dear my sister
「真衣」: 真優ちゃん、見て見て、海が見えるよ!
「真優」: わー、本当だね、すごいね!
「真衣」: すごいよね!ね、広いね!
「真優」: うん!あっ、そうだ、真衣ちゃん待っててね。お家に帰っても見られるように、絵に書いてあげるね!
「真衣」: あ!
りりくる Rainbow Stage!!! ~ピュア デザート~
Volume 2: 「mellow linkage」
「真衣」: お姉ちゃん、体操着貸して!
「真優」: あっ、あら、真衣。忘れ物なんて珍しいよね。
「真衣」: いやー、面目ない。
「真優」: ていうか、いやなんだけど。
「真衣」: は?なんで?もう体育終わってるよね。
「真優」: 何で知ってるのよ。
「真衣」: そもそも、本当はあたしの体操着貸してたわけだし。
「真優」: 常時はどうしたのよ。
「真衣」: あー、彩愛ちゃんが忘れたって言うから貸しっちゃった。
「真優」: なんで一緒に授業受ける相手に貸すのよ?
「真衣」: あたしはお姉ちゃんに貸してもらえばいいかなって。
「真優」: 部活のユニフォームとかは?
「真衣」: それはちょっと恥ずかしいかな。
「真優」: じゃもう裸でやれば?
「真衣」: へっ?本当にそれでいい?
「真優」: ん、なんか、一回着たやつ貸すのは抵抗が。。。
「真衣」: 大丈夫。なんかお姉ちゃんに押し詰まれてるって感じがして、テンション上がるよ、きっと!
「真優」: 余計いやになった。
「真衣」: ふぇ?なんでなんで?着せ替えことがだってやったことあるのに。
「真優」: 着てない服とそうじゃないのとじゃ気持ち的に違うでしょ?
「真衣」: そりゃそうかもだけど。んー、じゃ師匠に借りるか。
「真優」: んっ、もうちょっとねだりなさいよ。
「真衣」: うぇ?
「真優」: はーっ、なんでこんなことでいちいちもめるんだか。貸すわよ。
「真衣」: あ、良かった。んじゃ、お姉ちゃん、ありがとうね、愛してる!
「真優」: はいはい、簡単な愛ね。
「真衣」: え?もっと要る?
「真優」: いいから行きなさいよ。休み時間終わっちゃうわよ。
「真衣」: えへっ、はい! (学校では相変わらずっていうか、それっぽい雰囲気になれないっていうか。二人でいられる時間、あたしはもっと大切にしたいよ。ね、気づいてる、真優。)