Track 4

04_誕生日の通話

【由美】はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…………。 【由美】んっ……もしもし。 【由美】こんな遅くまで連絡もせず…すまない。 【由美】心配をかけてしまったか? 【由美】あぁ、初めてのことだ。私も驚いているよ。 【由美】ん? 何をしているのかって…内緒。 【由美】君も知れば喜んでくれるとは思うが、今はダメだ。 【由美】それに、心配しなくてもいい。 【由美】まだ一緒にいるからな。 【由美】恵~。 【 恵 】んっ…んっ……はぁ……。こんばんは~。 【 恵 】私、恵だけど、ご無沙汰~。 【 恵 】今日は君の彼女借りちゃってごめんね。 【 恵 】ど~しても今日じゃないとダメな用事だったの。 【 恵 】うんうん。そうなの~。あっ、もしかして、お家デートとかする予定だった? 【 恵 】うわ~~、ホントごめん。空気読めてないよね…。 【 恵 】いつかお礼するから、許してくれる? 【 恵 】ありがと~~。 【 恵 】今日は、私が責任持って家に泊めるから、そこは心配しないでね。 【 恵 】も~う、由美っ! 彼氏くんめっちゃ気にしてるよ! 【 恵 】……うわっ! 目を話したらすぐハメてる~。ほら、電話戻って。 【由美】んっ……ふぅ………。恵は相変わらずだろ? 【由美】ああ、彼女が結構粘ってるのが原因でね。 【由美】私の方もまだ中途半端って感じさ。 【由美】はぁ~、恵にも困ったものだ。 【由美】そういえば、 【由美】今日は、君の誕生日だというのに……本当に申し訳ない。 【由美】ん、ありがとう。 【由美】君は優しいな…。 【由美】あぁ、明日は必ず行くから。楽しみに待っててくれ。