プロローグ
ウリエル「ああ、至上なる神の使徒になるために集まって…… なんて可愛らし
いのでしょう…… そうは思いませんか?エリス」
エリス「ええ、ウルト…… 四年に一度の試練の儀式にふさわしい子ら、ですわ」
イリス「ふふふふ…… 本当に、皆さん可愛らしいこと…… 」
ウリエル「あらあら、皆さん緊張していますね、イリス?この子らに説明を
…… 短めにお願いしますね」
イリス「はい、姉さま。
それでは神に仕える使徒の私、イリスが試練について告げます。
人の子らよ、傾聴しなさい。
…… とは言っても、試練とはここからそれぞれの天使と共に試験の部
屋に進み
私
、
たち天使が課す試練に耐えきって聖印を授かる……
というとても単純なものです。不安になる必要はありません、
あなたたちがこれまで励んできた成果を見せれば、道は開かれるでし
ょう」
ウリエル「それでは、私はこちらの子を…… 」
エリス「まぁ、ちょっとせっかちじゃないですか?ともあれ、私はこの子で」
イリス「…… もう、姉さまたち、はしたないんだから……
それじゃあ…… キミは私が担当してあげる。大丈夫、キミ、とっても
私の好みだから…… ふふふ…… 」