Track 4

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もう手袋はいらないから、外すわ。 私が手で行う罰は終わったから。 またその眼。怯えてるのね。それはそれは怖いでしょうね。 身体の一部を失うのだから。罪の代償にしては軽いくらいよ。 でも怖い気持ちはお察しするわ。 以前はね、手で握りつぶしていたの…。というか押し潰していたのかな。 そう、金玉をね。 でも体液の飛沫がわたしに飛んでくるのが不愉快で、止めたの。 私だってそんなに握力があるわけじゃないし。 処刑人の中には道具を使って潰す人も居るみたいだけど、わたしはできるだけ処刑は生身の人間の力で行うべきだと思うの。 だから、踏むわ。 靴は履いているけど、ごめんなさいね。 脚が汚れると家で心配されてしまうから。 それに裸足で踏むより靴で踏む方がきれいに潰れる気がするの。 体液が飛ぶのは仕方がないから、こうしてラップなんかをかけてるの。 ちょっと失礼…これでいいわね。 それじゃ、あなたが痛みを知る心を永遠に忘れないように。 ゆっくりと体重を載せていくわ…。 お別れしてね、あなたの睾丸に。 そう…もうすぐあなたの一部で無くなるこの部分に。 わたしの靴の下で無様に潰されていくの…。 あなたが行った罪はこんなにも重くて、深いのよ。 睾丸が靴の下で圧し潰されて今にも…破裂しそうになっているわね。 平べったくパンパンに張りだして靴の下から鬱血した睾丸の皮膚が見えるわ。 痛いかしら。もうなにも、考えられないわよね。 そうでしょう?痛みより絶望が頭の中を支配しているでしょうね。 あなたをこの苦しみから救う人は現れないわ。 ただ時が過ぎて終わるのを待つだけ。 靴の下で睾丸が潰れるのを、今か今かと待つだけなの。 あなたに辱められた女性も、きっとそんな絶望の中で終わりを待ったのだわ。 どんなに無念だったことでしょうね、蹂躙される苦しさ少しは理解できたかしら。 大きな声を出してもいいわよ、どうせ誰にも聞こえやしないけど。 さるぐつわをはずしてあげましょう。 最後なんだもの、大きな声でお別れを言うといいわ。 お別れはすんだ?そう、それならこれで終わり、あなたはおうちに帰れる。 でも反省の日々はこれから始まるの…。それを忘れないで。 処刑人としてあなたに少しでも良心があることを期待しているわ。 それじゃ…ごきげんよう。

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