02_マッサージを所望する編.mp3
急にごめんね。 押しかけるみたいになっちゃって。
でもびっくりした。
帰ってきてるなら連絡してくれればいいのに。
あれからもう3年。 君が社会人になってお仕事頑張ってるなんてね。
なんか私だけ置いてけぼりになっちゃったなぁ。
え。 そんなことない。
大きくなった。 それは渡したってもう高3だし子供じゃないんだから当たり前でしょ。
でよしよししないの。
全く。 君はいつもそうやって私を子供扱いしてばかり。
でも。
懐かしい。 昔もよくこうやって。 一緒の布団で寝てたっけ。
あの頃と違うのは。 二人で入ると。 少し狭くなったことぐらいかな。
だから。 こんなに顔が近い。
長くなっちゃって。 可愛い。 私だっていつまでも子供のままじゃないんですよーだ。
あー。 今私の胸元見てたでしょ。 ほんとにえっちいところも変わってないね。
子供のままじゃないんだから。 順調に成長してますよ。
まぁでもお風呂を覗きに来なかったのは成長してるかな。
ちょっと期待してたのに。 え。 ななんでもない。
わか。 ほんと昔から君は。 そういうとこだぞ。
お。 そういえばお仕事はどうなの。 順調。
あのふの。 そっか会社の寮生活が終わったから戻ってきたんだ。
じゃあこれからはこうしてたまには会えるね。
じゃあ毎朝起こしに来てあげよっか。 ついでに朝ごはんも作ってあげる。
うーん。
私とって少しくらい料理覚えたもんね。 あーその顔は信じてないな。
そうだ。
何か私にして欲しいこととかある。 だって電話しても二言目には仕事忙しい疲れたって言ってばっかりだから。
たまには私も君のために何かしてあげたいなって。
あ。 今変な期待したでしょう。 でも残念。
エッチなのはダメだからね。 私はまだお仕事の大変さとかわからないけど。
頑張ってる君にご褒美あげなきゃね。
で。 どうする。 あの花。
マッサージね。 ま。 それくらいならお安いごよって感じかな。
はい。 え。 私をマッサージしたい。
なんでそうなるの。 いやまぁ君がそうしたいって言うなら別に構わないけどさ。
ークまでマッサージなんだから。
変なとこ触ったら怒るからね。 変なとこっていうのはその。
あの。
とにかく。 えっちなことは禁止だからね。 もっとく。
じゃあ肩揉んでもらおっかな。 ちょっとこり気なし。
はいじゃあお願いします。
それ。 ちょっと気持ちいいかも。 あ。
そこいいね。 ほぐれてく感じがする。
なんか変な声出ちゃう。 やっぱり結構怒ってるのかな。
うん。
胸が重そうって。 うーんそうなんだよね。 最近は特にクラスの男子から見られるんだよねえ視線って感じの。
ほんとは男の子ってみんなおっぱい好きだよね。
上手上手。
これが取れてく。
幸せ。
でもなんか言われてる感じがするの気のせいかな。
もしもし。
ほかの子にもしてたい。 怪しいな。 そんな悪い君は耳たぶハムハムの刑に処します。
は。 はああ。
どう。 くすぐったいでしょ。
はー。
だいぶ肩軽くなった。 ありがとね。
でもごめんね。 いきなり止めてほしいなんてわがままいっちゃって。
お風呂もありがとう。
何かあったのかって。
受験勉強で少し疲れちゃって。 パパと喧嘩しちゃったのだから家に帰りづらくて。
あでもちゃんと連絡はしておいたから安心してね。
ママも君のことは信頼してるし。 すごく懐かしがってたよ。
今度うちにも呼びなさいって喜んでた。
うー。
今変なこと考えてたでしょ。 確かにママ美人だし。
君のこと可愛がってたけど幼なじみの母親に島な感情を抱くなんて変態さんみたいだぞ。
君は今は私だけを見てなきゃダメなんだから。
でも嬉しかった。 道端で偶然再会したのにすぐに渡したって気づいてくれて。
たったの3年って。
私にとってはしょ。 ごく長かったんだからね。
その間も数えるくらいしか連絡もくれなかったし。
もしかして。 彼女とかできた。
ほんとかな約束ちゃんと覚えてるよね。 私が高校をちゃんと卒業したら。
その彼女にしてくれるって。
というかなんでそんな遠回りしなくちゃダメなのさ。
私が高校生の間に心変わりするんじゃないかって。
するわけないでしょ。 でも自慢じゃないけど。
私とって少しはモテるんですからね。 先月だって隣のクラスの男子に告白されたばっかりだし。
あどうだ。
ジェラシー感じちゃう。 あんまり油断してるとは私がほかの人に取られちゃっても知らないからね。
なんてね。
ウソです。 君以外の人なんて。 考えられないもん。
勉強してる時も。 休みの日だって頭の隅っこで。
君のことばかり考えて。 何も手につかないよ。
な。
今日だけでいいから。 このまま抱きしめて。
ぎゅっとしてほしいの。
あったかい。 君の心臓ドキドキしてる。 向いてない。
ほんとに泣いてなんかないもん。
うー。
そうやってすぐ意地悪するんだから。
もう。
今日は私が君を困らせてあげようと思ってたのに。
はぁ。
私ってどうしてこんなに君のこと好きなんだろう。
なんかちょっと悔しいな。 好きになった方が負けだなんて不公平だとおもうの。
うん。 それならお互い様。
うー。
それがイマイチ伝わってこないから困りものなのに。
わかってるよ。 私に甘い出したら自立できなかったってゆうんでしょ。
全く変なとこで真面目というかいい子児なんだから。
でも今日は特別。 君にとっても。
私にとってもね。
ねキス。 してほしい。 キスだけでいいから。
ね。 いいでしょ。 そしたら。
もう少しだけ頑張れるから。 だから。 1度だけ。
うー。
今すごくドキドキしちゃってる。 お腹のあたりも暑くて。
うん。
ほっぺたの耳も唇もつい神経が。 全部ピンカーになってるみたい。
君の手。 やっぱり大きいね。 それに。
すごく硬い男の人って感じ。 あ。 耳。
私も弱いかも。 君の息がかかるだけで。 ゾクゾクしちゃうね。
あ。
いや触りすぎだよ。 耳たぶそんなに。 ふりふりしちゃダメだってば。
顔見ないで。 恥ずかしい。 だって。
今絶対変な顔になってるもん私。 すぐ顔に出ちゃうから。
でも。
こうして触れ、合ってると。 安心する。
いい匂いはする男の人の匂い。
あー。
大好きだよ。
明日になったら。 君は仕事で。 私は学校でまた頑張らないとね。
ナーイスキ。