コントローラーを買いに
あ。起きました?先輩。
そーです。私のベットです。
手コキで射精したあと、先輩、寝落ちしたんですよ。
あー、一時間くらい……ですかね?
それくらい、眠ってました。
いえ。別に怒ったりとかはしてませんよ。
先輩の寝顔とか見れて、楽しかったですし、
むしろもう少し、眠ってて欲しかったくらいです。
なので良ければこのまま。
私を抱き枕にして二度寝、しちゃってください。
……ふふっ。そうですか。流石にですか。
このはちゃんのこと、構ってくれるんですね。
じゃあ……何しましょうかね。
ゲームでも……しますか?先輩。
はい。ありますよ。ゲーム機。
この部屋のテレビじゃなくて、
リビングのテレビに、つないであります。
しかもソフトも結構……取り揃えてあったり。
私こう見えて、そこそこのゲーマーだったり、するんですよ。
ん。それでは決まりですね。
リビングに行きましょう、先輩。
あー……。でもそういえば、
コントローラー一つしかないんですよね。
かわりばんこにプレイするのは流石あれですし……。
どうしたものでしょうか。
ん。そーですね。
じゃあ電気屋に買いに行きましょう。コントローラー。
あとついでに、夕飯に使うナツメグを買い忘れたので、
スーパーにも寄りますよ。先輩。
ふふっ。そうですよ。夕飯は私の手作りです。
しかも献立は、先輩の大好きなハンバーグ……。
楽しみにしててくださいね。先輩。
……ん?
ええ。知ってますよ、先輩がハンバーグ好きな事。
いつでしたっけ。なんか、部活で超能力実験みたいなことした時、
あったじゃないですか。
あれでお互いの好きな食べ物を当てることになって、その時に知りました。
そう。記憶力良いんですよ。このはちゃんは。
ちなみに私が好きな食べ物はシーザーサラダなので、忘れてたなら覚えといてくださいね、先輩。
ん。それでは行きましょう。
初デート……レッツゴーです。