プロローグ
「いらっしゃいませ、お客様。戦闘員の方でらっしゃいますね?」
「ええ、組織直属の風俗店であっております」
「それにしても、お客様は運がいいですね。ちょうど今日、新しい魔法少女の入荷がありました。
ええと、名前は…… 」
「聖恋天使(せいれんてんし)プリム・ポーションちゃん、です」
「あ、なるほど、何回か戦った経験が…… なるほどなるほど。それでは、お楽しみいただけそう
ですね」
「ご指名はプリムちゃん決まったようですが、戦闘員さん、こちらのご利用は初めてですね。そ
れでは、簡単にサービスの流れの説明から。時間は10分もかかりませんよ」
「当店は組織専用の風俗店です」
「さらってきた民間人や、戦闘で捕らえた正義の味方など、怪人に加工する前に、人気がある
素体は催眠洗脳で調整して嬢として配置しています」
「風俗店で働かせることで、洗脳が定着しやすくなりますし、戦闘員や怪人の方々への性的な
福利厚生も兼ねています。いわば怪人素体の有効利用、というわけです」
「風俗嬢の種類や、組織への貢献度でご利用回数が決まる以外は、普通の風俗店と同じですね」
「お客様のように、任務で手酷くやられたことのある魔法少女をご指名される方は、非常に多
いです」
「一度、負けた相手を肉便器使いして、どちらが本当の勝者か、わからせる悦びというものは、
何物にも変えがたいですからね。んふふ」
「ああ、すでに嬢達は組織の所持品ですので、損傷が起きるようなプレイはNGですから。お
忘れなきように」
「お客様は大丈夫かと存じますが、ごくまれに勢いあまって、組織の大切な備品である魔法少
女を、壊してしまう方もいらっしゃいますので」
「そうそう、オプションも、組織の洗脳技術を最大限に生かした、この店ならではのモノとなっ
ております。こちらリストにあるように、好意度、催眠条件、使用アイテムを選べます」
「好意度99%の恋人プレイも人気ですね」
「ええ、プリム・ポーションちゃんも、すでに洗脳処理は終わっていますので基本、従順なビッチ
ですよ」「選んでいただいたコースによって、追加で仮想人格を植え付けています」
「おすすめは、元の魔法少女に近い仮想人格と従順なビッチ人格を、指パッチンで切り替える
基本コースですね」
「清純な正義の味方と、ビッチな風俗嬢を、同時に楽しめるということで、皆さんに大人気で
す」
「はい、それではご指名は聖恋天使プリム・ポーションちゃんで、コースの設定を行いますね」
「先にお部屋へご案内いたしますので、そちらでお待ちください」
「洗脳済みとはいえ、プリムちゃんは新入りですので、まだ慣れていないことも多いと思いま
す。お客様の手でしっかりと可愛がって、しつけてあげてくださいね」