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第0話 プロローグ

夕方、サキュ子の住んでいる町の駅 魔力による視界歪曲効果で角と尻尾を隠したサキュ姉が迷っていた。 手には途中キヲスクで買ったお菓子が沢山入ったビニール袋を持っている。 サキュ姉 「えっと……この駅でいいのでしょうか?んー(魔力の反応を見る)……おそらく大丈夫ですね」 サキュ姉 「確か人間界でエキから出る時は……このキップというのをカイサツに通せばいいはずです!……あの機械ですね」 改札に歩いて切符を入れるサキュ姉 サキュ姉 「ちょっと緊張します……んっ!……はひ!」 乗り越し精算でブザーがなる サキュ姉 「あれ、あれ?どうしましょう!ゲートが開きません!もしかしてこれは私の正体が見破られてしまったのでしょうか……は、はい!」 その時偶然真後ろにいた主人公がみかねて声をかける。 サキュ姉 「……ノリコシセイサン?ですか?あー……あちらでお金を払えばいいんですか、ありがとうございます。何分はじめてなものでして…」 サキュ姉 「え?ついてきていただけるんですか!はー、助かります!」 歩いて精算機の前まで移動 サキュ姉 「キップを入れるんですね……はい!(入れた)そうしたらお金を払えばいいんですか…280円」 サイフを開けるサキュ姉 さっきキヲスクで散財したせいで200円しかない サキュ姉 「…あ…ど、どうしましょう!200円しかありません……先ほどキオスクという商店でお菓子を買いすぎました。あぁ……困りました……」 サキュ姉 「え?100円……よろしいんですか!?」 ぐわっと主人公に近づくサキュ姉、無意識に距離が近い サキュ姉 「私感激です!こんなに親切な人間の方がいらっしゃるんですね!トカイはサバクのコンクリートジャングルにエコノミックアニマルが住んでいると教わったので……あ、そうでした精算でしたね……はい、できました!」 サキュ姉 「あの!待ってください!これを……」 ビニール袋からキノコの山っぽいお菓子を渡す サキュ姉 「買ったお菓子なんですけど!キノコとタケノコの2種類があって、タケノコはビスケットで美味しそうで気になっていまして、キノコの方をよかったらお礼に……」 キラキラとした裏表のない、少し上目遣いの笑みで差し出す(目に何となく力があるのは姉妹共通) サキュ姉 「はい!どういたしまして!ではなくて、どうもありがとうございました」 ペコリとお辞儀をして改札に歩いていくサキュ姉。かしその拍子に携帯が落ちる 場面転換 その頃サキュ姉は目の前にあった目的を忘れまた目の前にあった本屋さんに寄り道していた。 サキュ姉 「はー、親切な方もいるんですねー……さぁ、張り切ってあの子を探しましょう!……その前にあのお店、気になります……」 その頃主人公は見失う

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