Track 2

○トラック2『はじめての耳かき・左耳』

;◆SE ドアを開く //ダミーヘッド位置・16(左前・遠い) 【アキミズちゃん】 「こちらです」 ;◆SE 足音 //ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【アキミズちゃん】 「ここ文芸部の部室なら、ゆったり出来ると思いますので。  こちらのソファーに……横になって下さい」 【アキミズちゃん】 「えーと確か。耳かきのときは、  膝枕をすると更に安らぎを得ることが出来るのですよね」 ;◆SE アキミズちゃん、ソファーに座る //ダミーヘッド位置・16(左前・遠い) 【アキミズちゃん】 「では……こちらに、どうぞ……?」 【アキミズちゃん】 「貧相な私のお膝で恐縮ですが、  枕に使ってやってくださいませ」 ;◆SE 膝枕の上に横になる //ダミーヘッド位置・3(右・近い) 【アキミズちゃん】 「(くすぐったいのを我慢しようとするが漏れてしまっている)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「膝枕って……こんなに、くすぐったい物なのですね……。  変な声出してしまって、申し訳ございません」 【アキミズちゃん】 「では早速、耳かきの方、失礼させていただきます」 【アキミズちゃん】 「……耳かきするの初めてですので、下手っぴかもしれませんが。  その時は……都度、ご教授頂ければ……」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「お耳の中に……耳かき……入れて、いきますね…………」 ;◆SE 耳かき ;◆声 ※呼吸音→ある程度アドリブで、リップ音や言葉が漏れるなどして頂けると幸いです。 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「どぉ……でしょうか……? セオリー通り……、  お耳の外側から……なぞるように……くすぐるように……優しく、耳かきしているのですが」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「ご要望がありましたら……すぐに言って……下さいね……?  私……何でもして差し上げますから…………」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「私の膝枕の方は……気持ち良い、のでしょうか……?  確かに……スカートってさわり心地、良いから……気持ち良いのでしょうか……」 【アキミズちゃん】 「私……他人とこんな近い距離でお話するのなんて、久しぶりで……。  す、すこし……緊張……しています……」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「年上なのに……お話とか……上手く出来なくて……すいません…………」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「今、使っているのは……チタン製の……細めの耳かきです……。  ちょっと……ひやっこくて……気持ちいい、ですよね……」 【アキミズちゃん】 「母が看護師で……耳かきするならこれがいい、と教わりました……。  ぁ、健康上のどうこうではなく……端に、気持ちいいからだと思います。てきとうな人なので」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「お耳の溝を……なぞって……ツ……ツー…………。  ぁ……今……ゾクっと……しました……? つーー……気持ちいいのでしょうか」 【アキミズちゃん】 「ぇっと……もっと……して差し上げますね……?」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「あなたは、ゲッコーちゃんにも……よく耳かき、して貰っているのですよね?  ……羨ましいです」 【アキミズちゃん】 「私は……まだ……その……あんまり、上手く話せないので……。  共通の話題さえあれば……もっと仲良しになれると思うのですが」 【アキミズちゃん】 「……耳かき……がんばらないと」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ちょっとずつ……お耳の中に耳かき……入れていきますね……。  お耳の、通路のあたり……あなたは……リラックス……していて下さい…………」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「そう言えば……耳かきの勉強のために……私、ネットでASMRとか……探したんですけど……。  ……なんでしたっけ…………赤ちゃん……言葉……?」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「赤ちゃん言葉で囁かれると……もっと、気持ちよく……なれるのですか……?」 【アキミズちゃん】 「ぁ。目、そらしました。何でです??」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ASMRで必要なのは……力を……だらぁんと抜いて……リラックスすること……ですので……。  あなたも……お体に入ってる力……ぜーんぶ……抜いちゃって……くださいね」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「私……けっこう……あなたのこと、色々……知っているのですよ……?  ゲッコーちゃんが……よく、話してくれるから……ふふ」 【アキミズちゃん】 「昔、どんなゲームで遊んだとかぁ……どんな場所に行ったとか……。  話だけで……色々……聞いていたので……」 【アキミズちゃん】 「実際に……本人とお話していると……変な気分です…………。  まるで、本の登場人物と……お話してるみたい…………」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「だんだん……耳かきを、お耳の奥に……入れていきますね……?  ここからは……お耳の敏感な所、ですので……余り……動かないで……下さい…………」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ぁ……やっぱり……奥の方が……気持ちいい、んですか……?」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「さっきから……お顔が……気持ちよさそうに、ふにゃぁ……ってなって……。  ふふ……喜んで頂けてて……私も、嬉しいです…………」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ぁ……そだ……私が耳かきとかASMRの練習してるの……、  ゲッコーちゃんには……ナイショにして貰っていいですか……?」 【アキミズちゃん】 「下手なのバレると……恥ずかしいので……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……ちょっと……気づいてしまったかも、しれないです……。  お耳の……奥の……コリコリ……ってしてるところをぉ……」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「つんつん……つんつん……こしょこしょ……って……甘やかすみたいに触ってあげると……、  ふふ……嬉しそうなお顔に……なっちゃうんですね……ふふ」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「なんか……ゲッコーちゃんが……耳かきにハマってるって言ったの……、  やっと、ちょっと……分かってきたかも…………」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「……耳かき気持ちよくて、触って欲しい所あったら……、  遠慮しないで言って下さいね……私……がんばりますから……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「そろそろ……ラストスパート……してきますね……。  お耳の……いっちばんふかい所とぉ……浅いところをぉ……交互に…………」 【アキミズちゃん】 「(2分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……はい。これで、こちらのお耳、おしまいです……」 【アキミズちゃん】 「あなたのお口から……ヨダレ……垂れちゃってます……。  ふふ……そんなに……気持ち、良かったんですか……?」 【アキミズちゃん】 「ぁ、いや……スカートちょっと汚れちゃったけど。それは良いです。  洗えば良いことだけですので……気にしないで……?」   ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「反対側のお耳も、気持ちよく致しますので……。  ヨダレたくさん出るぐらい……トロトロになって、下さいね……?」