Track 7

○トラック7『寝ていた君を見ながら、どうすれば良いか困ってたやつ』

;◆SE 窓を開ける、ガラガラという音 ;◆SE 風鈴が揺れる音 //ダミーヘッド位置・16(左前・遠い) 【アキミズちゃん】 「~♪(5秒ほど鼻歌)」 ;◆SE リスナーが起きる音 【アキミズちゃん】 「……ぁ。すいません。起こしてしまったみたいですね」 ;◆SE 足音(近づいてくる) //ダミーヘッド位置・8(左前・近い) 【アキミズちゃん】 「ふふ。……ぐっすり眠っておられましたよ。  起こしてしまうのが申し訳ないぐらいに」 【アキミズちゃん】 「遅くなってしまっては心配させるので、  ご両親にはご連絡しておきましたから」 【アキミズちゃん】 「私が先輩として責任を持って、お宅のお子さんを預かっておりますので、と」 【アキミズちゃん】 「……おばさまは、ポカンとしていられるようでしたが。  うぅ……また私は何か、社会的なミスを犯してしまったのかも……」 【アキミズちゃん】 「それにしても……ふふ。あなたは……」 //ダミーヘッド位置・3(右・近い) ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「ぐっすりおねんねしてしまうほどに……、  私のマッサージで……気持ちよく、なってしまったのですね……ふふ」 //ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【アキミズちゃん】 「ぁ。いや、恥ずかしがらないで下さい。  からかってるとかそういうのじゃなくて」 【アキミズちゃん】 「ただ…………嬉しくて」 【アキミズちゃん】 「ぇへ……ぇへへ……誰かの役に立てるって……、  こんなにうれしい事なのですね……」 【アキミズちゃん】 「私はいつだって、誰かに迷惑をかけながら、生きてきましたから……」 【アキミズちゃん】 「居るだけで怖がらせちゃいますし。話したら……変な空気にさせちゃいますし。  面白いことなんて出来ないし。でも……」 【アキミズちゃん】 「ふふ……これなら……ゲッコーちゃんと仲良くなれるかもです。  誰かを癒やすのって楽しいのねって、共通の話題があるもの」 【アキミズちゃん】 「だって、いつかは頑張らないとですもの。みんな、そうでしょう?」 【アキミズちゃん】 「きっと私は……今がその時だと思うから……」 【アキミズちゃん】 「き、緊張して、泣いちゃいそうですけど」 【アキミズちゃん】 「……でも……がんばります。……ぜんぶ、あなたのおかげです。……えへへ」 【アキミズちゃん】 「さぁ、それではあなたのお家まで、お送りしますね。  ……人間的によわよわでも、年上ですもの。そのぐらいはさせて貰います♪」