■トラック1『お母さんは甘やかしたい』
;◆SE 正面にティーカップとソーサラーが置かれる。
//ダミーヘッド位置・8(左前・近い)
【アマヨミさん】
「ごめんなさい。今日ゲッコーちゃんもヨーコーちゃんもお留守で。
ちょっと急に用事が入っちゃったのだわ」
【アマヨミちゃん】
「ふふ。代わりに、私がこっそり買ってきたケーキ食べよ。
あの子達にはナイショですからね?」
;◆SE 皿にフォークが擦れる音
;◆SE 風鈴の音
【アマヨミちゃん】
「……ふふ」
【アマヨミちゃん】
「最近君がよくうちにきてて。
昔に戻ったみたいなのだわ」
【アマヨミちゃん】
「ゲッコーちゃんも嬉しそうだし。
ふふ、ありがとね」
【アマヨミちゃん】
「それにお母さんも嬉しいんですよ?
だってうちには男の子が居なかったでしょ」
【アマヨミちゃん】
「君のこと、何度うちの子にしようかと思ったか。
……まぁそんなのしたら、あの姉妹に恨まれちゃいますけど」
【アマヨミちゃん】
「ぇへへ……君は相変わらずかわいいですねー。
んー? もぉ彼女とか出来たのかしら。ふふ、お母さんに話してみなさい」
【アマヨミちゃん】
「私的にはー、ゲッコーちゃんがおすすめだけど……、
いや……でも姉の方が気立ては良いかしら……うーん」
【アマヨミちゃん】
「君なら、うちの子になるの歓迎だから♪
もうねいつでも私をママって呼んでいいですからね♪」
【アマヨミちゃん】
「……ね。ゲッコーちゃんとお部屋に籠もってるのって、
あれ、ASMR……っていうのやってるんですよね?」
【アマヨミちゃん】
「実はね……娘たちにはナイショにしててほしいんだけど……、
お母さん、耳かきとかすっごい得意なの」
【アマヨミちゃん】
「だから……もしよかったらさー……」
;◆声 ささやき
【アマヨミちゃん】
「お母さんにも……君のお耳癒やし……させてほしいなー……って……」
【アマヨミちゃん】
「昔からの夢だったのよー。子供が出来たらー。
耳かきとかしてあげて……いーっぱい甘やかすんだってー……」
【アマヨミちゃん】
「でもゲッコーちゃんはさせてくれないし……ヨーコーちゃんも照れて逃げるし」
【アマヨミちゃん】
「……いいの? わぁ……ありがとー……♪
私、いっぱい、いーっぱい、がんばるのだわ。うーんここじゃ落ち着けないし」
;◆声 ささやき
【アマヨミちゃん】
「……それじゃ、お母さんのお部屋、行こっか?
あそこなら……二人っきりでゆーったり出来るから……♪」
【アマヨミちゃん】
「えへへ。今日は
お母さんがいーっぱい……癒やしてあげますからね」