Track 1

オープニング~センパイ、ちょっといいですか?

;SE:部活の音など放課後の風景 //立ち位置:1・正面で普通に会話 【神奈】 「あ、センパイ。ちょうど良いところに。少し相談したいことがあるんですけど、この後時間ありますか?」 【神奈】 「大丈夫? ふふっ、ありがとうございます♪」 【神奈】 「それじゃあセンパイ、早速行きましょう!」 【神奈】 「どこへ、ですか? そんなの決まってます――」 //立ち位置:3・右耳元で囁く 【神奈】 「二人きりになれる場所ですよ……♪」 //間 ;SE:廊下を歩く音 ;SE:ガラガラと引き戸を開く音 //立ち位置:1・正面で普通に会話 【神奈】 「いらっしゃいませセンパイ、ようこそ演劇部へ♪」 【神奈】 「他の部員? 今日は部活が休みなので誰も居ませんよ」 【神奈】 「はいそうです、私とセンパイの二人きりですよ。ふふ、ドキドキしちゃいますね♪」 【神奈】 「それで相談は何か、ですか? センパイってばせっかちですね……まあいいですけど」 【神奈】 「ええっとですね……センパイは鴨の水かきってことわざ知ってます?」 【神奈】 「見えないところで努力しているってやつです」 【神奈】 「つまり私が鴨で、センパイには水かきを手伝って欲しいんですよ」 【神奈】 「……訳が分からないって顔してますね」 【神奈】 「ええっと……実は次の舞台で私、結構良い役をもらったんです。でもなかなかしっくり来なくて……」 【神奈】 「だからセンパイに練習を手伝って欲しいんです。こんなことを頼めるの、センパイしかいなくて……」 【神奈】 「他の部員に頼めばいい? みんなも舞台の準備で忙しいので……その点センパイは帰宅部なので暇かなぁと」 【神奈】 「あの……ダメ、ですか……?」 【神奈】 「大丈夫? 本当ですか! ふふ、ありがとうございます♪」 【神奈】 「そうと決まれば早速始めましょう! 下校時間までそんなに時間ありませんしね」 【神奈】 「それじゃあ……え? 台本を見せてほしい? 何でですか?」 【神奈】 「演技の練習なら内容を把握したい……ああ、なるほど。確かにそうですね」 【神奈】 「でも大丈夫です、読み合わせはちゃんと他の部員とやりますので」 【神奈】 「じゃあ何をするのかですか? ふふふ、センパイには私のキャラ作りを手伝って欲しいんです」 【神奈】 「どういうことするのか気になります? それはですねぇ……」 //立ち位置:3・右耳元で囁く・甘えてる感じ 【神奈】 「こういうことですよぉ♪」 ;SE:ドサッと押し倒す音