Track 1

トラック1:おはよう? お疲れさま?

;本編スタート: ;SE:環境音 夜(虫の鳴く音、車の通る音) ;以下はリスナーの音 ;SE:14/左斜め遠方から足音が近づき、5/真後ろへ停止。 ;SE:鍵を取り出す音 ;SE:鍵穴に挿し込む音 ;SE:鍵の解錠音 ;SE:ドアが開く音 ;SE:5/後ろ→/1正面へと部屋の中に入る足音 ;SE:ドアの締まる音 ;16/左上遠方 通常 【水星人】 「……んー?」 ;SE:16/左上遠方 立ち上がる音 ;SE:16/左上遠方→1正面 足音 ;SE:1/正面 足音停止 ;1/正面  通常 【水星人】 「……おー。やっぱ、キミだったー。おかえりー」 【水星人】 「あいさつは……おーはー? おやすみー? 外は……暗いねー。じゃあ、こんばんはーかな?」 【水星人】 「えっと、今日は何日かわかるー?」 ;SE:リスナー身じろぐ音 【水星人】 「……え? うっそーん!? まっじでー?  寝てる間にー、もう、そんなに日が経ってたんー?」 【水星人】 「わたしの、かんかくてきにー、 キミとはー、ついさっき会った気もするけどー」 【水星人】 「……ああ、そうかー。 寝ぼけて、水星基準で考えてましたー。 水星の一日だと、地球の半年弱だからねー」 【水星人】 「どーして帰ってくるのが遅かったんー? どっかで道草でも…………ん?」 ;SE:1/正面 足音 接近 【水星人】 「ん~~~??」 ;SE:リスナー後ずさる音 【水星人】 「ちょいちょい、逃げちゃいけませんよー。 いますぐお顔を、よーく見せなさーい」 ;SE:1/正面 リスナーの手を掴む音 【水星人】 「はーい、げんこーはん、たいほー!  だめー! 手をぶらぶらしたってー、離してあげませーん」 【水星人】 「だって、今のキミはー危なっかしいものー。 たとえば、こーしてみるとー」 ;SE:1/正面→3/右 顔を寄せる。 ;3/右 接近 【水星人】 「(右耳に軽く息を吹き掛ける)」 ;SE:リスナー身じろぐ音(よろける) ;SE:1/正面 両手でリスナーの両頬を挟む ;SE:1/正面 両頬:パチン ;1/正面 通常 【水星人】 「……つっかまえーたー。これで、もー倒れないねー」 【水星人】 「ねー。お耳をふぅ~ってされてー、 今の、キミはよろけちゃいましたー」 【水星人】 「おまけにー」 ;SE:1/正面 親指で両目の目元を優しく撫でる音 【水星人】 「目の下には、立派なクマが出来ててー、 お顔も、ものすごく真っ青なのよねー」 【水星人】 「こんなに、ボロボロな人を見るのはー、 わたし史上ー、初めてー」 ;SE:1/正面 両手をリスナーの両頬から離す ;SE:リスナー身じろぐ音(ふらふら) 【水星人】 「……ほーれ、手を放せばー またまた……足元ふらふらー」 ;SE:1/正面 両頬を両手で挟む音 ;SE:1/正面 両頬を叩く音 【水星人】 「……うん、いくない…… また足元ふらふらさせてー、 とってもいくないですよー」 【水星人】 「あー、寝ればすぐ治るとか、安易な考えも無駄よー」 【水星人】 「たしかにー、寝ればなんでも治りまーす。 でもーこのじょーたいだと、逆に寝れないはずー」 【水星人】 「地球人はー、周りのかんきょーにてきおーする人たちだと、 地球に来る前に、お勉強したからねー」 【水星人】 「キミの身体は、今仕事漬けのかんきょーに慣れてるはず。 いざ目を瞑っても、きっと、すぐにすやぁ~は、できませんー」 【水星人】 「だが、問題はナッシングよー! そーいうときはーわたしがー今すぐ、 すやぁ~できちゃうかんきょーを作ればいいだけの話ー」 【水星人】 「というわけでー、今から、キミを癒してしんぜよー、おー」