【01_誘導と融合】
はぁ~い、こんにちはぁ~。
今日は、よいこのいきもの教室に参加してくれて、
ありがとうございま~す。
……あら?今日の参加者は……お一人様、でしょうか?
うふふ、そういう事もありますから……大丈夫ですよ。
むしろ、つきっきりで丁寧に教えてあげますから、
よろしくお願いしますね。
今日は、とある海のいきものの不思議な生態について、
お勉強しましょうね。
さて……「チョウチンアンコウ」という魚は、ご存じでしょうか?
海の深い、深ーいところに棲んでいる、深海魚の一種です。
今日は、その興味深い生態について……一緒に、お勉強していきましょうね♪
それでは早速……チョウチンアンコウの生態をお勉強する為に、
まずは、海の底に向かいましょう。
うふふ……もちろん、言葉そのままの意味ではありません。
これは……催眠術っていう、ちょっと不思議な技法を用いて、
深海をふわふわと漂っているような気分になって、
チョウチンアンコウの不思議な生態を、よりリアルに、より感じやすくする、という事。
その為の準備を、今から行いますからね。
では、そうですね……貴方を安全に、海の底まで連れていってくれる、
まぁるいカプセルを、イメージしてみましょう。
一面が透明な窓で、シンプルなつくりをした、潜水カプセル。
貴方は、このカプセルのイメージの中にいるだけでいい。
それだけで周りの世界が、海の中の深い、深い所へ、すーっと降りていく。
そして、もちろん……
それらのイメージを広げるお手伝いは、
この私が、させて頂きます……
色々とお願い事をするかと思いますが、ご協力、宜しくお願いしますね。
それでは……お待たせしました。
これより、催眠誘導を始めます。
まず、私の言葉通りに、イメージを広げて下さい……
ここは小さな球体、潜水カプセルの中。
この真ん丸の空間が、少しずつ、海の底へと向かっている。
中には貴方と、私の二人。
外の世界の音が、心地よく伝わってくる。
だから、外の様子を感じ取る事ができる。
今……私達は、水の中を、深い、深い所に向かって、すーっと降りている。
ぶく、ぶくと細かくはじける、泡の音。
心地よい揺れを、ゆら、ゆら、と、わずかに感じるような気がする。
その感覚もまた、泡と一緒に水面の方に、上の方に昇って、消えていく。
その分だけ逆に、私達はより深い所へ、すーっと、沈み続けている。
ぶく、ぶく……ぶく、ぶく。空間が、沈んでいく。
ゆら、ゆら……ゆら、ゆら。イメージが、沈んでいく。
はい。そのままイメージする事を、意識していてくださいね。
ところで……ご存じかもしれませんが、深海には、強い水圧がはたらいています。
そのような世界でも生きていく為に、深海の生き物は特別な身体……
そう、柔らかな肉体をもっているものが多いですね。
もっと海の底の世界を、楽しむために……
私達も、身体の力を抜いて、柔らかくなってみましょうか。
実際に今から、身体の力を入れたり、抜いたりしていきますよ。
では……仰向けで手足を軽く開いて、息を吐きながら、
背中に体重を預けてみましょう。
私の言う通りに、やってみて下さい。
ほら、手足を軽く開いたら、息をふーって吐く、すーっと背中に体重を預ける、
そのまま、ずーんと沈む……
はい……上手ですよ。
これだけでも少し、脱力できましたね。
そうしたら……右腕に感覚を集中。
感覚が集まると、自身の右腕を、より意識できるようになる。力を込めやすくなる。
ほら、右腕にぐーーっと力を入れていく。肩、腕、手をぎゅーーっと握る……
右腕全体に、力がかかっているのを感じる。
はい、力を抜いて、ゆーっくり右手を開く、
ふわーっと力が抜けていく……
腕も、肩も脱力して、ふわふわーーっとしていく。
水の中に、右腕がゆらゆらと馴染んでいくような感覚。
右腕に集まっていた意識も、ゆらゆら馴染んで、消えていく……
感覚が集まれば、意識が強まる。逆に意識が離れれば、感覚もぼやけていく。
最初よりも……少し右腕が、ぼやーっと、リラックスしているかもしれませんね?
このリラックスを、広げていきましょう。
では、左腕に感覚を集中。左腕にすーっと意識が集まって、敏感になる。
ほら、左腕にぐーーっと力を入れていく、肩、腕、手をぎゅーーって握ってーー……
はい、力が抜けて、ゆーっくり左手が開く、
そのまま指先から、ふわーっと力が抜けていく……
腕も肩も脱力して、ふわふわーーっとしていく。
水のように、ゆらゆらとリラックスしていく。
左腕から、意識がゆらゆら離れていく……
身体と一緒に、呼吸や気分も、ぼやーっとリラックスしていくかもしれませんね。
次は……右脚に感覚を集中。
感覚が、意識に集まって、力を込めやすくなる。
ほら、右脚に力を入れる、ふともも、ふくらはぎ、かかとまで、
右脚全体に、力がぐーーっとかかっている。
はい、力を抜いて、ゆーっくり息を吐く。
吐いた息と共に、すーーっと力が抜けていく。
右脚の感覚も、水のようにゆらゆらしていく。
右脚から、意識がゆらゆら、離れていく……
力も意識も抜けていくと、そのうち……
海の中をゆらゆら、漂い続けるような気分に、なれそうですね。
左脚も……そう。感覚と意識が集まってきて、左脚が敏感になっていく。
ほら、左脚に力を入れる、ふともも、ふくらはぎ、足の先まで、
左脚全体に力が、ぐーーっと込められていく。
はい、力が抜ける、ゆーっくり息を吐く。
吐いた息と共に、すーーっと力が抜けていく。
左脚が、ゆらゆら、ゆらゆらしてくる。
左脚から、意識がゆらゆら、離れていく……
後は……そうですね、頭。思考、考え方といったものを、脱力させましょう。
海の底では、何が起こるか分かりませんから、
頭もゆらゆら、ふわーっとさせて、考え方を柔軟にしておきましょうね?
では……頭に感覚を集中。
目と目の間、額(ひたい)の辺りに感覚が集まって、イメージが広がっていく。
意識が水の中、海の中を、不規則にゆらゆら、漂っている。
実際に頭がゆらゆら、動いているかもしれない。それ程に、リラックスできている。
その、ゆらゆらしている意識を、引き寄せるつもりで……
ほら、ぎゅーっと目をつぶる、
両目のまぶたに、力がぐーーっと、込められていく。
意識が額に、ぐーーっと集まってくる。
はい、目は閉じたまま、力を抜いて、ゆーっくり息を吐く。
吐いた息と共に、すーーっと力が抜けていく。
頭が、ぼやーーっとしてくる。
意識がまた広がっていって、ゆらゆら、水の中を漂っている。
もう一度、やってみましょう。
ほら、ぎゅーっと目をつぶる、
両目の端から、額に向かって、意識がぐーーっと、集まってくる。
はい、目を閉じたまま、力を抜いて、ゆーっくり息を吐く。
吐いた息と共に、すーーっと力が抜けていく。
頭がぼやーーっとしてくる。意識がゆらゆら、ゆらゆら、心地よく揺れている。
まぶたも、もし両目をゆーっくり開こうとしても、
意外と重たくなっているかもしれません。
真っ暗な海の底に近付くにつれて、目で見るのではなく、
肌や音から感じ取るほうが、優先されてきているのです。
そのまま、目は閉じたままで構いませんよ。
はい、お疲れ様です。
身体も意識も、だいぶ力が抜けて、ふわふわ、ゆらゆら、してきましたね。
この、水の中を漂うような感覚、大切にしていきましょう。
ほら……私の声も、何だかゆらゆらしているように、感じるかもしれませんよ?
さて……こうしている間にも、
私達はもっと、もっと深い所へ、降り続けています。
水の中を、すーっと、降りている。
ぶく、ぶくと細かくはじける、泡の音。
ゆら、ゆらと感じる、心地よい揺れ。段々大きくなっている気がする。
それは当然の事……だって貴方の身体と心は、さっきよりもリラックスしていて、
その変化を、とても感じやすくなっているから。
だから、貴方の意識に浮かんでいるイメージもまた……
ほら、海の底に向かって、すーっと降り続けている。
そのまま、どんどん沈んでいって、見えなくなってしまいそうですよ。
そう、目で見えないなら、感じましょう。ほら……
ぶく、ぶく……ぶく、ぶく。空間が、沈んでいく。
ゆら、ゆら……ゆら、ゆら。イメージが、沈んでいく。
そう、身体も意識も、ふわーっと力が抜けた状態で、ゆらゆらしていればいい。
それだけで、海の底へ、とても静かで心地よい所へ、連れて行ってもらえる。
ひとりでに、身体がゆらゆら、動くかもしれない。
意識がゆらゆら、揺れるかもしれない。
それは貴方が、とても柔らかくなっている証拠。
ゆらゆら、ふわふわ、外からの刺激に逆らわないから、
もっとゆらゆら漂って、深く、深ーく降りていく。
ゆらゆら、ふわふわ、すーっと……
そう、こう言われただけでも、イメージが深く、深く、降りていく。
ほら、ゆらゆら、ふわふわ、すーっと……。
漂う、降りる、気持ちいい。
さあ……今の貴方は、すっかりゆらゆらして、
もう十分に柔らかくなりましたから、
ここから、私と一緒に、深い海の中へと泳ぎ出ることができます。
とても気持ちよく漂いながら、海の底まですーっと、降りていく事ができますよ。
では、よく聞いてください。
私が10からゼロまでカウントダウンすると、
貴方を包んでいるカプセルが、泡のように、ぱちんと弾けます。
同時に貴方の意識は真っ白になって、
海の一番深い所へ、すーっと、降りていきます。
分かりましたね?
はい、では……カウントダウン。
じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ごー、よん、
さん もう目の前が、真っ白になりそう。
にー 頭の中も、真っ白になりそう。
いち でもとても優しくて、心地よい。
ゼロ ほら、泡が弾ける。
意識がぶわっと、白い光で溢れる。
意識まで真っ白になる。
真っ白になって何も分からないまま、落ちる、落ちる、落ちる。
ふわふわ~って、漂いながら落ちる。
ゆらゆら~って、揺られながら落ちる。
ずぶずぶ~って、沈みながら落ちる。
だって、ここは深ーい、海の底。深く落ちるのは、当たり前。
そう、深い所に、すーっと落ちていく。
じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、
ごー、よん、さん、にー、いち、
ゼロ。
ほら、私と一緒に、すーっと落ちる。
私達の周りも、ぐにゃぐにゃに柔らかくなったまま、落ちる。
感じるもの全てが、ぐにゃぐにゃにとろけ落ちたまま、落ちる。
すーっと、落ちる。ずぶずぶと、落ちる、落ちていく。とても心地いい。
柔らかくて温かいものの中に、とろとろーって、沈み込んでいく。
この深い深い海の底で、柔らかくて温かいもの……
そうです、私が貴方を背中から抱きとめて、包み込んでいるのです。
うふふ……ご存知ですか?
一部のチョウチンアンコウのオスは、メスと比べて身体が非常に小さいのです。
だから……私の声が、大きく、響いてくるように、聴こえているんですよ?
そして……メスである私が、オスである貴方を、文字通り、ふわーっと、
優しく包み込む事ができるんです。
そのままさらに落とされて、沈み込んでいきましょうね。
じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、
ごー、よん、さん、にー、いち、
ゼロ。
ほら、落ちる、落ちる、
そのまま背中から、ずぶずぶ、ずぶずぶ、身体が飲み込まれていく。
沈む。沈んでいく。
もう海の底まで沈んだのに、今度は私の肉体に沈んでいく。
そう、もっと堕ちる。もっと気持ちよくなれる。
ほら、ゆらゆら、ずぶずぶ、堕とされていく。
うふふ、その心地よさを感じながら、説明もぼんやりと聞いていましょう?
今……オスである貴方は、メスである私の肉体と、融合しているのです。
最終的には、貴方はおちんちん以外の全てを吸収されて、
私の身体の一部となるのですよ。
うふふふふ……どうしました?
これがチョウチンアンコウの不思議な生態なのですから、
何もおかしな事はありませんよ?
だから貴方は、もうカウントがなくても、「いらっしゃい」と言われるだけで、
気持ちよく、ずぶずぶと、私の中に沈んで、堕ちていけますからね。
分かった?
はい……じゃあ、もっとこちらへ、いらっしゃい?
ほら、また背中がぐにゅぐにゅとろけて、力がすーっと、抜けていく。
力が抜けたから、身体がずぶずぶと飲み込まれていく。
落ちる。落ちる。落ちていく。
代わりにこの心地よさを、もっともっと味わいたいっていう気持ちが、
ぞくぞくって湧き上がってくる。
そうです、おちんちん以外は退化、吸収されて、
射精する為だけのモノへと変わっていく……
つまり、貴方はこれから、ゆっくり時間をかけて、
私の精液タンクに、なるのです。
ほら、いらっしゃい?
また背中がぐにゅぐにゅ、優しい、温かい、
身体が沈む、ずぶずぶ、ずぶずぶと沈んでいく。
心地よさでどろどろにされて、力がすーっと、奪われていく。
不思議な気持ちよさに、全身が、ぐにゅぐにゅ包まれていく。落ちていく。
ぐちゅぐちゅ~って、気持ちよく飲み込まれていく。
でも、もしかしたら……いくら弱くて小さいオスでも、
少しは、プライドというものがありますかね?
試しに少し……私の言う通りに、「イヤイヤ」して、抵抗してみましょうか。
もっとも、既に融合は始まっていますから、もう私の身体からは離れられないし、
貴方も、身体がすっかりぷるぷる、ぐにゅぐにゅになっているから……
イヤイヤするほど、私の肉体と絡み合って、
もっと、もっと深く、沈んで堕ちてしまいますけどね……♪
では、身体の動く範囲で、もしくはイメージの中だけでも構いません、どうぞ。
ほら、くね、くねって……ゆーっくり、イヤイヤしながら……
うふふふ……そのまま、いらっしゃい。
ほら、声が響く、心がゾクゾク反応する、吸い寄せられる。
熱い、柔らかい、気持ちいい。
ぐにゅぅ、ぐにゅぅって、柔らかな身体がこすれ合う。
そのまま私の温かい肉体と、深く深く混ざり合っていく。
「イヤイヤ」していたはずなのに、
さっきよりもずっと深く、深ーく繋がっちゃった。
でも、オスはみーんな、本能でメスのおちんちんになりたい思ってしまうのだから、
おかしな事ではありませんよ?
そう……貴方はもう立派な、チョウチンアンコウのオスであり、
今まさに、私のおちんちんになろうとしているのです♪
じゃあほら……。今からあのキーワードを何度も言ってあげるから、
その度に全身をぷるぷる、ぐちゅぐちゅにされて、
温かい、柔らかい、気持ちいい、でいっぱいになりましょう?
そうしたら肉体が完全に融合して、貴方は私のおちんちんになるの。
分かった?
うふふふ、じゃあ……
私の中に、いらっしゃい。
ほら、また全身の力が抜けて、無抵抗になる。
いらっしゃい。ぐにゃぐにゃになった身体がビクビク跳ねて、ゆらゆら揺れて、
そのまま、ずぶずぶと、飲み込まれる。
ほら……いらっしゃい、いらっしゃい、いらっしゃい。
頭の中で、何度も何度も反響する。
そのまま貴方の全てが、私の大きな肉体に包み込まれて、取り込まれていく。
あたたかい。やわらかい。とても、きもちいい。
ほら……いらっしゃい、いらっしゃい、いらっしゃい。