プロローグ
あるじ様。お手をどうぞ。
はい。足元に気をつけて、お降りくださいませ。
ここが、旅の目的地の……魔王城がそびえ立つ……
灼熱の大陸、〝メイリード〟……。
海に面した港町だというのに、もう暑さを感じますね。あるじ様。
ひとまず、旅に必要な装備を準備するとしましょう。
数は少ないですが、こちらに店があると聞いております。
はい。わたくしは、このような恰好ですので、大丈夫なのですが……
あるじ様は、もう少し、軽く涼しい装備を身に着けたほうがよいかと思います。
参りましょう♪
そうですね……
魔王城の領域とはいえ、港町には人が多いようです。
海路は、メイリードと他の大陸を結ぶ、唯一の補給路ですから。魔物から防衛するためでしょう。
あと……聞いたところによると、この大陸に出現する魔物から、貴重な素材が取れるようでして。
それを運搬するためにも、船の出入り自体は多いそうなのです。
もちろん、その魔物は強靭(きょうじん)で凶悪なので、入手するのも危険なのですが……。
どのような環境でも、人はたくましく生きていけるものなのですね。ふふ。
……あ。あちらは、勇者候補の方でしょうか?
その他にも……ちらほらと、候補らしき方々が見受けられます。
考えてみれば、当然ですね……。この港町を拠点にしているのでしょう。
……あ。あちらの女性は、わたくしと同じ〝オーリア・ナホ族〟のようです。
…………。
あるじ様? いかがなさいましたか?
……ふふ♪
あるじ様。
他の勇者候補の方たちと、あるじ様はまったく見劣りしておりません。
それは、一番近くで見てきたわたくしが、一番よく分かっております。
あるじ様は……世界一の、勇者候補です♪
自信を持ってくださいませ♪
……ああ。失礼いたしました、あるじ様♪
体をくっつけると、さすがに暑そうですね。
でしたら……
……このように♪
わたくしの体を、魔法でひんやりさせました。
これなら逆に、密着して涼しむことができると思います♪
あとは、周囲に簡易結界を張って……
中で氷の魔法を唱えれば、かなり過ごしやすくなるかと。
魔王城は火山に近く、息もできないほど灼熱だと伝え聞いております。
そんな中でも、あるじ様が普段と変わらない活動ができるように……
わたくし、従者として、今まで以上に快適な環境を作らせていただきます♪
……ですが、あるじ様。
そのためにも、一つお願いがございまして……
また、わたくしのあそこ……
おまんこのご利用を……
たくさん、していただけますでしょうか……♪
はい♪ やはり、魔物も環境も、危険な大陸ですから……
何かあってもすぐ対応できるように、可能な限り魔力の量を増やしたいと考えております。
ですから、よろしければ、今まで以上に……
わたくしのおまんこを……
オナホとして、ご利用いただきたいです♪
わたくしは、〝オーリア・ナホ族〟。
あるじ様の旅と、性欲処理をサポートする、〝オナホ従者〟です。
どうぞ、お気軽に、おまんこをオナホとしてご利用くださいませ♪
…………。
……申し訳ありません。
先ほどの言葉は、ただの口実です……。
いえ、魔力量は多いほうがいい、というのは本当なのですが……
わたくし自身も、愛するあるじ様と、たくさんおまんこしたいですから……♪
この大陸でも変わらず、いっぱい愛していただきたいだけ……です♪
えへへ……♪
あ。あるじ様。
こちらが、話に聞いていた店のようです。
はい♪ 旅に持っていく道具を、精査するといたしましょう♪