●第5節・一緒に広めますの
※あらすじ
※エピローグ
[前トラックの少し後]
(夕闇に染まりつつある教室で、隣り合わせて座ってるふたり)
サンペルトン教は、世間では全くと言っていいほど知られていない教えですの。
私は両親がサンペルトン教徒でしたので、小さな頃からその教えと、恋心の強さや、恋愛の素晴らしさを教えられて来ましたの。
それで、この学校にもその教えを広め、もっと愛に満ちた、健全な恋愛を推し進めようとしたのですけれども……
どうやらここの生徒さんにはまだ早かったようで、入学早々白い目で見られるようになってしまいましたの……
ですが、仔羊様は聞いて下さいましたの。
こんな私のお話に耳を傾けて下さったということは、仔羊様もサンペルトン教に入信、して頂けるということ、ですの?
(主「そうだね。悪くはない、かな」)
えへへ……嬉しいですのv
こうやって仔羊様に笑顔を取り戻して頂けた……それだけでも、シスター冥利に尽きるというものですのに。
それに、仔羊様の溢れんばかりの愛を独り占めできる……こんな幸せ、他にはありませんの……v
仔羊様、大好き……ですのv
(すこしくすぐったい気持ちのふたり)
入信して頂けるということですので、仔羊様も私と一緒に、サンペルトン教の教えを世に広めるお手伝いをして欲しく思っておりますの!
(主「これからどんな活動をしていくの?」)
ええ、ひとまずはこのお悩み相談部の活動を通して、この学校の中で教徒を集めることを目標に頑張りたいですの。
(主「手伝えることがあったらなんでも言ってね」)
はいv入学早々遅れをとってしまいましたが、まだまだ布教のチャンスはたくさんありますの。
次は夏の学園祭……きっとその準備や、生徒さん同士の人間関係などで、多くの迷える仔羊が生まれてしまうんですの……!
勝手にやっているだけなので、あまり部活動として大々的に行うとお咎めを受ける可能性はなきにしもあらず……ではございますけれど。
それでも、サンペルトン教のシスターアリアとして、精一杯頑張りますの!
応援して下さいませ、仔羊様v