Track 1

トラック1:明星のおっとりお姉さん

;本編スタート: ;以下はリスナーの音 ;SE:14/左遠方から足音、5/真後ろへ停止。 ;以下、金星人 ;SE:1/正面 鍵の解錠音 ;SE:1/正面 ドアが開く音 :1/正面 通常 【金星人】 「おかえり~☆」 【金星人】 「……っと、あらあら~。 びっくりした顔が見たかったんだけど~、 予想以上に、面白い顔をしてくれたわね~☆」 【金星人】 「気になってるのは、どうしてタイミングよくドアを開けられたか、かしら~?」 【金星人】 「んふふ、そんなの簡単よ」 ;1/正面 接近 囁き 【金星人】 「お・ん・な・の勘~☆」 ;SE:リスナー身じろぐ音(後ずさる音) ;SE:1/正面 リスナーの手を掴む音 ;1/正面 通常 【金星人】 「……はぁーい、怖くない怖くな~い☆ 本当はね~、キミの帰ってくる姿が窓から見えたからよ~☆」 ;SE:5/真後ろ 夜風が吹く 【金星人】 「ほら、風も強いわ~☆ さっさとお部屋に入りましょう~」 ;SE:1/正面 掴んだリスナーの手を引く ;SE:5/真後ろ→1/正面 リスナー足音 ;SE:5/ドアの開閉音 【金星人】 「……あ、きちんと鍵を閉めて~」 ;SE:リスナー施錠音 【金星人】 「ふふ……ばっちり。改めておかえりなさ~い☆」 【金星人】 「さーて、キミ。ご飯は……」 ;SE:リスナーの身じろぐ音 【金星人】 「……食べて来てないのー? どうして~?」 【金星人】 「もしかして仕事が忙しかったから~? じゃあ、キミより倍は働いてる私はどうすればいいかな~?」 ;SE:リスナー身じろぐ音 【金星人】 「くす、べつに責めてるつもりはないわ~☆」 【金星人】 「ただ、行ってきますって言ったきり、二日もこの部屋を空けてるし~、 やっと帰って来たと思えば、もうこんな夜更けなんですもの~」 【金星人】 「だから、ご飯はどこかで済ませたのかしら~って思ってね~」 【金星人】 「でも、食べてないのね~。 ちょっと、私の方に顔を上げてくれる~」 ;SE:リスナー身じろぐ音(顔を上げる) ;SE:1/正面 両頬を両手で挟む ;SE:1/正面 両頬を叩く音 :1/正面 接近 【金星人】 「(リスナーの顔を見つめる:短い息遣い)」 ;SE:両目の目元を親指で優しく撫でる音 【金星人】 「ふーん。頬のこけ具合から見て、 この二日間、栄養ドリンクとか~、 ゼリーとかで誤魔化してきた感じかしら~」 【金星人】 「おまけに目の下のクマもすごいわね~。 二日間、睡眠もろくに取ってないわね~☆」 ;SE:1/正面 両頬を両手から離す ;SE:リスナーの身じろぐ音 【金星人】 「へ~明日は休みだから、しっかり寝て、 食事を取れば、すぐ回復する?」 【金星人】 「地球人って意外と頑丈なのね~? なら、会社に泊ってる間も同じように、 寝て食べてきたはずでしょ?」 【金星人】 「なのに、なんでそんな顔色になっちゃうのかしら~ 不思議だわ~」 :1/正面 接近 足音 ;SE:リスナー後ずさる音 【金星人】 「あらあら、どうして逃げるの~ 私、間違ったこと言っちゃったかしらー?」 :1/正面 接近 足音 ;SE:5/真後ろ リスナー身じろぐ音(ドアに背中がぶつかる音) 【金星人】 「ふふ、ざーんねん、逃げようにも逃げられなかったわね~☆ はーい、現行犯逮捕~☆」 ;SE:リスナーの両頬を両手で挟む音 ;SE:リスナーの両頬をスリスリする音 【金星人】 「キミの罪状は、自己管理不足。 今からそれ相応の罰を受けてもらうわね~☆」 ;SE:リスナー身じろぐ音(じたばた暴れる) 【金星人】 「……もぉ~、私をなんだと思っているの~? べつに取って食おうというわけじゃないわ。 単にキミを健康にしてあげるというだけの話よ~」 【金星人】 「追い詰めるような言い方をしたのは~、んふふ、 キミが私の言う事に口答えしたり、私から逃げたりするからよ~」 ;SE:リスナーの両頬を両手で挟みスリスリする音 【金星人】 「いい? キミは自覚してないかもだけど、 キミが健康じゃないと、これからの生活はいろいろと困るわよ~」 【金星人】 「ここ最近は忙しくて~、ルームメイトの私とろくに異文化交流出来てない~」 【金星人】 「そんな時に、入星管理局が抜き打ちで、 私たちの様子を見に来たら、どう思う~?」 ;7/左 囁き 【金星人】 「きちんと交流できてないことがバレちゃって……くす☆ キミの一生かけても払えない罰金を請求されたりしてね~☆」 ;SE:リスナー身じろぐ音 ;1/正面  【金星人】 「嫌でしょ? 嫌よね~。でもないとは限らない話よ~☆」 【金星人】 「じゃあ、どうすればいいか、わかる~?」 【金星人】 「んふふ、そんなの簡単よ~☆ 今から私と交流を楽しめばいいのよ、うふふ☆」