Track 6

第三話 メイドさんの爪切り ※ダミヘ

ある夜メイドさんの部屋を訪れる主人公  メイド「おう、部屋に来るなんて珍しいな……何か用か?」 メイド「遊びに来たって……なんにもねぇけどいいのか?」 メイド「まぁいいや、入ってけよ」 主人公入る メイド「ほれ、座るとこねぇからベッドにでも座れよ」 主人公座る メイド「んじゃ私も……(横へ)んしょ」 横から メイド「ふふ、女っ気のない部屋で悪かったな……で何すっかな……私もこういうのはじめてだしな……あ、そうだ!手相でも見てやろうか……ちったぁわかるんだぜ……ほれ手出してみ」 主人公手を出す メイド「ふーん……なるほど……あ……ご主人よ……ちょっと気になることがあるんだが……(しばし間)……(ぐっと近づいて)爪伸びてるぞ」 メイド「いや、手相より気になっちまってよ……切ってやるよ……いいからいいから、メイドの私に任せとけ」 メイドさん少し遠くへ メイド「爪切りはここだったなぁ……うし」 メイドさん主人公の前へ(跪くくらいの位置) メイド「ほれ手出しな……なんだよ照れて……え、手触られるのが恥ずかしい?……ば、バカ野郎そういうんじゃねぇんだから……こっちも意識しちまうだろ……まったく」 メイド「じゃ、切ってくからな……あんま動かないでくれよな……んっ」 切り始める メイド「親指からな……ほんとは風呂上りが爪を傷めないから一番いいんだがな……まぁ今日はしょうがねぇ」 メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……なんかよ爪切りの音って落ち着く気がするんだよな……不思議な安心感があるというか……ふふ、ご主人もそう思わねぇか?」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……あんまりじっと見るなよ恥ずかしいだろ」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……これでよしっと……最後にやすりで角とってやるから待ってな」 やすりがけ開始(紙やすり) メイド「ふふ、通は紙やすりでやるんだよ……こっちの方が爪を傷めねぇんだ……手間はかかるが仕上がりも綺麗だしな」 メイド「(30秒くらいやすりがけ)」 メイド「最後に手を軽くふいて……うし、綺麗なもんだろ」 メイド「ふふっ、すげぇか?……これでも爪には気を遣ってるんだぜ……反対も出しな」 切り始める メイド「そうそう、爪切る前にぬるま湯に5分くらい浸してもいいらしいぜ……一人で切る時は やってみるといいかもな……なんだその顔……ずっと私に切ってほしいのかよ……まったく……甘えんなよ(まんざらでもない感じ)」 メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……まぁ、爪ぐらいならいつでもいいぜ……私もまんざらじゃねぇしな」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……どうした……爪を切る私にでも見惚れたか?……あ……さらっと流せよばか……軽口なんだからよ……ううっ」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……うし……やすりがけで仕上げだ」 やすりがけ開始(紙やすり) メイド「ふふ、ご主人もこの爪みたいに大分丸くなってきたよなぁ……こうして部屋に遊びに来てく れて……こういうのなんかいいな」 メイド「(30秒くらいやすりがけ)」 メイド「うん、綺麗にできたな……最後に拭いてやる」 グッと近づいて メイド「どうだサッパリしただろう……おう、喜んでくれて嬉しいよ……爪の手入れをよくしててよかったぜ……ん……なんだよ……綺麗……うっ……き、急に変なこと言うな……あ、私の手か……まったくよぉ……って遊びに来たんだったよな……まぁ茶でも用意するから待っててくれや……今度こそ手相でも見てやるよ」