□チャプター0 ・オープニング
私の家はお父さんとお母さん
兄ちゃんと私の四人家族
お父さんとお母さんは普段から
仕事で帰りが遅い日が多く
今夜も夜遅くにしか帰ってこない
学校から帰ったらお母さんの
作り置きしてくれた夕食を
兄ちゃんと二人で食べて
それぞれお風呂を済ませて
学校の宿題やったらベットで眠る
それがいつもの私の一日・・・
だけど今夜は違う
私は今夜、兄ちゃんに
抱かれなくちゃダメなんだ
その理由は学校の友達の中で
私だけが処女かもしれないから
最近友達と話してると初体験の事が
よく話題に出てついていけない
このままじゃ私は友達に
処女ってバレちゃうっ
皆はとっくに経験しているのに
私だけまだ何も知らないなんて・・・
それだけは嫌っ
私だけ仲間外れにされるかと思うと
怖くてたまらない・・・
でも私には彼氏も居なければ
町に出てスケベオヤジを
相手にする度胸も無かった・・・
だから私は兄ちゃんで
処女を捨てる事にした
そして今
私は兄ちゃんの部屋の前にいる
『うぅ・・・何だろ・・・
心臓がドキドキする・・・
別に兄ちゃんが好きな訳じゃ
ないんだけど・・・
やっぱこの後セックスすると思うと
ちょっと怖い・・・
で、でも逃げちゃダメよ!
処女なんていつかは捨てないと
いけないんだから!
友達もちょっと痛かった程度って
言ってたし平気平気!
よしドアをノックする前に
深呼吸しよっ
はぁー・・・ふぅー・・・
よし落ち着いた、大丈夫!
ちゃんとお風呂で念入りに
体も洗ったし
大丈夫!大丈夫よ!』
「私だって
セックスくらいできるって!
楽勝だって!!」
私は緊張しながら恐る恐る
兄ちゃんの部屋のドアをノックした