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『文香と屋上でお昼ご飯を食べるあなた』

;※▼はハートの意味、語尾を甘くしてください。 ;※ボイス位置が書いていない台詞は、前の指示と同じです。 ;タイトルコール ;本編スタート。このトラックは「あなた」視点です。学園の屋上、ベンチに座って、文香とお弁当を食べているシーン。 ;ボイス位置:3 隣に座って、普通に会話 【文香】 「兄さん。今日のお弁当は、いかがです?」 【文香】 「いつもと少し味付けを変えてみたんです。ふふ、どこが変わっているか、当ててみてください♪」 【文香】 「……むぅ。いつもおいしいよ、って。兄さんはそればっかりです」 【文香】 「もうちょっと感謝してくれても良いと思いますよ? これでも私、け、けっこうモテるんですからね?」 【文香】 「あー。疑ってますか? 嘘じゃないですよ。今日もクラスの男の子に、お昼を誘われたんですから」 【文香】 「他にも休日に遊びに行こうとか、映画を一緒にいかがですか~、とか。モテるんです私。モテモテです」 【文香】 「でも私はしっかり者の妹ですから。兄さんと予定があります、っていつも断ってるんですよ?」 ;ボイス位置:2 隣に座ったまま、顔を覗き込むようにして普通に会話 【文香】 「あれあれ? 兄さん、夢中でお弁当食べだしましたね。ぁ、ほっぺが赤いような? あん、顔、逸らさないでくださいよ~っ」 【文香】 「……って、兄さん? ほっぺにごはんつぶ、ついてますよ」 【文香】 「動かないでくださいね? んぅ……はい。とれました。はむ(ご飯粒を食べる)」 ;ボイス位置:3 隣に座って、普通に会話 【文香】 「えー。別にいいじゃないですか。兄妹なんですから。ほっぺのご飯粒食べたくらいで噂なんてされませんってば」 【文香】 「はーい。味わって食べてくださいね」 ;SE:箸が弁当箱を叩く音、そよ風の音など(間がもてばOKです) 【文香】 「あ、食べ終わりましたか? はい、お粗末さまでした。お弁当箱、貸してください。一緒に洗っちゃいますから」 【文香】 「んー。それにしても、今日は本当にいい天気です」 【文香】 「兄さん。午後の授業まで少し、間がありますけれど。よろしければ、少しお昼寝なんていかがです?」 ;SE:膝をポンポンとたたく音 【文香】 「ほら、ここ。私のお膝の上、空いてますよ?」 【文香】 「お家で耳かきしてあげてる時とおんなじポーズじゃないですか? ほら。屋上には今、だーれもいませんし。いいじゃないですか」 ;SE:文香の膝に寝転がるもぞもぞ音(右耳が下です) ;SE:頭(髪)を撫でる音 ;ボイス位置:7 膝枕した状態で、耳の真上から話しかける 【文香】 「ふふ。食べてすぐ横になって、眠くなっちゃいました?」 【文香】 「午後の授業もありますし……すこーしだけ、目をつむったらどうでしょう」 【文香】 「私はぜんぜん構いませんよ? お世話を焼くの、好きですから。あれです。尽くし系……とかいうやつ、です。ふふ」 【文香】 「ちゃーんと授業に間に合うタイミングで起こしてあげますから。はい。ゆーっくり、お昼寝してください?」 ;SE:そよ風の音など(兄が眠りに落ちるまで、しばらく時間を取ってください) 【文香】 「(小声で、独り言)兄さーん? 寝ちゃったみたい、ですね」 【文香】 「……今日は冷凍食品じゃなくて、ほとんど手作りだったんですよー、なんて。あはは、ちょっとアプローチが分かりづらかった、でしょうか……」 【文香】 「前髪もちょっとだけ切って、雰囲気変えたし……お友達にもらった香水も、つけてみたけど……はあ。やっぱり私、妹としか見られてないのかも……」 ;SE:そよ風の音 ;SE:文香のスマホが振動する音 【文香】 「あっ、ごめんなさい。私のスマホです……起こしてしまいましたか? あ、そのままでいいですよ。ちょっと確認だけ……」 ;SE:スマホをスカートポケットから取り出す布ずれ音、フリック操作する音など 【文香】 「(小声で、独り言)ん? 誰でしょう、このアカウント、知らない人……あ、えっ?」 【文香】 「(小声で、独り言)な、なに、この動画……」 【文香】 「えっ!? い、いえ! なんでもありませんっ。は、はい。お友達から、ちょっと、その、ね、ネタ? っていうか、変な動画、送られてきて……反応に困ってた、だけです」 【文香】 「あ、あの、兄さん? そ、そろそろ起きましょう。授業に遅刻したら大変です。はい、何事も、余裕をもって行動しないと、ダメですからっ……」 ;SE:膝枕状態から、兄が体を起こすもぞもぞ音 ;ボイス位置:3 隣に座って、普通に会話 【文香】 「はい。あ、あの……兄さん? 今日の予定……なんですけど」 【文香】 「アルバイトの日で遅くなる……ですか。そう、ですか。帰りが、遅い……」 【文香】 「わ、わかりました。では夕飯は遅めの時間に合うよう、用意、しておきますね。あ、あはは、ははっ……」

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