1.はいはい、嫉妬です
(廊下移動中)あー......うぁー......。んだよ、クソッ。何だよ、もう。くそッくそッ。あーもー......ムカムカする。イライラするッ。(図書室到着・いつもの位置に主人公)よお。来てやったぞ、ヤビツ様が。嬉しいか。嬉しいかよ。お前ぇ、さっきさ、そ、こ。鼻の下、伸ばしすぎてたよな。なあ!何がとか言わせねえよ?分かんだろ、お前ならさ。なあー?丹沢だよ、丹沢!デカパイ女ッ。あのビッチに、でれでれでれでれしやがって。何なの。そんなにあいつ好き?あーそうだよね。私よりエロいよねぇ。エロ乳してるもんねぇ。腰のラインも?太ももとか?あと露出多いよな、マジビッチだからあいつ。男とか引っ掛けまくりやがって、脳ミソすっからかんの下半身女だよ。なぁ。目ぇキョロキョロしてたろ。まず胸、次に腰。んで慌てて視線上げてさ。あーあーあー。はーあ。......私ってさ、もしかしてさ、あんまり魅力ない?ボンキュッボンじゃないのは分かってるよ。自覚してるよ。でもお前、......いぃい、いつも、エロいね、って言ってくれるじゃん。それに私が、......脱いだら勃つじゃん。ビンビンだろ、いつも。お前ってさ、気ぃ遣うでしょ。だから、私をガッカリさせないようにさ、してくれてんのかなって。思っちゃったりなんだり。今まではその、私、結構自分の身体も、顔も自信あったんだよ。隅々まで見せたの、お前が初めてだったから......。だからね、そういうさ、お前が他の女に目移りしてるの見たのが、ちょっと、うん、ショックだった、というか。......んだよ。んだよその目。ちょッ、見んな、おい、変態野郎ォッ。やめッ......その、お前のそういう目、ダメだから。ダメ。絶対ダメ。また、......シたくなっちゃうだろうが。馬鹿が。知ってんだろお前。......、......シたいの?まあ、まだ図書委員のアホが来てないけど......。いやダメだって。来るの分かってんだからさ、時間的に無理だって。はぁー......ったく。ほら、......ん。私の......匂いで、満足しろっての。......うるせえ、馬鹿。はいはい、柔らかい柔らかい。赤ちゃんかお前は。きめえんだよ童貞――じゃ、なかったな......。......う、うるさい。黙って嗅げ、クソ野郎。......ンっ......。......鼻息ッ、荒すぎッ。あーもう、きもいきもい。......あ?ば、バッカじゃねえの?してねえし。してねえよ。んあッ......♪......あっ、ちちがう。もうやめろ、終わりッ。終わりだって。はぁあッ?ぅ、......ダメ。キスはダメ。絶対スイッチ入るって。お、お前のな。私のじゃなくてな。お前のスイッチ。......はぁッ。じゃ......唇だけ。......ん......、ちゅ♪......終わり。(ハグされる)ふぁ。ぁ......こ、こらッ。だめ、ハグだめ。まずいってば。頭、ぼーっとしてくるッ......。この......あほ。知らねえよ......?見られてもォ......。ほんっとお前さぁ、仕方ねえ奴だなぁ、こういう場所じゃなきゃさぁ、興奮できないわけぇ......?あーあーもう......。じゃーあ、いちばん目立つ場所でぇ......、シちゃう?(ドアガラガラ)A「ひええ遅れちゃったー!あれッ!?ドアんところデッカい穴開いてんじゃん!なにこれ?」ッ!!A「あっ!ヤビツさん!ねえ見てこれ、ドアにデッカい穴が!穴がねッ!すごいの!」ヤ「や、やっほー。ああね、そのドア老朽化やばくてさ、木製だし」
A「あーそうなんだ!?先生に言った方がいいかな?めんどくさいなぁ」ヤ「ああ、じゃあ、私が言っとくからいいよ」A「オォオッさすがヤビツさん!ありがと~!」ヤ「いえいえ~」......、うるっせえのが来やがった。時間切れだ。またな。(早口)