トラック2:目指せ真のゲーマー! ボードゲーム!
;SE:12/右斜め遠方 ガサゴソ音
;12/右斜め遠方 通常
【火星人】
「……うん、時は来た。
今そっちに行くから、首を洗って待ってなさい」
:SE:12/右斜め遠方→1/正面 足音
;SE:1/正面 足音停止
;SE:1/正面 座る音
;1/正面
【火星人】
「んっ、しょ……お待たせ~。
今日こそ、あなたに引導を渡してやるわ……これでね!」
;SE:1/正面 箱に入ったボードゲームを置く音
【火星人】
「ババ―ン! そう、ボードゲームよ!」
【火星人】
「いい、私たちはどんなジャンルだろうとゲームをこよなく愛する人達。
俗に言うゲーマーよ」
【火星人】
「でもね、私たちが今までやってきたのはなに……
そう、あのテレビゲームだけ」
【火星人】
「それだけをやって、ゲーマーと呼ぶにはいささか早計すぎだと思わない?
真のゲーマーを称するなら、こういうのも嗜んでこそゲーマーだと私は思うの」
;SE;リスナー身じろぐ音
【火星人】
「ふふ、よく賛同したわ! それでこそ我が最大のライバルよ。
さあ、ボードゲーム。その一端を体感していきましょう」
;参考動画:https://youtu.be/CHkOgDKTuNo
;SE:1/正面 箱からボードとピースを取り出す
;SE:1/正面 ボードとピースを置く音
【火星人】
「取り出したのは穴の開いたボードと16個のいろんな形のピースね。
ピースは「色」「形」「高さ」「穴」の4種類に分けられているわ。
今から、これを使ってあなたと頭脳戦を繰り広げるの」
【火星人】
「けどただの勝負じゃつまらないから、勝った人にはご褒美を用意しましょう。
そうね、あなたが勝ったら、なんでもいうことを聞いてあげる」
【火星人】
「私が勝ったら……ふふ、内緒♪」
【火星人】
「あらあら、どうしたの? そんなもやもやした顔をして?
聞いてなかった今から私とするのは頭脳戦よ。
こういう駆け引きも一つの手段じゃない?」
【火星人】
「それとも私に負ける未来しか思い浮かばないかしら?
いいわ、じゃあ、このまま私の不戦勝ってことね」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「……うんうん、よく言った。じゃあ、
ルールをかねて、ちょっとやってみましょうか。
まずはピースの確認」
;SE:1/正面 各ピースを取ってみる。
【火星人】
「モノクロ2色、四角と丸の二つの形、
高低差の二つの高さ、穴の有無と4種類のピースがあるわね」
【火星人】
「このボードの丸のナカに縦、横、斜めと一列にならべていくの。
例えばこんな風に……」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置する音(ここだけ数回)
【火星人】
「(ボードにピースを配置:短めの息遣い)」
【火星人】
「……こうしてっと、はい、注目!
形は違うけど、同じ色が並んでいるでしょ。
こうなれば、勝ちってこと。逆に……」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置する音
【火星人】
「(ボードにピースを配置:短めの息遣い)」
【火星人】
「こうしてバラバラの色はダメね。
でも色は違っても同じ形、同じ高さ、
穴と平面とどれか合っていたら勝利となるわけ」
【火星人】
「これを私とあなたで交互に置いていく。
ただし、駒は、自分じゃ選べない
対戦相手の選んだコマしか使えないの」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「……そう! 自分で選べないの。
だから相手に勝たせないようにきちんと先読みしなきゃいけない。
じゃあ、こう置いてみるわよ」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置する音
【火星人】
「(ボードにピースを配置:短めの息遣い)」
【火星人】
「こんな風に置いた時、
私に勝利を与えないようにはどうすればいいかしら?
いいわよ、じっくり考えてみなさい」
;SE:リスナー身じろぐ音(考える)
【火星人】
「(考えるリスナーを見つめる:短い息遣い)」
;SE:リスナー身じろぐ音(ピースを掴む)
【火星人】
「お……わかったー? 私に渡して……」
;SE:リスナー ピースを渡す
【火星人】
「ふーん、これでいいのね。
じゃあ、おいてみるわよ」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置する音
【火星人】
「(ボードにピースを配置:短めの息遣い)」
【火星人】
「結果は……うん正解。そう今みたい、色違いを選ぶの。
あるいは、色違いかつ低いものを選べば正解だったわね」
【火星人】
「どう難しい? まあ、何事も経験よ。
ほら、ボードからピースをどけて」
;SE:1/正面 ボードからピースをどけて脇に配置する音
【火星人】
「(ピースをわきに配置:短めの息遣い)」
【火星人】
「準備はこれでいいわね。
じゃあ早速やってみましょうか。先行は私からね。
まずは……このモノクロの四角で低い、穴無しの棒よ」
;SE:1/正面 リスナーにピースを渡す音
;SE:リスナー ボードにピースを配置する音
【火星人】
「あら……そこでいいの?
置く場所も後々の勝敗に関わってくるのだけどね。
じゃあ、次はあなたの番よ。好きなピースを選んで」
;SE:リスナー ピースを選び、渡す音
;SE:1/正面 ピースを受け取る音
【火星人】
「ふーん、色・高さ・穴は同じ。
形は丸か……。じゃあね……」
;SE:1/正面 ピースをボードの上に叩き、配置場所を考える
【火星人】
「(ピースをどこに置くか考える:短めの息遣い)」
【火星人】
「……ここに置くわ」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置
【火星人】
「(ボードにピースを配置:短めの息遣い)」
;SE:リスナー身じろぐ(動揺)
【火星人】
「ふふ、どうしたの? そんなに身じろいで?
もしかしなくても、予定になかった手とか?」
【火星人】
「まあ、あなたがどういう風に、
先読みしているのかわからないけどね……
私が、選ぶピースはね……これよ」
;SE:1/正面 リスナーにピースを渡す音
;SE:リスナー ピースを受け取る音
【火星人】
「くす、ピースの選択が早すぎるかしら?
まあ、今回の私のテーマは短期決戦よ。
つまりはスピード勝負!」
;SE:声優さんへ ここは煽る演技をお願いします。
【火星人】
「でも、あなたは私に合わせる必要はないのよ。
あなたはあなたのペースでいいんだから。
ほら、ゆっくりじっくり考えてみなさい」
;SE:リスナーピースをボードの上に叩き、配置場所を考える
【火星人】
「(リスナーがどこに置くか考える:短めの息遣い:時折微笑みながら)」
;SE:声優さんへ ここは煽る演技をお願いします。
【火星人】
「どう、決まった? のろまな旦那様♪」
;SE:リスナーボードにピースを配置
【火星人】
「……ずいぶんと慎重だったわね。
じゃあ、次はあなたの番よ。ほら、選んで。
私に勝たせないような有効なピースをね」
;SE:リスナー ピースをボードに叩き、どれを選ぶか考える音
【火星人】
「(リスナーがピースを選ぶ:少し長めの息遣い、時折微笑みながら)」
;SE:リスナー ピースを選び、渡す音
;SE:1/正面 リスナーからピースを受け取る音
【火星人】
「……ほぉ~それを選んできたか。じゃあね……」
;SE:1/正面 ピースをボードの上でコンコンとしながら配置場所を考える音
【火星人】
「(ピースをどこに置くか考える:短めの息遣い)」
【火星人】
「うーん、ここ! ここにおくわ」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置
【火星人】
「はい、次は私の番ね。
もう決まってるのよね、これよ」
;SE:1/正面 ピースを選び渡す音
;SE:リスナー ピースを受け取る音
;SE:リスナー 配置場所を考える
【火星人】
「(リスナー配置場所を考える:少し長めの息遣い、時折微笑みながら)」
;SE:リスナー ボードにピースを配置
【火星人】
「へぇ~なかなかやるじゃない。
じゃあ、次はあなたが選んで」
;SE:リスナーピースを考える、ピースをボードに叩く音
【火星人】
「(リスナーピースを考える姿を見つめる:少し長めの息遣い)」
;SE:リスナーピースを選び渡す音
;SE:1/正面 ピースを受け取る音
【火星人】
「ふーん、本当にそれでいいの?
今なら変更を許してあげてもいいけど」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「そう。ならいいわ。じゃあ、私はこれ」
;SE:1/正面 リスナーにピースを渡す音
;SE:リスナー ピース受け取る音
;SE:リスナー ピースを置く音
【火星人】
「即決ね。私の真似?
いいわじゃあ、あなたも選んで」
;SE:リスナーピースを考える、ピースをボードに叩く音
【火星人】
「(リスナーピースを考える姿を見つめる:少し長めの息遣い)」
;SE:リスナーピースを選び渡す音
;SE:1/正面 ピースを受け取る音
【火星人】
「……あーあ、考えすぎて周りがみえなくなっちゃったわね。
じゃあ、決めちゃいましょうか」
;SE:1/正面 ボードにピースを配置
【火星人】
「はい、私のしょーり!!」
SE:リスナー身じろぐ音(動揺)
【火星人】
「……ふふ、どういうことかわからない?
じゃあ、一個一個見てみましょう。ほら」
;SE:1/正面 身を乗り出す音
;SE:1/正面 ボードの上のピースを持って、また置き直す音(数回)
;声優さんへ:置き直す音に合わせてセリフをお願いします。
;1/正面 接近
【火星人】
「お・な・じ・い・ろ・よ。うふふ♪」
【火星人】
「……高さとか形、場所を気にしてると、色って忘れやすいのよね」
【火星人】
「しかも、このコマ、ゲームを難しくするために、
わざと目に馴染むように作ってるの」
【火星人】
「まあ、なんであれこれで私の勝ちね。
つまり私の方が頭がよかったというわけで。
じゃあ、わたしのご褒美を……」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「ほぉ~まだ一勝だけしかしてないし、
こんなのゲーマーとして見過ごせない?」
【火星人】
「でしょうね? ここで勝ち逃げを許したら私の旦那様じゃないわ!
じゃあ、もっと簡単なゲームがあるから、そっちもやってみましょうか。
それはね」
;参考動画:https://youtu.be/q0AcjJTl-tE
;SE:1/正面 ボードゲームの箱をテーブルに置く音
【火星人】
「じゃっじゃーん。これよ、これ!
ブロックを使った陣取りゲーム」
;SE:1/正面 箱を開け中からボード、様々な形のブロックを取り出す。
【火星人】
「中身は、白と黒のブロックそれぞれ21個と
ブロックを嵌め込むボードね」
【火星人】
「ブロックの形が決まってるのと、
ボードにどちらが多く置けたかどうかで決まるわ。
じゃあ、私は黒色にするから。あなたは白ね……」
【火星人】
「ボードの中にこのブロックを、先に多く嵌められた方が勝ちで、
ピースを置くときは、自分の置いた同じ色の
ピースの角と角を繋げるように配置しなきゃダメだからね」
【火星人】
「ピースの置く場所がなくなったら、
残ったピースの合計点を出して、高い方が負けよ」
【火星人】
「まあ、それもやってみればわかるかな。
じゃあ、いくわよ……まずはここからスタート」
;SE:1/正面 ボードにピースを嵌める
【火星人】
「(ボードにピースを嵌める:短い息遣い)」
【火星人】
「はい、あなたの番よ、嵌めてみて」
;SE:リスナーボードにピースを嵌める。
【火星人】
「よーし、今嵌めた部分とつなげるように、ここ……」
;SE:1/正面 ボードにピースを嵌める
【火星人】
「(ボードにピースを嵌める:短い息遣い)」
【火星人】
「はい、どうぞ。私に倣って嵌めてみて」
;SE:リスナーボードにピースを嵌める。
【火星人】
「ね、簡単でしょ?
と、こんな感じでゲームを展開していくからね」
【火星人】
「それじゃあ、ここから勝負よ。
ちなみに今の手は代えられないからね」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「ズルイ? ふふん、いいんです。
だまし討ちも立派な戦略だもの。
はーい、私の番!」
;SE:1/正面 ボードにピースを嵌める
【火星人】
「(ボードにピースを嵌める:短い息遣い)」
【火星人】
「ふっふーん、私はあなたと違って堅実に行くわ。
先に、大きいものを選んだことを後悔しなさい。はい次は……」
;SE:リスナーボードにピースを嵌める。
【火星人】
「なっ!? 一切の躊躇もない!
しかもまた大きいのを選んで……
え、待って?! い、いや……違うわよね」
【火星人】
「(ボードを眺めながら考える:少し長めの息遣い)」
【火星人】
「……うぐ、べつにおかしい位置取りじゃないのに、
なーんか引っかかるのよね。まあ、いいわ、これでどうよ……」
;SE:1/正面 ボードにピースを嵌める
【火星人】
「(ボードにピースを嵌める:短い息遣い)」
【火星人】
「……ほら、あなたの番よ。
これならさっきみたいにうまくはいかないわよ」
;SE:リスナー ボードを見て考える。
【火星人】
「(リスナーボードを眺める:少し長めの息遣い)」
【火星人】
「ふふ、やっぱりそうでしょ。結構きつい手を打ったから、簡単には……」
;SE:リスナー ボードにピースを嵌める音
【火星人】
「あら、そこ? そこは……え、うそ!?
そ、そこだと、私、どこに……」
【火星人】
「(ボードを眺めながら考える:少し長めの息遣い)」
;SE:リスナー身じろぐ
【火星人】
「くぅぅぅ! なによその勝ち誇った顔!
今考えてる最中なのに……」
【火星人】
「と言ってもムカつくけど、あと置けるところはここしかないわけで……」
【火星人】
「(ボードにピースを嵌める:短い息遣い)」
【火星人】
「よし、これでなんとか……」
;SE:リスナー ボードにピースを嵌める音
【火星人】
「瞬殺!? え、うそ、他に置けるところは……ない!?」
【火星人】
「残ってる数はまだまだなのに、
合計点は……あなたが9で、私は10!?」
【火星人】
「じゃあ、なに? 私、ま、負けたの!?
違う! これは練習……そう、練習だもん!」
;SE:リスナー身じろぐ音
【火星人】
「ケチ? ええ、そりゃ、ケチを点けるわよ!
だって、今のは練習だもんね! 断じて負けてないんだから」
【火星人】
「そう、今のは夫を立ててあげた
私の良妻っぷりががにじみ出ただけの話!!」
【火星人】
「だから、もう一度勝負……じゃなくて、ここからが本当の勝負よ。
次はどっちとも私の完封勝利を収めてやる!」
【火星人】
「さあ、これから行われる私の快進撃に恐れおののきなさい!」