『寝かしつけ』
;◆ダミーヘッド位置・1(正面・近い)
;◆SE 布団が擦れる音
【もえ】
「お隣、失礼します…………」
;◆ダミーヘッド位置・3(右・近い)
【もえ】
「…………………………」
【もえ】
「うあ。ちかい」
【もえ】
「………………ぅ」
【もえ】
「……これは。不純なやつじゃ、ないから。ただの寝かしつけ。だから。
癒やし部の……伝統的なね? あのー……ルールに基づいた…………やつ…………」
【もえ】
「………………」
【もえ】
「ごめんなさい。……嘘……つきました…………」
;◆声 ささやき
【もえ】
「ただ……私がやりたい、だけのやつです。
……私が……あなたの隣で……眠りたかった……だけ、です…………不純な女だって言うなら……怒って……良いよ?」
【もえ】
「…………怒らないの? …………な、なに笑ってるんですか」
【もえ】
「も、もう。知らないんだから。ほら……もう寝ますよ。……目、閉じて……。
頭なでなでしててあげるから…………力抜いて……? …………おやすみ」
【もえ】
「(寝かしつけている呼吸。なでなでしながらリスナーを見つめている)」
【もえ】
「……あなたの寝顔……見てると……力、抜けちゃう感じです。
ふふ。とろーんしてて……柔らかそうで……ずーっと、眺めていられちゃうな……」
;◆声 ささやき
【もえ】
「いいこ……いいこ……。良い子は……きもちよーく……おねんね、するんですよ……」
【もえ】
「(寝かしつけている呼吸。愛でるような呼吸)」
【もえ】
「……あ。今日……うちに泊まったこと……絶対、他の皆には……ナイショだから。
え? 何でかって? …………それはぁ」
【もえ】
「……癒やし部の子たちに……男の子を部屋に泊めるなんて不純だ。って。
散々お説教かましたから…………」
;◆声 ささやき
【もえ】
「だから……この夜は……私とあなただけ、2人だけの秘密です……。
誰かに言ったりしたら……イヤなんですからね……」
【もえ】
「(寝かしつけている呼吸。ドキドキしながら、顔を見つめている)」
【もえ】
「……まだ……眠れない? …………ん。少し……緊張してるんですかね?
あ、あはは……実は……私がそうだから。…………ドキドキ、止まらないから。だから……」
【もえ】
「お手々……つなご……? ぎゅーって……して……? そしたら……きっと、安心できるから。
……………………ぎゅ」
【もえ】
「(寝かしつけている呼吸。だんだんと眠くなってきている)」
【もえ】
「……ん。ぁは……だめかも……キミの手、大きくて……暖かくて……、
安心、しちゃって…………ふわぁあ…………少し、眠くなってきちゃう」
;◆声 ささやき
【もえ】
「このまま……あなたの隣で、眠っちゃっても良いですか……?
ん……ありがと……。寝相、悪かったりしたら……ごめんね……」
【もえ】
「(寝かしつけている呼吸。段々と、寝息混じりになり始める)」
【もえ】
「……私ね……本当は、…………ふわぁ…………ずっとね……。
女の子と……男の子がさ……仲良くして……なに? …………恋、みたいなこと。するのね。
あんまり……何だか……分からなくて……どうしてそんな……いけないこと、するのかなって……思ってて……。
でも…………なんだか…………最近は…………ん。…………そんなに……いけなくも…………ないのかな……っていうか…………」
【もえ】
「………………しょうがないのかな……って」
;◆声 ささやき
【もえ】
「だって……したくなっちゃうもん……。好きな人とさ……ふわぁ……手、繋いだり……ハグしたり……キスしたり……、
やりたくなるもん。好きな人の顔見たら……胸のドキドキ止まらなくて…………触りたく、なっちゃうもん……。
だから…………最近は……もっと……優しくならないとな……って、思うんです。………………少しだけ、ね?」
【もえ】
「ふわぁ…………ホント……もう……眠い……目、開けてられない…………」
【もえ】
「(寝息)」
【もえ】
「…………おやすみ……なさい……」
【もえ】
「(寝息。長めにお願いします)」