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クモ糸拘束

あはぁ… この糸の揺れ… どうやら…また新しい獲物が…私の巣に引っかかってくれたみたいだねぇ… 巣から振動が伝わってくる… これは大物かなぁ…うふふ… 今いくよぉ… こっちに仕掛けた網の方… いったいどんなごちそうがやってきてくたのかなぁ…? 大事な食料が逃げ出す前に…捕らえてあげないと… 毒で動けなくして…糸でがんじがらめにして… ふふっ… お腹がすいてたんだから… ぜったいに逃さない… 食べ尽くしてあげる… はあぁ…みつけたぁ… どれどれ… あぁ…おいしそうな妖精さん… こんなごちそうが手に入ったなんて、とってもついてるなぁ… 自由に空を飛べる妖精が… ノコノコと私の巣まできて捕まってくれるなんてね… 神様に感謝しないと… うふふ… それにしても、マヌケな子だねぇ。 ここが私の縄張りだって…知らなかったの? それとも… 蜘蛛の巣になんて引っかからない…とでも思ってたのかなぁ? はぁ…糸なんかに…捕まらないって… ふふっ ばかだねぇ… 油断してふわふわ飛んでる妖精は、目の前の蜘蛛の巣に気づかない。 突然、ねばねばしたものに引っかかって、 なにが起きたかわからないまま動けなくなっちゃう… はあぁ… 蜘蛛の糸の粘着力は、とっても強力なんだよ。 1度巣に絡みついてしまえば、あっという間に何本もの糸を巻き込んで… 束になって、獲物をがんじがらめにしちゃう。 びっくりして慌てふためいたころにはもう遅い♡ 手足にも腰にも頭にも、糸はしつこく絡みつく… ねばねば、ねばねばぁ…って。 気づいたころには、情けなぁい姿勢で、蜘蛛の巣にぶら下がっているの… それでぇ…糸の上で暴れて、存在を教えてくれたところに… この巣の主…私がやってくる… ここは毒蜘蛛の巣… 罠に囚われた哀れな羽虫は、私のディナーになるの。 うふふ… おいしく…おいしく…ぼりぼりと食べられちゃう… 君みたいな可愛い獲物は、一番大好きなご飯だよ… 美味しいし、力が弱くて簡単に捕まえられるからねぇ。 はぁ… 震えて動けないの? 毒蜘蛛の私がこわいのかなぁ…? かわいい… もう、今すぐしゃぶりつきたくなるくらい… でもだめ…美味しく食べるのに、ゆっくり、ゆっくりと準備をしないとだから…ねぇ? うふふ… それでねぇ、妖精さん? 私の巣に捕まってしまったわけだけど… どうする? 毒蜘蛛になんて、喰われたくないでしょう? そうよねぇ? ぐるぐると糸の塊にされて、体を消化されて食べられちゃうの。 そんな最期、嫌だよねぇ? うんうん… 食べられたくなかったら、どうしたらいいと思う? そうやって震えていても、だめなんじゃなぁい…? 親切に、方法を教えてあげるわ。 …頑張って糸を引き剥がすの… うまくいけば、巣から逃げられるでしょ? 君の体にまとわりついてるのは、しょせんは糸。 全力で引っ張って、引きちぎっちゃえばいいんじゃない? ふふふ… 妖精の君は空を飛べるから、飛んで逃げちゃえば、蜘蛛は追いかけられないから… ほら、もっと暴れないと… じゃないと、君の命はここで終わっちゃうんだよ…私に食べられてねぇ… ほら、見て? あそこにあるの、妖精さんの羽だよね。 あれはね、前に食べた女の子の羽。 私は体を溶かして食べるからね。羽は残っちゃうの。 あの子の体は、ぜーんぶ、どろどろに溶けて、私のお腹の中に収まっちゃったんだよ。 最後は、糸の中でとってもかわいい悲鳴をあげてぇ… いやだよー、食べられたくないよーって 泣いていたなぁ。 うふふ… 君も、ああなっちゃうかも… 頑張って足掻かないと…ほら…ほらぁ… ふふっ… そうそう…がんばれ〜… 糸を引っ張って剥がして、なんとか脱出しないと。 ぐいぐい…ぐいぐい、と… 手足をばたつかせれば、粘ついた糸を引き伸ばせるけどぉ… あれれぇ…うまく剥がれないねぇ… ねばねば、ねばねば。 くっついたまま元の位置に引き戻されちゃう。 あーあ。 元に戻った反動で、別の糸まで絡みついちゃったね。 ほら、またやり直しだよ。 頑張れぇ… 必死に暴れても、どんどん動きづらくなるねぇ… ちぎれてくれる糸はなくて、絡みつく糸だけが増えていく… あはぁ… 涙目になってるよ…逃げられるかもしれないと思ったのに、 ますます状況が悪くなってるねぇ… あーあ…足なんてもう糸でぐちゃぐちゃだよ。 妖精さんの羽にも絡みついて、それはどうやって剥がすのかなぁ…? ほら、はやくしないと…食べちゃうよ?ふふ、ふふふ… ねばねば…ぐちゃぐちゃ… ねばねば…べとべと… ほらぁ… 絡みつかれて、全力で引っ張っても、動かせなくなってくる… あれれ…もう暴れ疲れちゃったのかな? 糸を引き剥がすんじゃなかったの? そんなに息を切らせちゃって… 怯えてこっちを睨んだって、意味ないよぉ…? たったそれで抵抗はおしまい? もうダメなのぉ? あはぁ…おしまいかぁ…まあ頑張ったほうじゃないかなぁ… 動かないんじゃなくてぇ… 動けないんだよねぇ… あははぁ… はい、お疲れ様ぁ。 よわーい妖精さんなりに頑張って暴れたねぇ… 食べられたくないよーっていう虚しい抵抗、とっても可愛かったよ。 私の脅しを聞いて怖くなって、必死になって…ふふっ… でも残念… 君が私から逃げることなんてね、絶対にできないの。 私の糸はね、妖精さんごときには破れないんだから… くくっ… バカだねぇ…少しでも助かるかもと思っちゃうなんて。 一度、蜘蛛の巣に囚われた獲物は、二度と空に戻ることはできないの。 うふふ… 大切な獲物が逃げようと暴れてるのを、ただ見ているわけないでしょぉ? なんで無駄に抵抗する時間をあげたのだと思う? 一つは、私の趣味。 怯える獲物の心をぐちゃぐちゃにして食べるのが好きだから。 心をぐちゃぐちゃにしてから、消化液で体もぐちゃぐちゃ… 全部ぐちゃぐちゃにして食べると、とっても美味しいからねぇ… ふふふ… もう一つの理由は、楽できるからだよ。 君のように弱くてバカな妖精の子は、ちょっと脅せばね、 そうやっておしっこ漏らすみたいに泣いて暴れてくれる。 エサになりたくないよぉ…食べられたくないよぉ…ってねぇ… でも蜘蛛の巣は、拒むものほど捕らえて離さない…ふふ… 暴れるほどに、糸が絡みついて、まずます身動きがとれなくなっちゃうの。 ほら自分の周りを見てごらんよぉ… というか…くく…頭も動かないくらい束縛されちゃったねぇ… ほら、ふぅ〜… ネバネバのせいで…どこも動かせない… 全身糸まみれ… はぁ… こうして、勝手に自滅して捕らわれてくれたら楽でしょう? 糸も節約できるしねぇ。 直接手を加えなくても、自分でオシマイな状態になってくれるんだから。 口車に乗せられてぇ…ありもしない希望をちらつかされて… 頑張ったら助かるかも…なんて… あぁ…かわいい… はぁ~… 甘いねぇ… 糸にかかった君は私のご飯、確・定なんだよぉ… ふふふ…どう?もう絶対に抜け出せなそうでしょう? 動かせるところあるの? あ、ははぁ…右手はまだちょっと動かせるんだねぇ。 うん…教えてくれてありがとう… それじゃぁ…これをあげる…ふふっ… はい。私が直接、糸をかけてあげたよぉ… くっふふ…これで右手も動かないねぇ… ざぁんねん… もっとネバネバまみれになっちゃったね… あははっ… ああ…絶望した顔さいこう… どれどれ… ほかに動かせるところは残っていないかなぁ? 念の為に、もっと糸を足してあげる… ねばねばで気持ち悪い糸の塊を、全身にまとわりつけちゃうねぇ… ぐちゃぐちゃぁって…糸まみれに… ねばねば…ぐちゃぐちゃ…と。 ほらぁ…くくっ… ねぇ?蜘蛛から逃げられる希望なんて、なかったでしょぉ? 私がここに来た時点で、君の人生はおしまいなの。 本当に逃げられそうだったらぁ… こうやってぇ… たぁくさん… 糸を吹きかけてぇ… ねばねばに… 絶対逃げられないようにしてあげられるんだから… 腕は腰にくっつくように…細い糸で巻きつけて…と。 こうやって…ぎゅうぎゅうに縛っておいてあげる… うふふ かわぁいいねぇ… どんどん目の前が真っ暗になるねぇ… 希望の光が消えて、絶望だけ。 もう泣いたって喚いたって無駄なんだよぉ… そうそう…その絶望した顔をもっと見せてねぇ… うふふ…うふふふ… あとぉ…ここもしっかり押さえつけてあげないとね…後で面白くなるから… ふふ…君のアソコもぉ…ねばねばまみれに… ほらぁ… うん…これくらい…縛ってあげればいいかなぁ… ふふ…はりつけみたいになっちゃったねぇ。 全身を拘束された感想はどぉお? ねばねばして気持ち悪いよねぇ… もう、私に食べられるまで、そこから出ることはできないんだよぉ。 手をしばったところ、ちょっときつくしちゃたから、痛いかなぁ…? うふふ…わざとだけどねぇ… 君は反応がいいから、とっても虐めたくなるなぁ… 君みたいな獲物はねぇ… ストレスたくさん加えて、心を壊してから食べると とっても美味しくなるからねぇ… それに、虐めて怖がる獲物を見てると、「あぁ…命を頂いているんだぁ…」って気持ちが湧いてきて、とっても食事が楽しくなるの… ご飯は美味しく、楽しく食べたいから。 君もそう思うでしょ? うふふ…

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