トラック3:キーボードのこだわり?
;7/左 通常 開始
【後輩上司】
「くううぅ……あれから10戦やって……たったの4勝。
惜しいけど……でも負けは負け」
【後輩上司】
「なのに……なのに!
まさかの勝利のご褒美が……」
;SE メンブレンキーボードの音(強・継続)
【後輩上司】
「お仕事の続きの許可と、
作った資料のチェック……だなんて……」
【後輩上司
「はぁ~こんな形でご褒美を使われるとは……
本当に先輩ってば、真面目さんですね……」
【後輩上司】
「まあ、それが先輩の、魅力的なところだとは思いますけど……」
;声優さんへ:聞こえづらいように独り言
【後輩上司】
「でも、これって、女として見られてないのかな……」
【後輩上司】
「……い、いいえ、なーんにも言ってませんよ。
はいはい、口より手を動かしますよ。そういう約束ですもんね」
;SE メンブレンキーボードの音(継続)
【後輩上司】
「(10秒間ほど息遣い)」
;SE メンブレンキーボードの音(停止)
【後輩上司】
「……うーん、けど、やれと言われても、
わたし、業務時間外だとはかどらないんだよな……」
【後輩上司】
「こういうときは先輩の部屋を家探して息抜きですね。
なにか面白いものでも…………あっ!」
;7/左 接近 囁き
【後輩上司】
「なーんだ、先輩。
あそこにちゃんと面白いものあるじゃないですか」
;7/左 通常
【後輩上司】
「あれって……キーボードですよね?
でも、遠目から見ても普通のと違うし、なんだろう」
;SE:衣擦れ:立ち上がり
;SE:7/左→8左上→9/正面遠方 足早にその場から離脱する音
;9/正面遠方 通常
【後輩上司】
「え……なにを言ってるか聞こえませんよ?
わたしは今休憩中でーす」
【後輩上司】
「……んっしょっと、ほぉほぉ、これはこれは……
間近でみるとなんかちょーかっけぇーデザイン!」
【後輩上司】
「うん、これは持ってきちゃおう!」
;SE:9/正面遠方 机からキーボードを持つ音
;SE:9/正面遠方→1/正面 へと近づく足音
;1/正面 接近
【後輩上司】
「ただいまです、先輩。
さぁて、このメカニカルなキーボードはなんですか?」
;SE:メカニカルキーボードを接近させ連打
;1/正面 通常
【後輩上司】
「(10秒ほど息遣い)」
【後輩上司】
「……ほうほう、これはなかなか……
でも、なんかキーが透明で、赤い感じ……」
【後輩上司】
「これってもしかして、今流行りの
ゲーミングPC用のキーボードとかいうやつですか……」
【後輩上司】
「……あっ、やっぱりですか。
先輩ってばオンラインゲームもしますもんね。
そのために買ったと……」
【後輩上司】
「ぅえっ!? ちょっ、そんなお値段するんですか?
ほぉ~、そんな高い物なら……」
;SE:衣擦れ
;1→7へ足早に移動
【後輩上司】
「遠慮なく使わせてもらいますね!」
;SE:7/左 座る音
【後輩上司】
「はいはい、手を伸ばしてもダメですよー!
わたしに捕まったのが運の尽きですからね……」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);置く音
;SE:キーボード(メカニカルキーボード):USB口に挿入する音
【後輩上司】
「おおー! 繋いだ瞬間、なんか光った。
なんかPC機器よりインテリアっぽい感じですね……」」
【後輩上司】
「でもでも、肝心なのは実用性。
えーっと、メモ帳を開いて……」
;SE マウスのクリック音 数回
【後輩上司】
「……よしよし、打つ場所に合わせて……えいっ」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);打鍵音(弱)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「……おっ? おお、なにこの小気味いい音!
普段使ってるものより、カタカタがなんかやばい……」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);打鍵音(強)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「ほぇ~ちょっと強くしても、どんどん文字が打てちゃう……
それに文字の認識もちゃんとしてくれてるし……」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);打鍵音(強)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「てか、打つたびにカラフルに光ってめっちゃやばいですね」
【後輩上司】
「いやーこれは、わたしも欲しいな。
先輩、これ……わたしにくれませんか」
;SE:身じろぎ音
【後輩上司】
「ああ、冗談、冗談ですよ! 自分で買いますって」
【後輩上司】
「でも、本当にすごいのか、先輩が使ってるのに
差し替えさせてもらいますよ」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード):USB口から引き抜く音
;SE:キーボード(メンブレンキーボード);置く音
;SE:キーボード(メンブレンキーボード):USB口に挿入する音
;SE:キーボード(メンブレンキーボード):打鍵音
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「うん、やっぱり使ってる方が、
なんかしっくり来るんだよな……さーて」
;SE:キーボード(メンブレンキーボード):打鍵音(弱)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「ほぉ~なるほどなるほど。これはこれは……
じゃあ、こっちのゲーミングキーボードの方は……」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);打鍵音(弱)
【後輩上司】
「(5秒ほど息遣い)」
;SE:「……」の間で、キーボード(メンブレンキーボード):打鍵音
【後輩上司】
「うん、やっぱりゲーミングの方が軽いですね。
こっちは…………うん、やっぱり少し重いかも?」
;SE:キーボード(メンブレンキーボード):打鍵音((強)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「うん、それにそれに文字の認識も
さっきより若干遅いな感じですね……」
;SE:キーボード(メンブレンキーボード):打鍵音(強)
【後輩上司】
「(5秒間ほど息遣い)」
【後輩上司】
「それに音もあんまり響かなくて、重いかも……」
【後輩上司】
「いやーキーボード一つとっても、
こんなに違うなんてな……」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード):机から手に取る音
【後輩上司】
「……はい、どうぞ、先輩。今使ってるわたしと
同じタイプのそのキーボードと交換しましょう」
【後輩上司】
「ぇ? どうして? それこそ愚問ですね。
いいですか? 仕事を早く終わらせたいのなら、
使う道具もいいものを積極的に使うものですよ!」
【後輩上司】
「それに、お仕事早く終わらせたら、わたしが……」
;7/左 接近
【後輩上司】
「い・い・こ・と・してあげますよ……(軽く息を吹きかけ)」
;SE:リスナーが身じろぐ音
【後輩上司】
「くすっ、びっくりしすぎですよ。あらら、お顔も真っ赤。
まったく、先輩ってぴゅあっぴゅあですね」
【後輩上司】
「あはは、怒らないでくださいよ。
それに夜中もずっと仕事だというのいやですよ」
【後輩上司】
「だから、これを使って仕事をやっつけましょうよ」
;SE:キーボードを受け取る音
;SE:カチッ、とキーボードをUSB口に挿し込む音
【後輩上司】
「おお、すげー! やっぱり光ってかっこいいですね。
じゃあ、作業を続けましょうか、先輩」
;SE:キーボード(メカニカルキーボード);打鍵音(強め・継続)
【後輩上司】
「そうそう。その表の空白を全部埋め尽くしちゃえ!」