの中で混ぜるだけじゃなくて、ミキシンググラスに氷入れてから混ぜたりするから、ちょっと手間はかかるけど……」
//SE:ミキシンググラスに氷入れる音:からん:9~10個程度
//SE:グラス内の氷をいじる音:かちゃっ:5秒程度
//SE:ミキシンググラス置く音:ことっ
//SE:バースプーン取り出し:かちゃっ:アイスバケツと擦れる金属音
//SE:ミキシンググラス内の氷をかき混ぜる音:15秒程度:からからと早めに混ぜる感じ
//SE:バースプーン置く音:からん
//SE:ミキシンググラスに蓋:かちゃん
//SE:ミキシンググラスから水を捨てる音:ととと……:極小
//SE:グラス内の氷が擦れる音:かちゃん
//SE:ミキシンググラス置く音:ことっ
【亜夜芽】
「……ミキシンググラスも準備完了」
【亜夜芽】
「カクテルグラスもそろそろ冷えたかな」
//SE:カクテルグラスから氷捨てる音:からん
【亜夜芽】
「それじゃ……作ってくから」
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
//SE:メジャーカップにブランデーを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:ミキシンググラスにブランデーを入れる音:ぱしゃ……:小さめ
【亜夜芽】
「って言っても……本当に材料入れて混ぜるだけ。分量間違ったら、変な風になっちゃうけど」
//SE:蓋を閉める音:きゅっ:小さめ
//SE:瓶を置く音:ことっ
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
【亜夜芽】
「最初に入れたのはライウィスキー。今から入れるのは、ドライベルモッド」
//SE:メジャーカップにベルモッドを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:ミキシンググラスにベルモッドを入れる音:ぱしゃ……:小さめ
//SE:蓋を閉める音:きゅっ:小さめ
//SE:瓶を置く音:ことっ
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
【亜夜芽】
「最後に、カンパリ……」
//SE:メジャーカップにベルモッドを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:ミキシンググラスにベルモッドを入れる音:ぱしゃ……:小さめ
【亜夜芽】
「ん……ちょうどなくなった」
//SE:蓋を閉める音:きゅっ:小さめ
//SE:瓶を置く音:ことっ
【亜夜芽】
「あとは、これを混ぜて……」
//SE:ミキシンググラス内でステア:からっ……と断続的かつかすかに聞こえる程度:20秒程度
//演技依頼:20秒程度、何かを混ぜている際の息遣いをお願いします
【亜夜芽】
「……………………」
【亜夜芽】
「ん……これで、できあがり」
【亜夜芽】
「あとはこれをカクテルグラスに注いだら、完成」
//SE:ミキシンググラスに蓋
//SE:カクテルグラスに注ぐ音:極小なのでナシでもいいかも
//演技依頼:5秒程度、カクテルを注ぐ際の息遣いをお願いします
【亜夜芽】
「……………………」
//SE:ミキシンググラス内氷:からん
//SE:ミキシンググラス置く音:ことっ
【亜夜芽】
「――はい、おまたせしました」
//SE:コースターを滑らせる音:すぅ……
【亜夜芽】
「こちらが、オールドパルでございます」
【亜夜芽】
「さ、どうぞ。冷たいうちに」
//演技依頼:少し間を置いてから、疑問と共に「ん?」と言うニュアンスをお願いします
【亜夜芽】
「……………………」
【亜夜芽】
「飲まないの? もしかしてウィスキーがダメだったとか――って、それなら作る前に言ってるよね……」
【亜夜芽】
「もしかして……私のこと待ってたり、とか……?」
【亜夜芽】
「そんな……こっちのことなんか気にしなくていいのに……」
【亜夜芽】
「まあ、でも……んぅ……まあ、そっちが待っててくれるなら……もうお店も閉めちゃってるんだし……」
【亜夜芽】
「それじゃあ、お会計に私の分もつけとくから。ごちそうさま」
【亜夜芽】
「……冗談に決まってるでしょ? 心配しなくて大丈夫」
【亜夜芽】
「じゃあ……そっちのがぬるくなるより前に、私の分も作っちゃうから」
【亜夜芽】
「オールドパル同士って乾杯って、なんか映画のワンシーンみたいな感じがする。……いや、具体的にどんな映画かって訊かれると困るけど」
【亜夜芽】
「って、カンパリがなかったんだった……んー、私が飲むのにわざわざ開けるのもなんか悪い気がするし……」
【亜夜芽】
「この材料で、何か他のは……何か……」
//演技依頼:小声でお願いします
【亜夜芽】
「どうせだから、同じウィスキーべースがいいかもだし……」
//演技依頼:少し思案するニュアンスをお願いします
【亜夜芽】
「……………………」
【亜夜芽】
「ん……ちょっとマイナーだけど、あった」
//SE:シェーカー置く音:ことっ
【亜夜芽】
「……インク・ストリートって……たぶん知らないよね」
【亜夜芽】
「私も練習で何回か作ったことあるだけで、お客さんにはまだ出したことないんだけど……」
【亜夜芽】
「同じライウィスキー使うやつだし……ちょっと待ってて、作っちゃうから」
//以下ボイス位置:9→10:カウンター下に屈み込み
【亜夜芽】
「よいしょっ、と」
//SE:ドア開:冷蔵庫
//SE:ドア閉:冷蔵庫
//以下ボイス位置:9
【亜夜芽】
「まあ、ウィスキーにオレンジジュースとレモンジュース入れて、シェークすれば完成ってだけなんだけどね」
【亜夜芽】
「氷、多めに用意しといてよかった」
//SE:シェーカーに氷を入れる音:かしゃん:7~8回程度
//SE:シェーカーをカウンターに置く音:かしゃっ……
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
//SE:メジャーカップにブランデーを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:シェーカーにブランデーを入れる音:ぱしゃ:小さめ
//SE:メジャーカップを置く音:ことん
//SE:瓶を閉める音:きゅっ
//SE:瓶を置く音:ことん
【亜夜芽】
「ウィスキーを入れたら、次はオレンジジュースとレモンジュース」
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
//SE:メジャーカップにジュースを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:シェーカーにジュースを入れる音:ぱしゃ:小さめ
【亜夜芽】
「……オレンジジュース、わざわざメジャーカップで入れたけど、自分で飲む分なんだから普通に目分量でよかったかも」
//SE:瓶を閉める音:きゅっ
//SE:瓶を置く音:ことん
【亜夜芽】
「まあ、それだと変な味になっちゃうかもだし……レモンジュースもちゃんと測ろ」
//SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です
//SE:メジャーカップにジュースを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも
//SE:シェーカーにジュースを入れる音:ぱしゃ:小さめ
//SE:メジャーカップを置く音:ことん
//SE:瓶を閉める音:きゅっ
//SE:瓶を置く音:ことん
【亜夜芽】
「よし、っと……あとはシェークするだけ」
//SE:シェーカーの蓋を閉じる音:かちゃっ
//SE:シェーク:「シャカッ」が50回程度:最初の5回程度がゆっくり、最後の5回程度もゆっくりで、徐々に勢いを落としていくイメージ
【亜夜芽】
「……はい、これでできあがり」
//SE:グラスに注ぐ音:しゃか……:小さめ:細かく振りながら注ぐので小さく氷の音が鳴っています
//SE:グラスに注ぐ音:とぽぽ……:最後の3~4秒程度・数滴
//SE:シェーカー移動:じゃっ:グラスの上でのシェーカーを素早く横移動する際の音です
//SE:シェーカー置く音:ことっ:小さめ
【亜夜芽】
「おまたせしました。インクストリートです。……って、自分用なんだからこんなこと言う必要もない気がするけど」
【亜夜芽】
「さて、と……それじゃあとりあえず、乾杯?」
【亜夜芽】
「って、カウンター越しっていうのもなんか味気ないかな……もうお店も終わってるんだし……」
【亜夜芽】
「えっと……と、隣、座ってもいい?」
【亜夜芽】
「あ、いや、無理っていうなら別に……私はカウンターに立ったまま飲むけど……っていうか、お店のスタッフなら普通にそうするべきなんだけど……」
【亜夜芽】
「……大丈夫?」
【亜夜芽】
「そっか、それなら……移動、するから」