Track 2

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あきら「はいっ、とゆーことで」 あきら「いただきまーす!」 ともえ「いただきます」 食器の音 ともえ「あきらちゃん、今日は唐揚げなんだ。揚げ物珍しい…」 あきら「そーそー、新入りくんが来るから歓迎したくって…っていうのと、鳥もも肉が安かったから大量買いしちゃってさぁ」 ともえ「このドレッシング、食べたことない味 だな なに?ほうとう?」 (※ オタクネタ ほうとうイエーイ参照) あきら「なんでほうとう?あたしの新作なんだー 梅ドレッシングのアレンジなんだけどさ オリーブオイルと バジルをちょっと使ってみました」 ともえ「さっぱりしてておいしい ドレッシングまで手作りとは、やりますな… やっぱ今日気合入ってるねえ。男がいるから」 あきら「たっ!たまたまだし!てかあんたこそ、なんで化粧してんのよ 今日もう出かける予定ないでしょ」 ともえ「身だしなみですぅ」 あきら「どーだか 意識してんじゃないのぉ?」 ともえ「アイメイクしないと人の顔まともに見れなくって…フヒ」 あきら「もぉ、すっぴんでも可愛いのに…。新入りくんもそう思うでしょ?」 ともえ「答えにくいこと聞かない…っ!もぉ、ごめんね…ぶすって言ってくれていいからね」 あきら「ぶすじゃないでしょともえは…あ、どう?新入りくん。苦手なものとかあったら教えといてね。覚えられるかはわかんないけど」 あきら「あ、美味しい?よかったぁ」 ともえ「はぁ、わたし、ごはん作るの得意じゃないからなぁ このあとに作ると思うとプレッシャー…」 あきら「何言ってんの、ともえのご飯も美味しいじゃん たまにすごいの出てくるけど」 ともえ「あはー… ネットで面白そうなの見るとついね〜…」 あきら「ん?あぁ、ご飯はね んー、一応各自で…ってことにはなってんだけど 同じ家に住んでるんだし、ちゃちゃっと一緒に作っちゃうことが多いかな」 あきら「当番制…ってほど厳密に決まってるわけじゃないけど…だいたい5:5(ごーごー)で作ってるよね?」 ともえ「うん……私がお稽古だったり あきらちゃんが締め切り前だったりすると けっこうごちゃごちゃになるけど…… あんま気にしたことないもんね」 あきら「ま、あたしたち2人ともそんな感じだからさ。あんまり細かいこと言わないし、皆が快適に生活できればオッケー!ってことで!」 ともえ「こまかくルールとかあっても ね あんまり守れないし ふひひ……」 あきら「いやぁ、でもさ、新入りくんがきてくれて、ぶっちゃけ助かるよぉ、女二人暮らしってさ、割と不便じゃん?防犯とか、力仕事とか」 ともえ「荷物運ぶのとか 手伝ってもらおうね ふへへ…」 あきら「勧誘追っ払ってもらったりね!どんどん利用しちゃおー!」 ともえ「ふひひひ…」 あきら「あははっ じょーだんだって あ、そうそう、冷蔵庫に物入れるときは、ちゃんと名前書いてね。マジ私たち、勝手に使っちゃうからさ〜」 ともえ「私のアロエのやつ、あきらちゃんこないだ食べちゃったもんね」 あきら「いやぁ、こないだなんか、ヨーグルト買ったよーな気がしちゃっててさぁ あはは」 ともえ「そりゃあ名前書かなかった私が悪いけどさ…自分が買ったものくらい覚えといてよね」 あきら「それを言ったらともえだって、あたしのプリン食べたじゃん」 ともえ「そーれーはー…、名前書いてないプリンが冷蔵庫に入ってたからぁ…。ふひ、食べてくださいって言ってるようなもんだよ、いろんな意味で」 あきら「どーゆー意味だ……」 ともえ「お兄ちゃん私のプリン食べたでしょっ!て、定番のシチュじゃん」 あきら「どこの世界の定番よ…。ごめんね、新入り君。ともえちょっとアホだからさ」 ともえ「あほだとしても新入り君に謝る必要なくない?」 あきら「いや、特殊なキャラに付き合わせて悪いなと」 ともえ「ぉんぉん?特殊なキャラじゃにゃいし…。オタクあるあるなんだがぁ?」 あきら「あたしはオタクじゃないし。新入り君は?」 ともえ「……マ!?新入り君もオタク君でありますかっ!」 あきら「うわ また急にキャラ変わったな」 椅子を引く音 ともえ「えっ、うれしー!なんだよぉ、オタク君なら先に言えよぅ えっまって 何系?何系?」 あきら「ご飯中に立たない!流石に新入り君も引いてるでしょ!」 ともえ「引いてるの!?引かないよ!!えっまって、えっと、ただの人間には?(ちょっと間)きょーみありません!!アヒョーーッ仲良くなれそうな気がしてきた!」 あきら「あたしのしらない世界を二人で構築すんな!新入り君も!わざわざ付き合ってやる必要ないからね」 ともえ「はっ、そうだよね いやぁ…あはは… 来たのが陽の者だったらどうしようかと思ってたから…フヒ」 あきら「あんたそれでよくルームシェアに乗ったよね…」 (やや時間経過) あきら「ごちそーさまでしたぁ。じゃ、あたしそろそろお風呂入って寝るけど……」 ともえ「あ、おさら、私が洗っとく」 あきら「さんきゅっ。あ、こーゆー片付けとかも、こー、雑に決めてんだ。へへっ」 ともえ「お風呂も順番決まってないし、すきな時に使ってね」 あきら「そゆこと。ふふ いくらあたしが可愛いからって覗くんじゃないぞぉ?」 ともえ「ぶっ! あきらちゃん、失礼なこと言わない…… それに、フヒ、あきらちゃんのひんぬーなんて誰も見たくないよ……」 あきら「はぁ? 全国の貧乳に謝れっての あんたの乳がデカすぎるんだよっ このぉ! 揉みしだいてやるぅ! 垂れろ! 垂れろ!」 ともえ「そんな古典的な百合展開で喘ぐほどベタじゃないデスね いいからお風呂入っておいでよ」 あきら「なぁんかムカつくなぁ あんた いくら新入りクンがタイプだからってぇ、こっそり口説いたりしちゃダメだからね!」 ともえ「ないない…… あっ 今のはそういう意味じゃ」 あきら「ふっふー ともえのほうが失礼じゃんばぁーか!」 ともえ「えーとあの、いまのは新入り君が男性として魅力がないと言う意図はなかったものでして…アェ…」 あきら「あははは そうなんだって、ゆるしてやって!それじゃ、おやすみぃ」 ともえ「んしょ 私もおさらあらったら部屋戻って 台本……ふわああ もう少し読み込もうかな……」 ともえ「ん あ 大丈夫 ほんと、ここ私がやります 新入り君さんは、ゆっくりしてください さすがに初日だし ふへ」 ともえ「あきらちゃんのあとにお風呂入ったら…もう寝ますよね うん それじゃ…… わたしは夜行性なので へへ はい おやすみなさい」