06_おやすみなさい、貴女。
「はぁ……はぁ……、どう、貴女……? 少しは身体もココロも解れて……リラックス、出来たかしら……?」
「ふふ……最後は思わず私まで一緒に気持ち良くなってしまったけど……貴女が可愛すぎて我慢が出来なかったのよ?」
「……ありがとう、嬉しいわ」
「ちゅっ」
「あら? そんな、貴女が申し訳なく思うことなんて、何にもないのよ?」
「弱音なんていっぱい吐いてほしいの。本当よ?」
「……外ではとっても頑張り屋さんで気を張ってる貴女が、こーんな甘えん坊でエッチなところを見せられるは私だけ……」
「私にはそれがすごく……嬉しいんだから♪」
「でも……出来ればでいいんだけど……限界ギリギリまで頑張り過ぎちゃうのは、少しずつ減らしてほしいかな……?」
「限界ちょっと手前、くらいで……。うん、ちょっとでいいの、ちょっと手前で」
「だって……ふふっ、弱ってる貴女ってば、されるがままで……とっても可愛いんだもの♪」
「うふふっ、嘘よ、嘘、冗談だってば。ふふっ、貴女ったら、本当に可愛」
「……ふふ、仕返しされちゃった♪」
「……ふ、ふわぁ~あ」
「……やだ、大きなあくび。って、貴女にも移っちゃったわね。本当に心身ともにリラックスできた証拠かしら?」
「そうね……私も実は、少し眠いかも……ふぁ……」
「ふふ……シャワーは明日、朝でも良いわよね……。朝ごはんは、シチューの残りを温めたらいいし……」
「ええ、今日はこのまま……抱き合って眠っちゃいましょうか?」
「……また頑張り過ぎちゃったときは、私がこうやって癒してあげる。だから……」
「安心して、明日を迎えましょう……ね?」
「おやすみなさい、貴女……大好き、よ……?」
「ちゅっ♪」