Track 10

Previous Track Back

『寝かしつけ』

;◆ダミーヘッド位置・1(正面・近い) ;◆SE 布団が擦れる音 【もえ】 「お隣、失礼します…………」 ;◆ダミーヘッド位置・3(右・近い) 【もえ】 「…………………………」 【もえ】 「うあ。ちかい」 【もえ】 「………………ぅ」 【もえ】 「……これは。不純なやつじゃ、ないから。ただの寝かしつけ。だから。  癒やし部の……伝統的なね? あのー……ルールに基づいた…………やつ…………」 【もえ】 「………………」 【もえ】 「ごめんなさい。……嘘……つきました…………」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「ただ……私がやりたい、だけのやつです。  ……私が……あなたの隣で……眠りたかった……だけ、です…………不純な女だって言うなら……怒って……良いよ?」 【もえ】 「…………怒らないの? …………な、なに笑ってるんですか」 【もえ】 「も、もう。知らないんだから。ほら……もう寝ますよ。……目、閉じて……。  頭なでなでしててあげるから…………力抜いて……? …………おやすみ」 【もえ】 「(寝かしつけている呼吸。なでなでしながらリスナーを見つめている)」 【もえ】 「……あなたの寝顔……見てると……力、抜けちゃう感じです。  ふふ。とろーんしてて……柔らかそうで……ずーっと、眺めていられちゃうな……」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「いいこ……いいこ……。良い子は……きもちよーく……おねんね、するんですよ……」 【もえ】 「(寝かしつけている呼吸。愛でるような呼吸)」 【もえ】 「……あ。今日……うちに泊まったこと……絶対、他の皆には……ナイショだから。  え? 何でかって? …………それはぁ」 【もえ】 「……癒やし部の子たちに……男の子を部屋に泊めるなんて不純だ。って。  散々お説教かましたから…………」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「だから……この夜は……私とあなただけ、2人だけの秘密です……。  誰かに言ったりしたら……イヤなんですからね……」 【もえ】 「(寝かしつけている呼吸。ドキドキしながら、顔を見つめている)」 【もえ】 「……まだ……眠れない? …………ん。少し……緊張してるんですかね?  あ、あはは……実は……私がそうだから。…………ドキドキ、止まらないから。だから……」 【もえ】 「お手々……つなご……? ぎゅーって……して……? そしたら……きっと、安心できるから。  ……………………ぎゅ」 【もえ】 「(寝かしつけている呼吸。だんだんと眠くなってきている)」 【もえ】 「……ん。ぁは……だめかも……キミの手、大きくて……暖かくて……、  安心、しちゃって…………ふわぁあ…………少し、眠くなってきちゃう」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「このまま……あなたの隣で、眠っちゃっても良いですか……?  ん……ありがと……。寝相、悪かったりしたら……ごめんね……」 【もえ】 「(寝かしつけている呼吸。段々と、寝息混じりになり始める)」 【もえ】 「……私ね……本当は、…………ふわぁ…………ずっとね……。  女の子と……男の子がさ……仲良くして……なに? …………恋、みたいなこと。するのね。  あんまり……何だか……分からなくて……どうしてそんな……いけないこと、するのかなって……思ってて……。  でも…………なんだか…………最近は…………ん。…………そんなに……いけなくも…………ないのかな……っていうか…………」 【もえ】 「………………しょうがないのかな……って」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「だって……したくなっちゃうもん……。好きな人とさ……ふわぁ……手、繋いだり……ハグしたり……キスしたり……、  やりたくなるもん。好きな人の顔見たら……胸のドキドキ止まらなくて…………触りたく、なっちゃうもん……。  だから…………最近は……もっと……優しくならないとな……って、思うんです。………………少しだけ、ね?」 【もえ】 「ふわぁ…………ホント……もう……眠い……目、開けてられない…………」 【もえ】 「(寝息)」 【もえ】 「…………おやすみ……なさい……」 【もえ】 「(寝息。長めにお願いします)」

Previous Track Back