(■Track01:プロローグ)
(§)
(【主人公】立っている)
(【ネム】)
(声のする方向:前【普通】)
(体勢:立っている)
…あの、ご主人様
お部屋が散らかっているので、掃除…させてください
……そうは言っても、埃っぽくなっていますし。咳…出ちゃいますよ
……私、これでもご主人様のメイドですから。見過ごすことはできません
ご主人様には、大きな恩があるんです。日々のお世話で、少しでもお返ししていかないと…
(◇積んでいた漫画が崩れる音)
…あっ。私…またドジを
大切な漫画なのに、倒してしまって…。すみません、すぐに片づけますので
……あれ。これ、エッチな……あ、ご主人様?
(◇主人公慌てて駆け寄る足音)
そんな、足の踏み場もないようなところで走っては…
(◇メイド服越しの胸で、転んだ主人公を受け止めるぼふっという音)
(位置:前【普通】→左【近】に移動)
……んっ。ほら、言っても遅いですけど、転んじゃいますよ?
……その、お怪我はありませんか?
ちゃんと受け止めたので、大丈夫だとは思うんですけど…
(位置:次の台詞を言いながら、左【近】→前【近】に移動)
例えば、足を捻ったり……ご主人様?
先ほどから、腰にしがみついたままですけど…どうされましたか?
(◇衣擦れの音)
(位置:前【近】→前【普通】に移動)
……あっ。大丈夫、なんですね。良かったです
……それにしても、ご主人様って……ああ、いえ。何でもありません
お部屋の掃除は、お任せしますね
…ただ、あんまり散らかりすぎていると、転んじゃったり、
大切なものを踏んでしまうこともあるので…
危ない目に遭わないためにも、ちゃんと綺麗にしてくださいね
……はい。それでは、私はこれで…。失礼しました
(◇部屋の扉を閉める音)