Track 7

トラック7:雨音と双子星とキミと

;このトラックから徐々に安眠誘導強める意識です ;メリハリ強弱等、声を張らずゆったりと演技して ;いただけますと幸いです。 :環境音:雨音(ヒーリング環境音) ;SE:1/正面 頭を撫でる音 【金星人】 「(頭を撫でる音:少し長めの息遣い)」 【金星人】 「どぉー? 気持ちいい~☆ 雨音を聞いて、頭を撫でられながら~ おしゃべりするの~」 【金星人】  「ただの雨音だけど、私のお気に入りなの☆ 講義と講義の合間の仮眠に聞いてるんだけど~、 これを聞いたら、もうぐっすりよ~☆」 ;SE:1/正面 頭を撫でる音 【金星人】 「(頭を撫でる音:少し長めの息遣い)」 【金星人】 「私ね~、いつも雨を見るたびに不思議に思うの~。 地球の雨って身体に当たっても全然へーきな雨なんだな~って☆」 【金星人】 「金星も、雨は降るのよ~。でも雨は雨でも、硫酸の雨~☆ 大気のほとんどが二酸化炭素で、気温も朝昼晩、460度だからね~」 【金星人】 「うふふ~、驚いちゃったー? 大丈夫、たとえ硫酸でも、地表が熱いから、 地面に着く前に、すぐ蒸発しちゃうのね~」 【金星人】 「空気も浄化装置を使ってるから~、 誤解されがちだけど、金星って、意外と快適なのよ~」 ;SE:1/正面 頭を撫でる音 【金星人】 「(頭を撫でる音:少し長めの息遣い)」 【金星人】 「ねぇ、私がどうして地球に来たかって話、 キミにしたかしら~?」 【金星人】 「地球に来る大半の人はね~、 自分の星にはない地球の文化や技術を学んで、持って帰るのが多いわ~☆」 【金星人】 「私もその口で来たけどね~、実はそれ建て前なのよね~」 【金星人】 「本当は、もっと単純な理由で来たのよ☆」 【金星人】 「ねーね、地球から見たら、金星は明星って言うでしょ~☆。 じゃあ、球はそんなに明るくないのかなって~思ってね~」 【金星人】 「それで~、来ちゃった☆ って感じなのよ」 ;SE:リスナー身じろぐ音 【金星人】 「……不純? でも~、そういう動機の人、結構多いのよ」 【金星人】 「けど、来てわかったのは、地球の方が素晴らしいわ~☆」 【金星人】 「だってね、こーんなにも青々とした海と 地表がくっきりと見える星なんて、宇宙の中でも、そうそうないんだもの~」 【金星人】 「緑も生い茂っていて、風も心地いい。 あらゆる惑星の中で、地球は一番美しい星だと思うわよ」 【金星人】 「みーんなね、自分の星をこの星みたいにしたいと思ってるはずよ。 私もね~、いつか金星で緑を育ててみたいもの」 【金星人】 「それに、地球がこんな星だから、 ここに住む地球人も個性豊かで面白いわ~☆ そう、例えば……」 ;1/正面 接近 【金星人】 「キ・ミ・とかね、うふふ~☆」 ;SE:リスナー身じろぐ音 ;1/正面 通常 【金星人】 「……ふふ、どうしてって言われてもね~? だってルームシェアしたい理由に、 なんか新鮮な気持ちを味わいたいからって~書くんだもの~」 【金星人】 「もちろん、金星にもキミのような性格の人もいるわよ~。 そう、たとえば……私ね」 【金星人】 「でもね、金星はあまりそういう人いないのよねー みーんな根が真面目なんだもん~」 【金星人】 「だから、キミと一緒にいれば、面白いかもって思っちゃってね~。 キミの緩い感じ、私にとっては、とーっても心地いいのよ~☆ 【金星人】 「きっと他の地球人なら、ここまで素を出せてない気もするのよね~。 つまり、私たちの相性は悪くないってことよ~☆」 【金星人】 「だからキミもね~、もう少し自分を出しなさ~い☆ じゃなきゃ、キミが味わいたかった新鮮な生活は味わえないわよ~」 【金星人】 「別にいいじゃない~。困った時はお互い様~。 少しぐらい頼ったり、甘えたりしても~☆」 【金星人】 「ん……なんでいきなりそんな話って顔ね~☆ だって、ここ最近のキミったら、帰宅したらすぐ寝てたじゃない。 あれって、私に迷惑をかけないようにしてたんでしょ~?」 【金星人】 「もう、そういう気遣いは、キミらしくないわよ~☆」 【金星人】 「いい? 多少の迷惑をかけて、かけられても 大丈夫な人が、ルームシェアって出来るのよ~☆」 【金星人】 「仕事の仲間には話しにくいことでも、 ルームメイトなら、気兼ねなく悩みや今日一日のことを話せる。 疲れた時は、疲れたーって気兼ねなく言える~☆」 【金星人】 「互いの気持ちや本音、素をお互いにそうやってさらけ出したら~ きっと、キミの欲しい新鮮な気持ちが味わえると、私は思うわ~☆」 【金星人】 「だから、もっと自分の心に正直になって、私に気持ちをぶつけてきなさいな。 それが出来るのが、ルームシェアの良い所だし、醍醐味だと私は思うわよ~」 【金星人】 「もちろん、私もキミにもっとぶつけてくからね~」 【金星人】 「そうね、例えばキミにたーっぷり癒してもらいたいな~って言ったら、 今日の数倍ぐらいは、地球のおもてなしをしてね、みたいな?」 ;SE:リスナー身じろぐ音 【金星人】 「……ん~ちょっと違う? んふふ、まあ、こんな感じで気軽でいいのよ~」 【金星人】 「そうやって、もっと、もーっと、私と このルームシェア生活を満喫しましょう~☆ うふふ~☆」 ;SE:1/正面 頭を撫でる 【水星人】 「(頭を撫でる音:少し長めの息遣い)」 ;SE:1/正面 頭を撫で続けながらフェードアウト