Track 2

第1話 サキュ姉とアパート

サキュ子の家付近、ペンダントによる魔力の共鳴でサキュ子が近いことを知る。 サキュ姉 「……ペンダントの魔力共鳴が近い気がします……魔界通販で買ったのに人間界でも使えるとは驚きです……ここでしょうか」 サキュ姉 「随分と横に長い家ですね?……ドアが沢山あります……あ、わかりました!これはアパートというモノですね」 サキュ姉 「はー、魔界と違って人間界の家は小さいんですねー、はっ、ではあの子はここで暮らしている…というコトになりますが…あれは…?」 ドアが開いてサキュ子と主人公が仲睦まじく買い物に出ようとしていた サキュ姉 「……あれは紛れもなくあの子です。男の人と一緒です……しかも見たところ魔力で服従させている訳でも、魔眼で支配している訳でもありません……これは一体……まずは携帯電話で画像を記録しなければ……あれ、携帯電話がありません……」 その時、一度帰宅してコンビニに行こうかと思った主人公がサキュ姉を発見する。 サキュ姉 「はい!あれ、あなたは先ほどの親切な人間さんですね!この近くにお住まいなんですか?」 サキュ姉 「え、私の携帯電話、駅で拾ってくれたんですか?……それはどうも。ご自宅に置いてあるんですか?あ、いえいえ、私の方からお伺いします」 サキュ姉 「はい!すぐ近くですね!行きましょう!」 場面変わってサキュ子 主人公と歩いている サキュ子 「今日は近所のスーパーでたまごがお一人様一つで50円……あなたもいれば二つ買える」 サキュ子 「うん、今日はたまご祭りするから楽しみにしていて、目玉焼きも片面、両面用意する……たまごかけゴハンにオムレツ、ダシ巻き卵も……え、コレステロールがヤバい?ではあなたの好きな、カニタマにする」 サキュ子 「ふむ、腕によりをかける……カニはカニカマだけど…あ」 サキュ子 「……あそこにいる人、姉様に似ている…気がする(自信なさげ)」 サキュ子 「むっ…ホームシックなどではない。ほら、早くして。たまごが売り切れてしまう……ムッとしてなどいない」