第三話 メイドさんの爪切り ※ダミヘ
ある夜メイドさんの部屋を訪れる主人公
メイド「おう、部屋に来るなんて珍しいな……何か用か?」
メイド「遊びに来たって……なんにもねぇけどいいのか?」
メイド「まぁいいや、入ってけよ」
主人公入る
メイド「ほれ、座るとこねぇからベッドにでも座れよ」
主人公座る
メイド「んじゃ私も……(横へ)んしょ」
横から
メイド「ふふ、女っ気のない部屋で悪かったな……で何すっかな……私もこういうのはじめてだしな……あ、そうだ!手相でも見てやろうか……ちったぁわかるんだぜ……ほれ手出してみ」
主人公手を出す
メイド「ふーん……なるほど……あ……ご主人よ……ちょっと気になることがあるんだが……(しばし間)……(ぐっと近づいて)爪伸びてるぞ」
メイド「いや、手相より気になっちまってよ……切ってやるよ……いいからいいから、メイドの私に任せとけ」
メイドさん少し遠くへ
メイド「爪切りはここだったなぁ……うし」
メイドさん主人公の前へ(跪くくらいの位置)
メイド「ほれ手出しな……なんだよ照れて……え、手触られるのが恥ずかしい?……ば、バカ野郎そういうんじゃねぇんだから……こっちも意識しちまうだろ……まったく」
メイド「じゃ、切ってくからな……あんま動かないでくれよな……んっ」
切り始める
メイド「親指からな……ほんとは風呂上りが爪を傷めないから一番いいんだがな……まぁ今日はしょうがねぇ」
メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……なんかよ爪切りの音って落ち着く気がするんだよな……不思議な安心感があるというか……ふふ、ご主人もそう思わねぇか?」
メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……あんまりじっと見るなよ恥ずかしいだろ」
メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……これでよしっと……最後にやすりで角とってやるから待ってな」
やすりがけ開始(紙やすり)
メイド「ふふ、通は紙やすりでやるんだよ……こっちの方が爪を傷めねぇんだ……手間はかかるが仕上がりも綺麗だしな」
メイド「(30秒くらいやすりがけ)」
メイド「最後に手を軽くふいて……うし、綺麗なもんだろ」
メイド「ふふっ、すげぇか?……これでも爪には気を遣ってるんだぜ……反対も出しな」
切り始める
メイド「そうそう、爪切る前にぬるま湯に5分くらい浸してもいいらしいぜ……一人で切る時は
やってみるといいかもな……なんだその顔……ずっと私に切ってほしいのかよ……まったく……甘えんなよ(まんざらでもない感じ)」
メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……まぁ、爪ぐらいならいつでもいいぜ……私もまんざらじゃねぇしな」
メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……どうした……爪を切る私にでも見惚れたか?……あ……さらっと流せよばか……軽口なんだからよ……ううっ」
メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」
メイド「……うし……やすりがけで仕上げだ」
やすりがけ開始(紙やすり)
メイド「ふふ、ご主人もこの爪みたいに大分丸くなってきたよなぁ……こうして部屋に遊びに来てく
れて……こういうのなんかいいな」
メイド「(30秒くらいやすりがけ)」
メイド「うん、綺麗にできたな……最後に拭いてやる」
グッと近づいて
メイド「どうだサッパリしただろう……おう、喜んでくれて嬉しいよ……爪の手入れをよくしててよかったぜ……ん……なんだよ……綺麗……うっ……き、急に変なこと言うな……あ、私の手か……まったくよぉ……って遊びに来たんだったよな……まぁ茶でも用意するから待っててくれや……今度こそ手相でも見てやるよ」