■トラック4『お嫁さんといちゃらぶ晩酌♡』
;◆SE グラスにワインを注ぐ音
【入花】
「(グラスにワインを注ぐ演技)」
;◆SE グラスをカウンターの上で滑らせる
【入花】
「はい、旦那様はこちらを。私もいただきますね」
;◆SE グラスにワインを注ぐ音
【入花】
「(グラスにワインを注ぐ演技)」
【入花】
「……それでは旦那様。乾杯……♡」
;◆SE チン、とグラス同士をぶつける音
【入花】
「(ワインで唇を湿らせる演技)」
【入花】
「……ま。口当たりが良くて……美味しい……。ふふ。ワインの味なんて、そこまで詳しくはないのですけれど。
こちらは……飲みやすくて……美味しいですね……♡」
【入花】
「(ワインを軽く飲む)」
【入花】
「旦那様のお口には、合いますか……? ふふ、そーですか♡ あ、チーズなどもありますのでこちらどーぞ」
【入花】
「……え? 私に食べさせてほしいのですか?
もぉ……甘えん坊な旦那様なのですから……」
;◆声 ささやき
【入花】
「ほぉら……大きく、お口開けて……うん……お上手です……♡
ふふ……母鳥からエサを貰うヒナみたいな旦那様……お可愛らしい……♡ 写真、撮っちゃおっかな……あ、うそうそ冗談です♡ あーん♡」
【入花】
「どおでしょうか? 美味しい? えへへ……そですね。私にも、くださいまし……。あーーん…………あむっ♡
もぐ……もぐ……んっ。これ、ワインに合う……♡ えへへ、美味しいですね」
【入花】
「……何だか私、今でも不思議な気分になるんです」
【入花】
「私……メイドさんだったのに……ご主人さまと、結婚までしてしまいました……」
【入花】
「いつも、廊下で擦れ違う度に……チラチラと見ていたお方と……、
こうして……家庭を築くだなんて……夢にも思わなかったので……」
【入花】
「ああっ。私は主人に手を出してしまった、悪いメイドです……」
【入花】
「……でもあなただって……メイドさんに手を出してしまった、悪いご主人さまなのですからね……?」
【入花】
「はい。…………あーーーん……♡ もー一口、どーぞ……♡ えへ……えへへ……えへへ……♡
だめです……幸せすぎて……にやけてしまいます……旦那様に、格好悪いお顔、見せたくないのに……えへへ……♡」
【入花】
「……あまり、こっち見ないでくださいまし。……こーら……っ。なんで、ジーって見るんですか。いじわゆ。
それなら私だって、あなたのこと見つめちゃうもの。ジーーーーー……っ♡ う……旦那様……かっこよすぎて……、見てると照れちゃう……うぅ。ジーーーー……っ♡」
【入花】
「……………………」
;◆声 ささやき
【入花】
「旦那様……お手々……ぎゅって……にぎって……?」
【入花】
「あっ。いや……その……。お酒飲んでるのに……申し訳ないのですけれど……なんか、急に……あなたに、触りたくなってしまって……」
【入花】
「ね……ほら……お手々と……お手々を……合わせて……お手々の背くらべしましょ……くすっ……♡
旦那様の手……おっきい……ふふふ。このまま……指と……指を……絡めてぇ…………ぎゅぅ……♡」
【入花】
「………………ひゅいっ」
【入花】
「ぁ…………ぅ……。えへ……ごめんなさい……。私、もうあなたの奥さんなのに……。
未だ、こうして手を握っただけで……小さな女の子みたいに、顔が真っ赤になってしまうのです……」
【入花】
「我ながら……私って、あなたの事が好きすぎです……もぉ……」
【入花】
「旦那様……恥ずかしい女だな、なんて思わなくでくださいませ? 可愛すぎる、あなたにだって原因はあるんですからね?」
【入花】
「こら。甘えたがりのお嫁さんを……もっと、甘やかしてください……。ほら……あーーん……チーズ……食べさせて……♡」
【入花】
「あむっ♡ んくんく……。えへへ……美味しい……♡」