Track 4

◆トラック4『お昼休みにお弁当作ってきてもらう青春のあれこれ』

◆トラック4『お昼休みにお弁当作ってきてもらう青春のあれこれ』 ;◆BGS 外で野球部が練習している ;◆SE お弁当箱を開いている //ダミーヘッド位置・8(左前・近い) 【アキミズちゃん】 「……はい、こちらオベントになります。粗末なもので恐縮なのですが……」 【アキミズちゃん】 「ぁ。おいしそう、ですか? あ……ぁぅ……そう言っていただけると……その。  ……はい。うれしいです。ありがとうございます」 ;◆SE 割り箸を割る 【アキミズちゃん】 「お箸どうぞ。お好きに、召し上がってくださいな」 ;◆SE 箸と弁当が擦れ合うなどの音。食べてる感じ? 【アキミズちゃん】 「………………ぅ」 【アキミズちゃん】 「え……えと……いかが、でしょうか……お口に、合いますか……?」 【アキミズちゃん】 「すいません合いませんよね。うぅ……ごめんなさい私みたいな女が調子に乗って、  お弁当作るなんて押し付けがましい事をしてしまって……無理に食べなくても大丈夫ですからぁ……」 【アキミズちゃん】 「……おいしい? ……嘘です。私に気遣って言っているのです。  ……ホントにおいしい、ですか? …………そう、ですか」 【アキミズちゃん】 「ぇへ……えへへ……そうですか……おいしい、ですか……ぇへ」 【アキミズちゃん】 「あ、このおひたしとか……私、おすすめ……かもしれません……。  いえその味覚は十人十色で何が正しいとかは言えないのですけれど……」 【アキミズちゃん】 「……気に入ってくれました? ぁ……そうですか……はい……」 【アキミズちゃん】 「…………」 【アキミズちゃん】 「何故でしょう。私……お腹のムズムズが、止まらなくて、その……。  今、すっごくこの場から逃げ出したい気持ちです」 【アキミズちゃん】 「あなたに美味しいと思ってほしくて……たくさん食べてほしくて……作ったのに……」 【アキミズちゃん】 「嬉しいのに、胸が……きゅぅうう……って、痛くて……あぅ……。  私……へ、変になりそうです」 【アキミズちゃん】 「……すいません。ちょっと、お手洗いに行って顔でも洗ってきます。  それとも、もしかしたら風邪とか……? 体温計、借りようかしら」 【アキミズちゃん】 「お昼休み終わりそうだったら、お弁当箱は放課後に返して頂ければ大丈夫ですので」 ;◆声 ささやき 【アキミズちゃん】 「…………学校が終わったら……また……私と、会って……下さいね…………」