Track 1

トラック1:奥様は火星人?

;本編スタート: ;以下はリスナー ;SE:14/右上遠方→13/真後ろ→5/後ろ→1/前 足音停止 ;以下は火星人 ;SE:1/正面 鍵の解錠音 ;SE:1/正面 ドアが開く音 ;SE:1/正面 ドアの開閉音 :1/正面 通常 【火星人】 「おかえりなさい、あなた♪」 【火星人】 「……くす、不思議そうな顔ね。 ううん、驚いてるって言った方がしっくり来るかな?」 【火星人】 「理由はもちろん…… どうしてタイミング良くドアを開けられたか、よね?」 【火星人】 「それはね……」 ;3/右 接近 囁き 【火星人】 「旦那様の愛を受け取ったから♪」 ;3/右→1/正面 通常 【火星人】 「……なーんて言ったら、 あらあら~お顔が真っ赤になっちゃったわね~」 【火星人】 「今さら、なーに照れちゃってるのかにゃー?  まったく可愛いな、あなたってば!」 【火星人】 「まあ本当のことを言うとね…… ほら、外の風、強いでしょ?」 【火星人】 「洗濯物が飛ばされないようにって取り込もうと ベランダに出たら、あなたの姿が丁度、見えたわけ」 ;SE:環境音 風(ドアを開けたままを想定) 【火星人】 「……と、言ってる傍から、また冷たい風が吹いてる」 【火星人】 「そのままそこに突っ立てたら風邪ひいちゃうわよ ほら、早く入りなさい。ああ、鍵はきちんと閉めて」 ;SE:5/真後ろ ドアの開閉音 ;SE:5/真後ろ 鍵を締める   【火星人】 「うん。いいわね。じゃあ……」 ;1/正面 接近 【火星人】 「改めておかえりなさい、あなた♪」 ;1/正面 通常 【火星人】 「うーんと、こういう時は……」 【火星人】 「遊ぼっか?」 【火星人】 「あーその顔……。ベタに、ご飯かお風呂?  それとも……わ・た・しとか、言われるとか思ってたでしょー。 もぉ~」 【火星人】 「私だって、気を遣えるときは遣えますー。 ねぇ、今日のあなた、お仕事でなにかあったでしょ?」 ;SE;リスナー身じろぐ音 【火星人】 「なんにもない? そう? べつにご飯とかお風呂とかを先に済ませてもいいけど、 気が晴れない状態でしても、きっとリラックスできないと思うわよ」 【火星人】 「そうね……さしずめ、次の会議で確実な資料が欲しいとか。 具体的には異星人と地球人がもっと仲良くしてるものが足りないとか 焦ってるって感じかしら?」 【火星人】 「……ふっふっふっ、驚いた顔して? あなたと何年の付き合いだと思ってるの? そういう顔をしてる時は、大体はお仕事関連でしょ」 【火星人】 「まだまだ異星交流を始めた地球。 そんな地球で異性人との婚姻制度創設が 今のあなたのお仕事」 【火星人】 「それに、必要な資料ががもっと欲しいというのなら、 私はいくらでも力を貸してあるわよ だって、それが私とあなたの夢だもの」 ;SE:リスナー身じろぐ音 【火星人】 「ああ、頭を下げないでいいし、 むしろ変にかしこまったら、いい資料作りになれないわよ。 こういうサンプルはね、緩い感じで作ればいいの」 【火星人】 「だから、遊ぶっていったのよ。 ほら、あなたも気負わず、もっと楽にして」 【火星人】 「まあ、こんなものがあろうと、あるものを用意したのだけどね。 それであなたを打ち負かしてあげるわ」 【火星人】 「ふふ、いきなりなんの話かって顔ね? それは部屋に入ってからのお楽しみ、ということで。 あっ、それとも逃げてご飯とかお風呂って、手もあるけどねー」 ;SE:リスナーの身じろぐ音 【火星人】 「くす、そうでなくっちゃねー。 逃げずに立ち向かうのがあなたの魅力だもん」 【火星人】 「ほら、そうと決まれば、早速遊びましょう。カバンと上着を貸して」 ;SE:1/正面 リスナーの手を引く ;1/正面 接近 囁き 【火星人】 「よーし。部屋に入って早速遊ぼうじゃないの、旦那様♪」