3杯目・タピロートークミヤコティー
■3
[15分くらい後、ホテルの部屋で]
(自分の着替えを手早く済ませ、主人公に寄り添ってるみやこ)
おじさん、落ち着きました?
(主「まあなんとか」)
えへへ、良かったですv
あのまま気を失ったりしたら私にはどうしようもないので、ドキドキしてました。
救急車呼んで、色々バレて、おじさんの人生も一緒に終わっちゃうんじゃないかなって……
(主「それはちょっと怖いな……」)
あんまり激しいのは、おじさんのおうち以外ではやめた方がいいかもしれませんね。
それか、もっとおじさんが強くなるかのどちらかです。
(主「これ以上は無理かな……むしろ衰える一方だと思うし」)
そうなんですか?
ふーん……じゃあ、いっぱいできる今のうちに、たくさん飲ませて貰ったほうがいいですね。
(主「みやこちゃん、飲むの好き?」)
はいv
舐めるのも飲むのも、大好きになっちゃいましたv
すっかりおじさんの味、覚え込まされてしまってます……v
ふふv、いっぱい飲んだので、まだおじさんの匂いがしてますよ。
私の息、嗅いでみます?
(主「ちょっとそれは勘弁して」)
えへへ、自分の匂いは嫌なんでしたっけ?
(口元に両手を当て、自分の呼気を嗅ぐみやこ)
ふすぅ……ふすぅ……んふふ、こんなにいい匂いなのに。
でも今更どうしようもないので、後でタピオカ飲むまでは我慢してくださいね?
(スマホ取り出し、主人公が動けない間に検索したタピオカ情報を振り返る)
そういえば、おじさんが寝転がってる間に、この後のお店を調べてたんでした。
どうもここからの帰り道に二軒あるようなので、そこで二杯ずつ買って貰いたいですv
一軒目は時々行くお店のチェーン店なんですが、最近お茶が新しくなったらしくて、全部飲み直す必要があるなって思ってた所です。
二軒目の方は変わり種で、パフェみたいになってるタピオカを出してくれるお店だそうです。
最近流行ってるものが乗ってるらしくて、前は「バスクチーズケーキタピオカパフェ」とか「マリトッツォタピオカパフェ」とかやってたらしいです。
(主「なんでもありだね」)
ふふ、確かに節操なしなイメージですが、味は結構評判なので、是非行ってみたいです!
あ……でも、そこで二杯はお腹いっぱいになっちゃいそうですね……
(主「写真見る限りタピオカっていうより完全にパフェだしね」)
うーん……では、ここでは季節のものを一つ注文して、残りの一杯分はまた今度に取っておきます。
別にいいですよね。またいつでも会えますし。
出会いたての、最初の頃こそ一期一会な感じでしたけど、私、もうおじさんの彼女になったのでv
(主「そうだね」)
えへへ、口に出すと照れますね。
いつもは(お口に)出される側ですけど……v
(主「まさかの下ネタ?」)
むっ……突っ込まれると恥ずかしいです。
言っておきますが、こんな(えっちな)こと、おじさんに出会わなければ知らなかったんですからね?
全部おじさんが悪いんですよ?
ちゃんと責任、取ってください!
(冗談です、みたいな顔のみやこ)
……うふv
次会うときは、いつもみたいにおじさんおすすめの一杯を買ってきて欲しいです。
別にタピオカじゃなくても、お菓子でも、ケーキでも……
おじさんが私のために選んでくださったものなら、私はなんでも大歓迎ですよv
(見てたスマホで時間を確認する)
……そろそろいい時間ですね。
こういう所でするの、最初は不安でしたけど、お風呂もベッドも広くて楽しかったですよ。
そのせいで舞い上がってしまってた気もしますが……
また私の髪を洗いたくなった時にはいつでも……お誘い、お待ちしてますねv
END