Track 3

【4.ピンクの世界】

これで あなたの周りが 完全なピンク色になっちゃった どんどん、先に進んでいきますよ 今度は、ちょっといやらしい「ピンクの世界」 また、イメージをしましょう ほら、あなたの周りの水 ちょっと温かくて トロトロしていませんか? 意識したら、周りの水が なんだか優しく絡み付いてくるみたい とろとろ とろとろ とろとろ とろとろ ピンクの液体に全身を撫でられて 身体がじわーっと温かくなっていく さらに全身の力が抜けていく 力が抜けるたびに あなたは「卵」へと近づいていきますよ ふふ、すごくいい顔をしていますね そんなに気持ちいいんですか? このまま私の声を遠くに聞きながら どんどん落ちていきましょう とろとろ とろとろ 温かい あなたはこの快楽を、身体で覚えてしまう 「気持ちいい」は、大切なこと 大切なことは、忘れたくても忘れられなくなる… そのまましばらく、身を任せていてください 私はしばらく、 あなたに話しかけるのをやめますが その間も私は、あなたを 「卵」の元まで導いていますから 安心してくださいね それでは、また <無音> 私の声、聞こえますか? 今から3つ数えたら、目が覚めて あなたは催眠状態から抜け出します いち、にー、さん はいっ (ぱんっ) 大丈夫ですか? 驚かせてしまって、ごめんなさい あと少しで、あなたの意識は 道を間違えてしまい、「卵」の元に たどり着けなくなってしまうところでした でも、ちゃんと私の言うことを聞いて 催眠状態から抜け出すことができましたね 大丈夫、今までの暗示はまだあなたの中に しっかり残っていますから また催眠の世界へ戻りましょう 私が3つ数え下すと、あなたはすぐに ピンクの世界に引き戻される あの快楽、あなたの身体は覚えてるでしょう…? ほら、さん、にー、いち ゼロ 一瞬であなたの意識が沈む とろとろ とろとろ とろとろ ピンクの快感が再びあなたをとろけさせる 同時に自分が何者なのか、分からなくなってしまう 分からないことは、忘れましょう? あなたは身体に刻まれた、ピンクの快楽だけを 覚えていればいいの もう一度、眠りの呼吸をしましょう 息をゆったりと吐くと、あなたは深いところに すぐ落ちていくんでしたよね? 息を吸ってー(空気が集まる) ゆったりと吐く(沈む) 息を吸ってー(意識が集まる) ゆったりと吐く(沈む) この呼吸をすると力が抜ける 力が抜けると、ほら 身体がとろとろ 意識がとろとろ 再び眠りの世界へ落ちていく しばらくこの呼吸を続けましょう  ねえ  朝、なかなか起きられないとか  二度寝しちゃうのとかって  何故だと思います?  それは、寝ぼけた状態だと  全身の感覚が敏感になっているから  肌に触れる感触が気持ちいい、  温もりが気持ちいい、ってなっちゃうから  起きられなくなってしまうんですよ  あなたは今、  一度目が覚めて寝ぼけている  まさにそんな状態なんです  ほら、そのことに気が付くと  あなたの感度が上がっていく  肌にこすれる感触  あなたを包む温もり  とても気持ち良くなってきませんか?  あなたの二度寝をとがめるものは  ここには誰もいませんよ  存分に、気持ち良くなりましょう?  気持ちいいから起きられない  気持ちいいから落ちていく  落ちていくのは、気持ちいい  あなたは、この催眠状態から出られなくなっちゃうの  ふふ、おやすみなさい  ちゃんとあの呼吸は続けていますか?  眠りの呼吸、すればするほど  あなたは深いところへ落ちていくんですから  忘れてはいけませんよ  はい  吸ってー  吐いてー  吸ってー  吐いてー ほら、さっきよりもさらに深くに落ちて とろとろのあなたの周りの液体 段々と軟らかい感触を伴っていきますよ まるでお口の中、粘膜のような 全身をキスされて 舌でれろーっとなめられているような感覚 思わず身体がぴくっ、ぴくって反応しちゃう ふふ、その感覚に身を任せてください ほら、 ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ あらあら、もう我慢できない? ダメですよ、まだ気持ち良くなっちゃ ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ … よく聞いてください あなたは「卵」にかなり近いところまで 降りる事ができました 後はそのまま、漂う感覚を味わって もっと深いところへ落ちていきましょう 私はしばらく、 あなたに話しかけるのをやめますが 次に私の声が聞こえた時には もう、「卵」はすぐそこ かも、しれませんね それでは、また後ほど