『ゆるふわ後輩にあーんされる』
;◆SE ドアを開けて、このはが近づいてくる。おぼんに食器が乗っており、それがカタカタと揺れる音
;◆声 ダミーヘッド位置・3(右・近い)
【このは】
「お夕飯、持ってきましたよー、先輩ー」
;◆SE ベッドにお盆を置いたりしつつ側に座る
【このは】
「……その前に……まずちょっと……おでこ、触らせてねー……んーーー…………」
【このは】
「熱は、もう……無いかなー? えへへ。まぁ元々、治りかけだったみたいだけど~」
【このは】
「お腹はすいてる? うんうん、ぁ、そーなんだぁ。じゃあ丁度良いね。
これ……おかゆに、梅干し乗せてるやつ……。風邪引いてる時は、食べやすいからー……」
;◆SE スプーンをおかゆですくって
【このは】
「はぁーーい。先輩。…………あーーーーーーん」
【このは】
「……ん? なーに? えーーっ。恥ずかしいのー? あはは。
散々上野に甘やかされたのに~。あーーんはダメなの? ふふ。変なの~」
【このは】
「うーん。男の子はやっぱー、こーゆーの、恥ずかしーって、なっちゃうのかなー。んー」
;◆声 ささやき
【このは】
「今はー……上野と先輩の2人きりなんだから……、
恥ずかしいとか……ないないしてー……大人しく、あーん。されなさーい♪」
【このは】
「はい。…………あーーーーーーん」
【このは】
「あ。たべた~。昔ね、上野、羊さんの餌やり体験した事あるんだけど、
こんな感じだったかも。にんじんさん持ってるとね、ぐーって引っ張って、かわいいの」
【このは】
「……急がなくて、良いからね~。……ゆーっくり……たくさん……、噛んで、食べてね~。
ふふ……………………おいし?」
【このは】
「えー……? うん。上野が作ったよー。ふふ、おかゆぐらい、誰でも作れるし。
ネットでレシピ検索してー……そのまま作っただけだよぉ~」
【このは】
「……あーー……でも……男の子に、ご飯作ってあげるのは……初めてかも。
えへへ。先輩はー……うれし?」
【このは】
「ぁ。また顔赤くした。くすくす。嬉しいんだぁ~♪ なら上野もうれしー」
;◆声 ささやき
【このは】
「はい……また一口…………あーーーーーーん……………………。ぁ。ちょっと、こぼれちゃったね。
ほら……拭いてあげるから……動いちゃダメだよぉ……。…………えへ」
【このは】
「体……汗、かいちゃってるねー。うーん。お風呂とか……入りたい?
でも、治りかけだからなー。んー。あ、上野がお体、拭いてあげよっか~」
【このは】
「おー。すごい反応。なに? それは、流石にダメ? んー。なんで~。
そういうのは……ただの友達とかが、やらないほうが良い事だから? んー……それってー……」
;◆声 ささやき
【このは】
「男の子の友達と、女の子の友達が、ってこと?」
【このは】
「…………………………」
【このは】
「はい先輩。おかゆ。もう一口。…………あーーーーーーーん」
【このは】
「…………ふふ」
【このは】
「上野はー……あんま、考えないけどなー。男の子とか、女の子とかー……。
ただ……お友達が困ってたらさー……何かしてあげたいなー……って、そーゆー感じだけどー……」
【このは】
「……でも、なんだろ。ちょっと、嬉しかった」
;◆声 ささやき
【このは】
「先輩って……ちゃーんと上野の事……女の子だって、見てるんだ」
【このは】
「えへ。……だって。結構さー。アピールしてるのにさー。
知らないふり、するもん。……まぁー、そーゆーのも結構楽しいは楽しいけどー……」
【このは】
「ごめんね。あは。風邪なのにね。だってほら。今。逃げ場無いから。
格好の的? てゆーやつ? よくわからんけどw」
【このは】
「ふふ。意地悪はー、このぐらいにしとこっかー。
……また今度ねー? って、さっきもそんなこと、いったような」
【このは】
「んー……」
【このは】
「なんかねー……上野も……こういう自分……やだなー……って思うんだけどー……。
先輩……けっこー……女の子のお友達多いでしょー……それ見てると……なんかー……」
;◆声 ささやき
【このは】
「上野だけのものになったらいいのになー。って。時々。思うんだ……」
【このは】
「はい。あーーーーん。……ん。いいこー♪」
【このは】
「今日、お母さんいつ帰ってくるの? あー。そなんだー。
先輩一人にするのは、心配だしー」
【このは】
「あ。なら今日は、上野が泊まってってあげよっかー。
えへー。じゃあコンビニで、色々買ってこないとなー」
【このは】
「えー? ふふ、気にしなくていいよー……」
;◆声 ささやき
【このは】
「病気の間は……まだ、何もしないから。……………………まだ、ね♪」