第一話 留学生はサキュバス?
格安で一軒家を借りることが出来た主人公
ただし一つだけ条件があるという
そこには留学生がいて一月だけ滞在をするので世話をしてほしい
こうして主人公はその留学生の住む家にやってきた
ドアを開けるとサキュ美が出迎える
サキュ美「ようこそ……あなたがここの家主もとい管理人の方ですか?」
主人公 「あ、そうなんだけど……キミが例のそうなの?」
サキュ美「はい、私がここにあなたと一緒にルームシェアで住むことになる者です……はじめまして伊藤咲美と申します」
主人公 「あ、まさか女の子だとは……ていうか留学生のハズじゃ」
サキュ美「はい、私がこの家の『条件』に入っていた留学生ですよ。国籍はニホンのものを用意して頂いています……性別については管理官……いえ、雇い主の田中咲音さんが何も仰っていなかっただけではないでしょうか」
主人公 「いや、まずいんじゃ」
サキュ美「いえ、問題はないと思います。ルームシェアは合意の上ですし、あなたも咲音さんから一月ここで私の面倒を見る……管理人として責務を全うすることを条件に格安で入居しているんですよね……私が女だってことも問題は」
主人公 「でも流石に……男女では」
サキュ美「あーもう、ぐちぐちうっさい童貞野郎!魔眼発動、アンタは動けない」
魔眼が発動し主人公が動けない
主人公 「な、なんだ身体が動かな」
サキュ美「身体動かない?動かないでしょ?だってそう……私が魔眼をかけたんだもの」
主人公 「なに、魔眼て、身体マジ動かない」
サキュ美「んー、お互いに無関心なタイプなら一ヶ月間くらいならスルーできるかなーって思ってたけどアンタおせっかいそうだし……最初に上下関係をわからせておいた方が良さそうかなーって」
主人公 「な、なにそ……うわっ」
首根っこをつかむサキュ美 引きづりつつ やや離れて
サキュ美「いいからこっち来る……んっ、意外に重い、仕方ない魔力で補助するか……んっ、ったく魔眼といい無駄使いったらありゃしない」
リビングのドアを開ける
サキュ美「はい、今日から我が家のリビングにご到着!」
主人公を中央放り投げる やや遠くから
サキュ美「あっ、ごめん。魔眼中だから受け身とれないや」
近づいて
サキュ美「息できる?よし、じゃあ大丈夫だね……えっとここリビングで共有スペースね」
主人公 「いてて……」
サキュ美「一応ここ共有スペースだけど私がそこのでかいテレビでアニメ見てる時は私優先だからよろしく……キッチンは、まぁ自由にして……ただし私の食材食べたらアンタに補填して貰うから」
主人公 「何なんださっきから」
サキュ美「あぁ、補填って言うのはお金じゃないから……アンタの身体で払ってもらうから……精液でね」
主人公 「なっ!?せっ、精液!?」
戻り 通常一で
サキュ美「ということでそろそろ本題……視界歪曲解除……はじめまして私は魔界からの交換留学生、サキュバスでした~……よろしく♪」
サキュ美「うーん、咲音さんからはなるべく秘密って言われたけどまぁいいわよね。なるべくだし……あーっ、やっぱこっちの方がスッキリするわー」
主人公 「つ、角に尻尾!?」
サキュ美「そっ、角も尻尾も本物よ……ついでに魔力も……あ、こっちは痛いほど実感してるか、ぷっ、あはは」
主人公 「ど、どうするつもりだ?」
サキュ美「んっ、別にどうもしないわよ……ただこうして立場をわかって貰いたかっただけ。私には逆らわない方がいいって実感したでしょ?痛いほど……ぷぷっ(ツボらしい)」
主人公 「で、でも身体が動かないし」
サキュ美「あぁ、魔眼は軽めにかけたからあと一分くらいすれば動けるんじゃない?……
ということでお互いに干渉はせず楽しくやりましょ~」
近づいて
サキュ美「あー、そうそう私の事はサキュ美さんとでも呼んでね……ヨロシク管理人さん♪」