Track 3

○トラック3『はじめての耳かき・右耳』

//ダミーヘッド位置・3(右・近い) ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「(呼吸音、5秒ほど)……それでは……こちらのお耳……失礼致しますね……?」 【アキミズちゃん】 「ぁ。一応、普通の枕もありますよ。  膝枕よりも、そちらが良ければ……」 【アキミズちゃん】 「……膝枕のほうが良い、ですか……?  私の太ももなんて……寝心地は良くないと思うのですが」 【アキミズちゃん】 「……私が……良い……ですか……?」 【アキミズちゃん】 「ぁ…………ぇ…………ぇあ………………ぅ」 【アキミズちゃん】 「…………はい……。では、……このまま」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「…………耳かき……失礼、致しますね……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「また……さ、最初は……お耳の……浅いトコから、です……。  溝とかを……くすぐるみたいに……」 【アキミズちゃん】 「……」 【アキミズちゃん】 「すいません……私、ちょっと……動揺してるみたいです……。  他人から……求められるというか……許容される機会が……全く無いもので」 【アキミズちゃん】 「深い意味は無いと分かっているのに、  みっともなくうろたえてしまったみたいです」 【アキミズちゃん】 「……お恥ずかしいトコお見せして、申し訳ありません……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「お耳の入り口を……耳かきの先で……こしょこしょ……しながら……、  お耳の裏側を……反対の手で……さわ……さわ……ふふ……これ、お好き……ですか……?」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……私なんかは……他の方と居ても……迷惑をかける、だけですので……。  こうして……耳かきで、お役に立てているの……何だか、嬉しいです……ぇへ」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「私……マイクで自分の耳かきの音……録音して……聞いてみたのですけど……、  あんまり、気持ちいいの……わかんなくて……」 【アキミズちゃん】 「でも……今、もう一度聞いたら……少しは分かるのですかね……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「お耳の入り口はいっぱいコショコショしたので……、  そろそろ……中に、入れていきますね……力……だらぁんって……抜いててください……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「リラックス……リラックス……です……。  筋肉は……座ったり、立っているだけでも緊張していますから……。  ゆーっくり……呼吸して……リラックス……してて…………」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……ゲッコーちゃんに……1つだけ、不満があるのですが……。  私は、秋水という名前なのに……何故か……アキミズだと思っているんです……」 【アキミズちゃん】 「……修正したいんですけど……恥ずかしがらせると申し訳ないから……、  なかなか言い出せないんですよね…………」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「ぁ……ふふ……また……ヨダレ……漏れてますね……」 【アキミズちゃん】 「良いんですよ……スカートぐらい……汚しちゃっていいですから。それより」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「あなたに……気持ちよくなって、ほしいです……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……ふふ……こんなに……長く、誰かとおしゃべりしたの……、  本当に……久しぶり。わ、私……今日、変なこと言ってませんよね……?」 【アキミズちゃん】 「言ったような……いや……いいましたね……だって私だもの……変なこと言ったに決まってる……。  うぅ……帰ったら、ぐるぐる反省して……寝れないやつです……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「もう良い頃合いですので……耳かき……もっと、深いところに……入れていきますね……。  あなたのお耳の……一番奥の……袋小路になっているトコ……せーの……」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「ずぷぷぷ……ずぷぷ……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「お耳の奥は……そんなに……気持ちいいのですか……?  お口が、ニヤーってして……鼻の穴が、膨らんで……ふふ」 【アキミズちゃん】 「ちょっと変な顔になっていて……可愛いです……」 【アキミズちゃん】 「ぁ……いや……可愛いとは、その……すいません、失礼な事、言っちゃって……。  男の子に言う事じゃないのに……うぅ……ごめんなさい……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「お耳の……一番奥で……くる……って耳かき回すと……、  色んなトコに耳かき当たって……きもちいいです……? ふふ……くる……くるくる……♪」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ありがとう……ございますね……。急な……私の申し出に……付き合って頂いて……。  こんな、目つきも悪く話も面白くなく、根暗な女に付き合うなんて」 【アキミズちゃん】 「……もしかしてあなたは……徳の高い名だたるお方だったのではないでしょうか。  前世が」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「ん……? ここですか……? この……コリコリしたとこ……耳かきの先で……ツンツンが……いいんです?  …………はい……。いっぱい……ツンツン……しますね……」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「ふぅ……すいません……ちょっと休憩…………んっ……はい。大丈夫です」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「気持ちいいとこ……ツンツン……こしょこしょ……。  ぁ……今……ゾクゾク……って……しましたね……ふふ」 【アキミズちゃん】 「(30秒ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「私の耳かき……どうでしょうか……上手く、出来ていますか……?  後で……反省会するので……悪いとこ、教えて下さいね……」 【アキミズちゃん】 「(1分ほど呼吸音)」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「……そろそろ……ラストスパート……なので……。  私が覚えた……あなたの気持ちいいとこ……ぜーんぶ……耳かき……させて貰いますね……いきます、よぉ…………」 【アキミズちゃん】 「(2分ほど呼吸音)」 【アキミズちゃん】 「……はい。こちらの耳かきも……終わりです……。  ……ふぅ~~……緊張してたので……どっと、安心感が……」 【アキミズちゃん】 「……でも……楽しかった、です……。  こんなに……誰かの役に立てたの、初めてだったから……」 【アキミズちゃん】 「今日は、本当に……私に付き合ってくれて……ありがとう……」 【アキミズちゃん】 「ぇ、ぇと。お礼に、えと。何したら良い、でしょうか。  そういえば……考えてませんでしたぁ……」 【アキミズちゃん】 「……ぇーっと……ぇーっと……ぅーー……。  そうだ、お金。お金渡しましょうか。ちょっと待ってて下さいね、お財布……」 【アキミズちゃん】 「…………え? それはダメ??」